レトロな町並み39−長浜

   
黒壁スクエア
黒壁スクエア 長浜城
長浜城から見た
琵琶湖
北陸線電化記念館 旧長浜駅舎 
 
慶雲館

 長浜市は、滋賀県北東部 に位置する歴史ある町です。羽柴(豊臣)秀吉が長浜に入り、長浜城の城下町として整備した後、湖北地方の中心地として栄えました。長浜城が廃城となった後は門前町や、北国街道の宿場町、琵琶湖水運の要所として発展したと言われています。
 長浜市内には竹生島、長浜城、慶雲館等の史跡名所がある他、旧市街地(
黒壁スクエア)の再生の成功例としても知られ、多くの観光客が訪れるようになっています。

【黒壁スクエア】
 
黒壁スクエアは、長浜市の旧市街にある、伝統的建造物群を活用した観光スポットです。黒漆喰の和風建築 「黒壁1號館」から「30號館」までの建物があります。江戸時代から明治時代までの和風建築からなる町並みと、美術館、ギャラリー、ガラス工房、レストラン 、カフェ等が集まっており、多くの観光客が訪れていました。

【長浜城】
 1573年に羽柴(豊臣)秀吉が浅井長政攻めの手柄により、織田信長から浅井氏の旧領を受けた際、この地を長浜と改名し、築城の後、ここを居城としたと言われています。その後、1615年に廃城になったと言われています。現在の天守閣は、1983年に犬山城や伏見城をモデルに復元されたようです。
 5階建の天主閣の中は、長浜歴史博物館となっており、5階の展望室からは、目の前に琵琶湖や長浜市内、遠くに竹生島や伊吹山を望むことができます。

【慶雲館】
 
長浜鉄道スクエアの向かいにある慶雲館は、長浜市の迎賓館であり、1887年(明治20年)に、明治天皇行在所として建設されたと言われています。館名は当時の総理大臣、伊藤博文の命名と言われています。総檜造、寄棟造、瓦葺で2階建の書院風建築の本館は、往年の姿をそのまま残しており、2 階に明治天皇の御座所があります。庭園も美しく、黒壁スクエアの喧騒から抜けて、静かに観賞することができます。

【長浜鉄道スクエア】
 長浜駅の琵琶湖口に隣接する
長浜鉄道スクエアは、旧長浜駅舎・長浜鉄道文化館・北陸線電化記念館の3館からなっています。旧長浜駅舎は、現存する日本最古の駅舎である初代長浜駅舎をそのまま保存しているとのことです。館内には駅長室や待合室が再現されていました。長浜鉄道文化館では北陸本線に関する鉄道史料や鉄道模型が展示されており、夏休みのプラレール博が開催されていました。北陸線電化記念館では、北陸本線電化時に走っていた電気機関車と、蒸気機関車が展示されています。

 長浜散策を楽しんだ後、
長浜城に隣接する長浜太閤温泉(国民宿舎豊公荘)に立ち寄り、温泉でリフレッシュして帰路につきました。

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