レトロな町並み22/食事処8−佐原



 千葉県香取市の佐原を訪ねました。佐原は、江戸時代に水運で栄えた町で、江戸の文化を独自の文化として取り入れたと言われています。小野川沿いに昔ながらの町並みが残され、関東地方で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されたと言われています。古い町並みの商店が現在もそのまま営業し、生きた町並みとも言われています。
 JR総武本線・成田線で千葉乗換えで東京から約1時間40分、JR佐原駅から徒歩10分ほどで小野川沿いの古い町並みに辿りつきます。伊能忠敬旧宅や中村屋商店等の古い建物が川沿いに並んでいます。江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気になります。美しく情緒溢れる町並みです。

佐原の町並みと小野川 中村屋商店
伊能忠敬記念館 伊能忠敬旧宅
伊能忠敬旧宅
小堀屋本店 小堀屋別館 黒切り蕎麦

【伊能忠敬旧居】
 伊能忠敬が約30年過ごした母屋と店舗が保存されています。伊能家の養子となり、醸酒業ならびに米穀薪炭販売を営み、50歳で隠居してから、天文学や地理学を学び、大日本沿海輿地図を完成させたと言われています。1793年に伊能忠敬自身が設計した母屋の中には、当時のままの書院が残されています。

【中村屋商店】
 明治時代から荒物・雑貨・畳等を扱ってきた商店で、小野川と街道の交差する角にあります。店舗は安政年間(1855年)の建築と言われています。

【小堀屋本店・別館】
 昼食は、街道沿いの小堀屋別館で、黒切りそばをいただきました。別館の建物は、旧千葉合同銀行佐原支店として使われた昭和初期のもので、重厚な洋風建築、高い天井の開放感ある店内でゆっくり食事を楽しみました。なお、すぐ近くにある小堀屋本店は、明治25年に建てられた和風建築で、こちらでも食事ができるようです。なお、黒切りそばは、日高昆布を加工して黒い色を出したそばで、とてもさっぱりしてヘルシーな感じがします。

→レトロな列車旅・町並み・食事処 INDEXへ

→信州の温泉案内/レトロ旅行倶楽部トップページへ戻る

→レトロな日本旅館のある温泉 INDEXへ