レトロな町並み53−高松


 香川県の県庁所在地である高松市は、瀬戸内海の港町であり、高松藩・高松城を中心とする城下町として発展してきました。人口約42万の都市で四国の経済の中心と言われています。かつて本州との宇高連絡船が就航し、四国の玄関口として、国の出先機関や企業の支社支店が置かれました。

高松駅   琴電高松築港駅 栗林公園   
栗林公園   玉藻公園(高松城址)  
玉藻公園(高松城址)  披雲閣

【高松城址】
 高松城は、別名「玉藻城」と呼ばれていますが、万葉集で柿本人麻呂が「玉藻よし」と詠んだことに因み、高松城周辺の海域が玉藻の浦と呼ばれていたことに由来するとされています。
 高松城は1587年に生駒氏によって築かれたと言われています。その後、松平氏によって改修されたと言われています。海に近く、城壁が瀬戸内海に面し、海城として知られていました。明治初期の廃城後、天守閣は廃棄されましたが、三重櫓や門など一部の建物と一部の石垣、堀が現存し、城跡は「玉藻公園」として公開されています。
三の丸には、披雲閣と呼ばれる書院風建物があり、一旦老朽化により取り壊されましたが、その後、規模を集約して大正時代に再建し、国の重要文化財に指定されています。

【栗林公園】
 16世紀末頃、豪族佐藤氏の別邸として造られ、その後高松城を築城した生駒氏によって整備されたと言われています。生駒氏の改易の後、高松松平家に引き継がれ、別邸として使用されたと言われています。その後、県立公園になり一般に公開されています。紫雲山を借景として6つの池と13の築山を配した大名庭園になっています。
 ちょうど紅葉が見ごろの時期となり、色づいた山々や木々を見ながら園内を散策しました。

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