レトロな町並み67−王子


[2024年4月更新]
 寒い日々が続き、昨年より開花時期が遅くなった東京の桜は、3月末に開花し、4月初旬に満開となりました。4月初旬に飛鳥山公園を散策いたしました。コロナ禍が収束し、制限のない春ということもあり、週末は多くの人たちで賑わっていました。その後も寒い日が多かったこともあり、満開の桜は4月第2週(4月8日〜12日)まで見ることができました。
飛鳥山公園


[2023年4月更新]
 例年より早く桜が開花した3月中旬の週末に、飛鳥山公園を散策しました。未だ満開ではありませんでしたが、多くの人が訪れ、シートを敷いて花見を楽しんでいました。コロナ禍前の賑わいが戻っているようです。
晩香廬 飛鳥山公園の桜


[2022年4月更新]
 4月初旬、桜満開の飛鳥山公園を再び訪れました。前日の雨で少し散り始めていましたが、公園内を一周散策しました。
飛鳥山公園 青淵文庫 晩香廬


[2022年2月更新]
 2021年の大河ドラマ主人公の
渋沢栄一は、北区の飛鳥山近くに居を構えたことで知られています。北区飛鳥山博物館に12月まで設置された大河ドラマ館に立ち寄った際、紅葉の飛鳥山公園を散策しました。公園の広場には多数の子供たちが遊んでいました。
飛鳥山公園 青淵文庫 晩香廬


 北区の王子エリアは、京浜東北線、東京メトロ南北線、都電荒川線が接続し、北区区役所等もある、北区の中心的エリアです。江戸時代に日光街道により江戸市街と結ばれ、王子神社、王子稲荷神社や飛鳥山の花見等、江戸郊外の行楽地として栄えたと言われています。その後、王子村、東京市王子区を経て、戦後滝野川区と合併して現在の北区になっています。
 飛鳥山公園 東書文庫 音無親水公園   王子神社 
  
王子稲荷神社   名主の滝公園  

【東書文庫】
 王子駅の東、都電荒川線に近い、大型ホームセンターの隣にある、東書文庫は、昭和11年(1936年)に日本で最初にできた教科書図書館と言われています。東京書籍 株式会社付設の図書館として、多数の教科書、文書を保存しています。鉄筋コンクリート造りのモダンな建物は、戦災で焼失を免れ、国の重要文化財に指定されています。

【音無親水公園】
 JR王子駅から、王子神社方面へつながる、日本の都市公園百選にも選定されている美しい公園です。東京都区内とは思えない、静寂で美しい空間があります。

【王子神社】
 14世紀に、当時の領主豊島氏が紀州の熊野権現を勧請・奉斎し、社殿を再興したと言われています。その後、徳川家康が社領200石を寄進し将軍家祈願所と定め、8代将軍徳川吉宗は、飛鳥山を寄進し、飛鳥山の花見は江戸名所として知られるようになりました。現在は東京十社の1つとなっています。

【王子稲荷神社】
 関東稲荷総社として、江戸時代から庶民に親しまれたと言われています。 大晦日に稲荷の使いである狐がこの神社に初詣をするという言い伝えがあります。

【名主の滝公園】
 王子村の名主畑野家が屋敷内に滝をつくり、一般の人々が利用できる施設としたことに始まり、明治時代に貿易商の所有となった後、庭園として一般の利用に供したと言われています。現在は区立公園となっており、男滝、女滝等の滝や渓流があり、高低差のある静かな公園です。


以下は以前に駒込のページでご紹介した飛鳥山公園の記事を引用いたします。

 渋沢史料館 青淵文庫    晩香廬 
 飛鳥山博物館  紙の博物館 桜満開の飛鳥山公園   

【飛鳥山公園
 北区の王子にある飛鳥山公園は、江戸時代に8代将軍徳川吉宗が、庶民が花見をできる場所を整備するため、約1270本の桜を植えたと言われています。その後庶民に開放され、江戸から日帰りできる桜の名所として賑わいました。
 明治初期には上野公園や芝公園同様に最初の公園に指定されました。渋沢栄一が別荘を構えたと言われています。(本邸としても使用)
 北区飛鳥山博物館紙の博物館(旧王子製紙の収蔵資料を引き継ぎ、製紙記念館として設立したものを移転)、渋沢史料館の3つの博物館が公園内にあります。隣接する旧渋沢庭園には、晩香廬1917年(大正6年)竣工)、青淵文庫1925年(大正14年)竣工)の2つの建物が保存されており、国の重要文化財に指定されています。
 桜満開の週末に飛鳥山公園を訪ねました。多くの花見客で混雑していますが、東京都心の他のスポットに比べるとスペースに余裕がありそうで、花見の穴場スポットと言えそうです。公園を散策し、3つの博物館に入館しました。

 JRとメトロ南北線の王子駅、都電荒川線の飛鳥山停車場、メトロ南北線の西ケ原駅の間にありますが、駐車場もあり、若干待つもののマイカーでもアクセス可能なスポットです。

→レトロな列車旅・町並み・食事処 INDEXへ

→信州の温泉案内/レトロ旅行倶楽部トップページへ戻る

→レトロな日本旅館のある温泉 INDEXへ