レトロな町並み4/食事処10−両国(両国国技館・大相撲観戦・ちゃんこ)



 
  両国国技館 連日満員御礼の館内 
横綱土俵入り   若手台頭力士の取り組み 大関対決


[2015年6月更新][NEW]
 約2年半ぶりに、両国国技館を訪れました。若手力士の台頭等により、大相撲人気が回復しているようで、平日も含めてチケットは完売、平日でも連日満員御礼の状況が続いています。特に目立つのは、テレビでも報道されているとおり、外国人や若手女性客の増加です。欧州や南米出身力士の活躍もあり、欧米系の観客が多数おられます。また、女性の歓声、応援も響きます。若い女性グループも多く見られます。
 手軽に1名から予約できる、2階のいす席(B席)で観戦したこともあり、近くには1名でご観戦の欧米の方々が複数名おられ、熱心に観戦されていました。団体客、グループ客、家族連れ、カップル、おひとり様等、実に様々な方々、国籍、性別、年代を問わず、相撲人気の高まりを感じました。

 ちなみに2階席(いす席)は、1列目〜6列目がA席、7列目〜11列目がB席、12〜13列目がC席、14列目が自由席(朝8時から販売。早朝から行列ができ、8時以降すぐに完売することが多い)となっています。A席は1階マスC席とほぼ同価格でいすにドリンクホルダーが付いていますが、比較的安価で指定も取りやすいB席が狙い目です。


千秋楽の協会ご挨拶 大関対決 結び横綱大関対決
表彰式(優勝旗・総理大臣杯) 割烹 吉葉

【2012年9月更新】
 秋場所の千秋楽、両国国技館で優勝のかかる横綱大関対決や表彰式を見た後、国技館から両国駅と反対方向へ徒歩約10分、
「割烹 吉葉」でちゃんこ料理のコースを楽しみました。このお店は昭和20年代に活躍した元横綱吉葉山が引退後、吉葉山道場を設立し、その後宮城野部屋を創設して親方として力士を育成した場所にあり、その土俵や建物が引き継がれていると言われています。(横綱白鵬の所属する現在の宮城野部屋は別の場所にあります)往年の吉葉山道場/宮城野部屋の土俵・稽古場の雰囲気をそのまま残した店内には、中央に土俵があり、その周りを囲む形で座敷、椅子、土俵下の客席があります。新鮮でボリューム満点の刺身、あっさりした味わいのちゃんこ鍋を楽しみながら、土俵上での相撲甚句を聴くことができました。千秋楽の白熱した大相撲と、その余韻を味わいながら昔ながらのお店でいただくちゃんこ料理は、何とも言えない味わいがあります。
店内では、千秋楽の大相撲を観戦した帰りに立ち寄られた某元横綱の姿も見かけました。

両国駅 東京スカイツリーと国技館 千秋楽の協会ご挨拶 満員御礼の館内
大関対決 三役揃い踏み 表彰式

【2012年5月更新】
 毎年訪れている両国国技館の大相撲ですが、ようやく落ち着きを取り戻し、土俵も往年の姿に戻りつつあるように思われます。夏場所の千秋楽
を4人マスB席で観戦しました。様々な問題を踏まえてか館内入場口の入場チェックが厳格になり、マス席のチケットを持っていないと,1階席には入場できなくなりました。千秋楽の土俵は、優勝決定戦で盛り上がり、十分に楽しむことができました。大相撲の後には、両国駅前のちゃんこ料理店でちゃんこを味わいました。窓から丁度優勝力士のパレードを見ることができました。

 かつてのターミナル駅である、レトロな両国駅からは、国技館と東京スカイツリーを同時に望むことができました。東京スカイツリーのオープンで多くの観光客が訪れる、墨田区エリアには新旧の魅力的なスポットがあり、一度訪ねてみてはいかがでしょうか。

技量審査場所

千秋楽の協会ご挨拶 幕内土俵入り
横綱土俵入り 千秋楽結びの一番 表彰式

【2011年5月更新】
 様々な問題で揺れた相撲界ですが、5月に無料公開された技量審査場所の千秋楽に、久しぶりに国技館を訪れました。1階正面の3人マス席で幕下・十両・幕内の取り組みを約4時間見学しました。国技館前に力士のぼりがないこと、相撲茶屋が閉店していること、お土産や酒類を販売していないこと等の違いはありましたが、本場所同様の雰囲気で、大相撲を楽しむことができました。震災後の状況、無料公開という背景からか、例年に比べて外国人客が少なく、接待の会社関係者が少なく、家族連れが多い等の印象を受けました。色々問題になったことで関心が高まり、大相撲がより身近な存在になったのではないかと感じました。力士への声援は非常に大きく、大相撲の再興へ多くの人たちが期待していることを肌で感じました。

両国国技館ののぼり

幕の内土俵入り 満員御礼の館内

 両国は、東京の墨田区にあり、隅田川沿いの相撲の街として知られています。両国国技館を中心に、数多くの相撲部屋、ちゃんこ屋さんや江戸情緒漂う街並みが残っています。また、「江戸東京博物館」「旧安田庭園」「相撲写真資料館」「旧吉良邸跡」等の見所もあります。1月・5月・9月には両国国技館で大相撲の本場所が開催されます。色とりどりののぼりが掲げられ、国技館へ通う力士の姿も多く見受けられ、辺りは一層江戸情緒満点になります。(年6回の本場所のうち、1月・5月・9月場所が東京、3月が大阪、7月が名古屋、11月が福岡で開催されており、各々15日間の熱戦が繰り広げられます。)
 東京場所の14日目(土曜日)に、両国国技館を訪れました。以前椅子席で3回ほど観戦したことがありましたが、初めてマス席(マスB席)で観戦しました。席は、土俵に近いところから、たまり席、マス席、椅子席があり、最近は2人マス席(元々は4人席しかなかった)も設置され、チケットもより求めやすい価格になっています。国技館での観戦は、テレビではわからない奥行きと臨場感、土俵と観客との一体感が感じられ、とても迫力がありました。勝負前後の力士が花道だけでなく、館内通路を普通に歩いているのも、大変魅力的です。また、館内売店では弁当や土産品が沢山販売されています。幕の内弁当も人気力士が監修したオリジナルなメニューが増え、味わいがあり、早速購入して楽しんでみました。
 観戦の途中で、国技館1階にある相撲博物館に立ち寄ってみました。こじんまりした展示室には、往年の横綱の化粧回しや写真等、大相撲の歴史に触れることができる資料が展示されており、興味深く見学しました。

 大相撲には、土俵入り、化粧回し、呼び出し、行司、相撲甚句等、日本の伝統文化としての深い味わいがあります。連日満員御礼の若貴時代をピークに、最近は人気低迷で客入りも少なくなっていることがマスコミ報道されていますが、その分、日本の伝統文化に容易にアクセスできるようになったと言えます。また、テレビ放送が始まる前の幕下以下取り組みでは、観客もまばらですが、将来の関取を目指し一生懸命取り組む力士の姿を見るのも感動的です。今回は午後の幕下上位の取り組みから観戦しましたが、一番下の序の口取り組みは朝からやっていますので、一日ゆっくり観戦するのも面白いと考えます。最近はチケットも手に入りやすく、週末日程でも前日/当日で買えるようですので、生きた日本文化を楽しんでみてはいかがでしょうか。

両国国技館:JR総武線・両国駅から徒歩すぐ

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