レトロな町並み10−札幌
[2024年2月更新]
雪祭り開催の前週後半に再び札幌を訪ねました。雪祭り直前時期の札幌訪問は11年ぶりです。天気予報は雪でしたが、幸い好天に恵まれ、大通公園会場を散策しました。テレビ塔前と西9丁目の市民雪像コーナーでは、市民の方々が雪像を造っていました。また、メイン会場の大雪像、中雪像のコーナーでは、自衛隊の方々や関係者が雪像の仕上げをしている光景が見られました。
また、すすきのから大通公園周辺を散策しました。すすきのから狸小路や大通を結ぶメインストリートは、2015年12月に札幌市電が西4丁目〜狸小路〜すすきの間延長し、環状化しており、歩道側を路面電車が走る独特の光景でした。
大通公園市民雪像 | 西9丁目市民雪像 | |||||
大通公園雪祭り会場 | ||||||
大通公園雪祭り会場 | 藻岩山スキー場 | |||||
時計台 | 札幌市電すすきの | 札幌市電(狸小路) |
約7年ぶりに札幌を訪ねました。旧北海道庁本庁舎は改装工事中で見学できませんでしたが、時計台、大通公園、札幌市資料館、知事公館、永山邸、サッポロファクトリー、中島公園と豊平館、北海道大学を散策しました。いずれの場所も紅葉が見頃で、色づいた美しい景観を楽しみながら散策できました。
時計台 | テレビ塔 | 札幌市資料館 | 知事公館 | ||||
旧永山武四郎邸・旧三菱鉱業寮 | 札幌ファクトリー | 豊平館 | |||||
豊平館 | 中島公園 | 北海道大学 |
【知事公館】
大通公園の西端、札幌市資料館から北西へ徒歩数分のところに知事公館があります。春から秋の平日公会されているということで、初めて訪れ、散策しました。昭和11年(1936年)に三井別邸新館として建てられ、戦後北海道の所有になり、知事公館として会議や公務に使用されています。英国テューダー様式の三角屋根の建物です。11月初旬の紅葉の時期とあって、公館の周囲の庭園は見事に色づいていました。殆ど観光客はおらず、静かに散策できる穴場スポットです。
【旧永山武四郎邸・旧三菱鉱業寮】
地下鉄東西線バスセンター前駅から北へ徒歩10分、サッポロファクトリーの隣に旧永山武四郎邸・旧三菱鉱業寮があります。前回7年前訪れた際は改装工事中で見学できませんでしたが、今回初めて内部も見学しました。
旧永山武四郎邸は、明治時代前半、屯田事務局長の永山武四郎が私邸として建築し、その後、三菱合資会社が永山邸の土地・建物を買収、昭和初期に三菱鉱業寮部分を増築しました。明治初期・昭和初期の時代様式が共存している点で建築的価値が高いと言われています。建物内部は和洋折衷の趣ある部屋が続いています。2階部分は貸室としてイベント等でも利用されています。
【2017年6月更新】
2年連続で札幌市内を訪れました。
旧永山武四郎邸 | 豊平館 | ||||
札幌市電 | 札幌市資料館 | 大通公園 | 時計台 | 札幌ファクトリー | |
旧北海道庁本庁舎 |
【旧永山武四郎邸】
第2代北海道庁長官である永山武四郎氏の私邸として、明治10年代前半に建てられたと言われています。和洋折衷の木造住宅で、北海道の有形文化財に指定されています。内部が丁度改装中のため、見学できませんでしたが、外部から往年の姿を偲びました。
【豊平館】
中島公園にある豊平館を約20年ぶりに訪れました。2年前から内部の公開がされているとのことで、ボランティアのガイド様に館内を案内していただきました。1階の客室、2階のホールと明治天皇ご滞在の客室等を見学しました。
【札幌ファクトリー】
サッポロビールのルーツである「開拓使麦酒醸造所」が1876年に造られたに場所にサッポロビールの札幌第一工場」が造られ、ビールの生産を行っていたと言われています。1989年にサッポロビールの工場が恵庭市に移転され、札幌第一工場は閉鎖され、遺構などを残して再開発され、1993年に「サッポロファクトリー」として開業したとのことです。
永山武四郎邸のすぐ隣に位置しています。
【札幌市資料館】
大通公園の西の端にあります。1926年に札幌控訴院として建て られた歴史的建造物で、国の登録有形文化財に指定されています。「刑事法廷展示室」「まちの歴史展示室」「おおば比呂司記念室」等の展示室があります。
その他、雪の大通公園、北海道庁旧本庁舎、時計台等も散策しました。
【2016年9月更新】
約3年半ぶりに札幌市内を訪れました。札幌市電が延伸して環状運転が開始され、狸小路に電停ができる等の変化がありました。
清華亭 | 大通公園 | 時計台 | 狸小路ライオン | ||
札幌市電 | 元祖ラーメン横丁 | ||||
札幌グランドホテル | 北海道庁旧本庁舎 |
【清華亭】
1880年に明治天皇の北海道行幸の際に、休憩所として建てられたと言われ、札幌市の有形文化財に指定されています。札幌駅の北口の北海道大学に近いエリアにあり、緑に囲まれた庭園の中にあります。洋風建築ですが、和室もあり、和洋折衷の美しい建物、館内は往年の姿をそのまま残しています。
【狸小路】
大通公園とすすきのの中間に位置し、札幌駅前通りから東西に約1qにわたり続く、昔ながらの商店街です。アーケードが続き、飲食店や商店、土産物屋が並ぶ雰囲気は、古き良き時代の商店街の雰囲気です。2015年には、札幌市電の西4丁目とすすきのの間がつながり、札幌駅前通りに沿って市電が循環するようになりました。これに伴い、狸小路停留場が新設されたようです。3年ぶりに訪れたところ、狸小路の中央の札幌駅前通りの両歩道側を市電が走る姿を見るようになり、昔ながらの商店街と路面電車がマッチして、なかなか良い雰囲気に感じました。
この狸小路にある、1914年(大正3年)創業の北海道最古のビヤホール、ライオン狸小路店に立ち寄り、北海道の味覚と昔ながらのビールを味わいました。
【ラーメン横丁】
1951年に前身ができたと言われる、ラーメン店の並ぶ歴史ある路地です。元祖ラーメン横丁と言われますが、その後、別の場所に新ラーメン横丁もできています。元祖ラーメン横丁の中の店で、美味しい味噌バターコーンラーメンをいただきました。
【2013年2月更新】
雪祭り直前の週末に再び札幌を訪れました。寒い今冬の中で珍しく、好天でとても暖かい一日となり、道路の雪解けが急速に進み、中心部の歩道も乾燥していました。雪祭りの雪像作成準備を行う、自衛隊員の方々、家族や仲間で市民雪像を作成する方々等、雪祭り直前ののどかな週末の雰囲気を感じました。
雪祭り準備中の大通公園 | ||||
雪祭り準備中の大通公園 | 雪の旧北海道庁庁舎 | 札幌市資料館 | ||
時計台 | 藻岩山への札幌市電 | 藻岩山頂から見る札幌市街(ロープウェイとミニケーブルカー) |
【2012年10月更新】
さっぽろビール園 | 札幌市電(すすきのにて) | 大通公園 | ||
北海道庁旧庁舎 | 札幌グランドホテル | テレビ塔から の夜景 |
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北海道大学(左からクラーク像、古河記念講堂、総合博物館、ポプラ並木) | テレビ塔 | |||
札幌市時計台 |
数年ぶりに札幌を訪ねました。
【さっぽろビール園】
JR札幌駅から地下鉄東豊線に乗り、東区役所前で下車して徒歩約10分、重厚な赤レンガの建物が並ぶさっぽろビール園があります。(札幌駅からバスもあり) 赤レンガの建物は、1890年に製糖工場として建てられ、1966年からビール園になったと言われています。大正元年に造られたと言われる、巨大なケッセル(ビールの仕込釜)のあるケッセルホール(ジンギスカンホール)で美味しいジンギスカンとビールを楽しみました。帰る頃には、赤レンガの建物群はライトアップし、美しい姿を浮かび上がらせていました。
【札幌市電】
馬車鉄道を前身として、1918年に札幌電気鉄道として開業した札幌の市電は、最盛期には25kmの路線があったと言われていますが、現在は西四丁目とすすきの間をほぼ長方形型に循環するような路線8.4kmのみとなっています。西四丁目から市街地、住宅街、藻岩山ロープウェイの麓、中島公園の近郊を通り、約45分かけてすすきのまで一周乗車しました。途中多くの乗客が乗り降りし、地域の足として利用されている姿が伺われました。
西四丁目とすすきのの間は徒歩で行ける距離ということもあり、この区間を復活して循環運転とすることも検討されているようです。
【北海道大学】
1876年に設立された札幌農学校を前身として、1918年に北海道帝国大学が設立されています。札幌駅から徒歩10分のキャンパスに立ち寄り、クラーク像や総合博物館、ポプラ並木を散策しました。
札幌市時計台 | 北海道庁旧庁舎 | 豊平館 | 札幌グランドホテル |
北海道開拓時代の面影を残す、レトロなスポットが札幌市内には数多くあります。
【札幌市時計台】
札幌農学校の演武場として、明治11年に完成しました。札幌市のシンボルとして、多くの観光客が訪れています。1階には資料展示室とギフトショップが、2階には演武場が再現されています。大通公園、札幌市役所近くにあります。国の重要文化財となっています。
【北海道庁旧庁舎】
明治21年完成の赤れんがの建物で、国の重要文化財に指定されています。館内には歴代長官、知事の執務室が記念室として保存されています。JR札幌駅と大通公園のほぼ中間にあります。
【豊平館】
大通公園、すすきのの南、地下鉄中島公園からすぐの中島公園内にある、明治13年建築の洋館です。明治天皇も宿泊した、かつての洋風ホテルは、約50年前に大通公園近くから中島公園へ移築され、観光スポットとして公開されている他、結婚式場、予約制レストラン、パーティー会場、写真館としても使用されています。国の重要文化財に指定されています。
【北海道開拓の村】
札幌市の東南、野幌森林公園にある野外博物館で、明治、大正時代の歴史的建造物が保存されています。村内を散策していると、開拓時代にタイムスリップしたような気分になります。
→北海道開拓の村へのリンク
【札幌グランドホテル】
昭和9年創業で、北の迎賓館と呼ばれた歴史あるホテルです。北海道庁旧本庁舎のすぐ近くにあります。建物は改築されていますが、館内は歴史あるホテルに相応しい落ち着いた雰囲気です。