レトロな町並み46−名古屋(名古屋城周辺)


[2019年4月更新]
 大須観音と大須商店街を訪ねました。

白川公園 大須観音 大須商店街 万松寺商店街

【大須観音】
 
名古屋市の中心、栄や伏見から徒歩10数分の場所に400年の歴史ある大須観音と商店街があります。慶長17年(1612年)に岐阜羽島から、現在の場所へ徳川家康により移されたと言われています。真言宗の寺院で、北野山真福寺宝生院といいますが、大須観音と呼ばれ親しまれています。本堂は明治の大火、第二次世界大戦の空襲によって二度焼失し、昭和45(1970)に再建されています。国宝の『古事記』の最古写本「真福寺本古事記」をはじめ、貴重な文献をを多数所蔵しています。境内には、マーケットがあり、大勢の参拝者がいて、活気に溢れています。
 寺町として約400年にわたり栄えた大須には、昔ながらの商店街が広がっています。大須観音のすぐ前から、アーケードの商店街が延びており、大須商店街とつながる万松寺商店街と併せて長いアーケード商店街が続き、活気ある昭和の雰囲気です。また、途中には織田家の菩提寺として開かれた曹洞宗の寺院、万松寺もあります。
 帰路、大須商店街から徒歩15分の場所にある
日帰り温泉・アーバンクアに立ち寄りました。


[2017年12月更新]
 熱田神宮を訪れました。名古屋駅から名鉄本線で約6分の神宮前駅から徒歩すぐの場所にあります。

 正門  本宮  別宮八剣宮  西楽所  佐久間燈籠  信長塀

【熱田神宮】
 名古屋市熱田区にあり、長い歴史のある神社として知られています。三種の神器の1つである草薙剣を祀る神社と言われています。建物は伊勢神宮と同じ神明造と言われています。かつては尾張造という特殊な様式だったとのことです。第12代景行天皇の時代に、日本武尊は神剣を現在の名古屋市あたりに留め置かれたまま、伊勢国で亡くなられ、尊のお妃である宮簀媛命が神剣を熱田の地にお祀りになったのが初めと言われています。以来、伊勢神宮につぐ神社として崇敬をあつめてきたとのことです。広大な境内は、昔から雲見山・蓬莱島の名で知られ、静寂な市民の心のオアシスとして親しまれています。境内・境外には、本宮の外、一別宮、十二摂社、三十一末社が祀られております。


名古屋城 
 
 清正公石曳の像  天守閣から眺望 本丸御殿   愛知県庁庁舎
名古屋市役所庁舎 市政資料館 

 東海地方を代表する名古屋市は、尾張徳川氏の城下町として発展した日本を代表する都市です。名古屋城周辺を訪ねました。

【名古屋城】
 16世紀初めに今川氏が城を置き、これを織田信秀が奪った那古野城が始まりと言われています。その後、織田氏は清須へ移転し、城は廃城となった後、17世紀初めに徳川氏の居城として築城され、1612年頃、尾張藩の居城として、徳川義直が清須から移動したと言われています。明治時代以降も天守閣と本丸御殿が保存され、昭和初期には一般公開されるようになりましたが、昭和20年5月の米軍空襲により、残念ながら焼失してしまいました。その後、
天守閣は、1959年(昭和34年)に再建され、本丸御殿も2008年(平成20年)に一部再建されて、2010年(平成22年)から一般公開されています。本丸御殿の復元工事は引き続き進行中であり、天守閣の木造再建計画も話題になっています。
 地下鉄市役所駅から徒歩すぐの東入口から城内に入り、本丸御殿と天守閣を見学しました。天守閣からは名古屋市内が一望できます。平日でしたが、多くの外国人観光客も訪れていました。

【名古屋市役所庁舎】
 1933年(昭和8年)に建てられた5階建ての重厚な建物は、現役市役所庁舎であり、重要文化財に指定されています。政令指定都市の中では京都市役所に次いで歴史ある建物と言われています。名古屋城の斜め向かい、地下鉄市役所駅を挟んで反対側に位置しています。

【市政資料館】
 1922年(大正11年)に
旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎として建てられたものを資料館として一般公開しており、建物は重要文化財に指定されています。ネオバロック様式の煉瓦造の重厚な建物は、現存する控訴院庁舎として最古と言われています。映画のロケで頻繁に使用されており、訪れた時は、新郎新婦の記念写真の撮影が、館内階段で行われていました。名古屋市役所から徒歩数分の静かな場所にあります。

【愛知県庁庁舎】
 1938年(昭和13年)に建てられた愛知県庁庁舎も、現役県庁庁舎であり、重要文化財に指定されています。名古屋市役所のすぐ隣にあります。

 名古屋城周辺には、昔ながらの重厚な建物が並んでいて、しかも現役で使用されています。昔ながらの、そして今も名古屋の中枢である、このエリアを散策して名古屋の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。


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