レトロな町並み23−身延


 山梨県の南西部、甲府市から車で約1時間弱の山間にある身延町は、日蓮宗の総本山、身延山久遠寺の門前町として栄えた歴史ある町です。この身延山久遠寺を訪ねました。

久遠寺本堂 五重塔と大鐘 甘露門
仏殿・客殿と枝垂桜 斜行エレベーター ゆば丼
身延山ロープウェイと眺望 奥之院思親閣の祖師堂と仁王門

【久遠寺】
 車で本堂、ロープウェイ乗り場に近い駐車場まで上り、2009年に設置された斜行エレベーター(ケーブルカーのような雰囲気です)に乗り、まず本堂に参拝しました。荘厳な本堂は、1985年に再建されたと言われています。本堂の斜め向かいにある五重塔は、明治初期に焼失したものを2009年に再建したとのことです。そこから大鐘、祖師堂、報恩閣、仏殿、客殿等、建物を見ながら散策しました。境内には有名なしだれ桜がありますが、未だ3月末の咲き始め時期だったため、境内は参拝客も少なめでした。(翌週は満開になり混雑したものと思われます)

 その後、駐車場の向かい側にあるロープウェイ乗り場まで歩き、ロープウェイで身延山山頂を目指しました。20分おきに運行するロープウェイで約7分、標高1153mの山頂にある
奥之院思親閣に参拝しました。未だ雪の残る境内は、静かで荘重な雰囲気であり、4本あるという日蓮上人お手植えの杉等、樹齢の高い木々に囲まれた山内にいると、タイムスリップしたような気分になります。

 参拝後、ロープウェイ山頂駅にあるレストランで、身延名物のゆばを使用したゆば丼を味わいました。山頂からは、富士川や山梨県南西部の山々が望めます。生憎の曇天でしたが、晴天の日には富士山と南アルプスが望めるようです。

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