レトロな船旅1−瀬戸内海フェリーの旅

神戸フェリー
ターミナル
阪九フェリーせっつ フェリーから望む
神戸市内
フェリーせっつ甲板
特等洋室入口 特等洋室 明石海峡大橋
の夜景
瀬戸大橋の夜景
2等1人個室 ルームキー 朝食スープセット 新門司フェリー
ターミナル

 神戸港、大阪港から瀬戸内海を通って九州へ向かう航路は、昔ながらの船旅を手軽に味わえる路線です。複数の船会社が運航し競合しているため、安価な料金で利用することができます。

 JR住吉駅から送迎バスで25分、六甲アイランドにあるフェリーターミナルから、
阪九フェリーのせっつ号で新門司港迄、12時間半の船旅です。曜日により出発時刻が異なり、乗船した金曜日は、神戸港20時発で、19時から乗船開始でした。船室は、特等、1等洋室、1等和室、2等洋室、2等がありますが、特等に乗船しました。ただし、特等は2名までしか乗れないため、特等洋室2等の1人個室を1室づつ予約し、3人で特等船室に乗ることにしました。(ベットは2つのため、子供は添い寝)

 特等洋室は、船の最上階の5階に4室だけあります。5階は、通路、ラウンジ、デッキとも特等乗客専用となっており、静かなプライベート空間を楽しむことができます。特に船室の大きな窓の前の甲板は、通行禁止になっているため、誰にも邪魔されずに車窓を楽しむことができます。乗船した特等A室は、左奥にあり、ベット2つ、バス、トイレ、テレビ、冷蔵庫にウェルカムドリンク(お茶、水、茶器、茶菓子)、バスタオル他のアメニティ一式が完備されています。

 20時に出港の後、神戸市街の夜景を楽しみ、レストランで夕食を味わいました。レストランはリーゾナブルな料金で様々なアラカルトメニューを楽しめます。食事の後、21時には
明石海峡大橋の下を通過、24時15分には瀬戸大橋の下を通過し、美しい夜景を楽しみました。次々と流れる夜景を楽しむうちに夜がふけていきます。瀬戸内海の穏やかな海は、船を揺らすこともなく、ゆったりとリラックスし、心地よい眠りで朝を迎えることができます。
 朝食は、前日夜に売店で予約しておいた、
スープとパン2つのスープセットを朝7時からレストランで受け取り、客室での朝食を楽しみました。全く飽きることも疲れることもなく、8時30分定刻通り、新門司港に到着しました。新門司港からは送迎バスがすぐに門司駅経由、小倉駅迄出ており、門司駅へ向かうことにしました。

 レトロな夜汽車の旅がほとんど消滅してしまった今日、手軽な料金と時間で楽しめる、歴史ある瀬戸内航路の
「レトロな船旅」を味わってみてはいかがでしょうか。

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