レトロな町並み86−京都(東福寺・伏見稲荷)


 京都の紅葉スポットの代表格である東福寺と、伏見稲荷を初めて訪ねました。平日とは言え、紅葉見頃の11月下旬ですので混雑覚悟でしたが、東福寺は空いていて、待つことなく境内を散策、参拝しました。本堂や三門、龍吟庵等の特別公開を全て見学しました。逆に伏見稲荷はインバウンド観光客含めて大混雑していました。

臥雲橋 通天橋
(臥雲橋から)
 経蔵 愛染堂 開山堂 通天橋  本坊庭園
 通天橋
(本坊から)
 偃月橋 龍吟庵   本堂(法堂) 禅堂 三門 浴室 東司
  
 伏見稲荷鳥居 楼門  伏見稲荷本殿 千本鳥居  熊鷹社 参道鳥居

【東福寺】
 京阪電鉄およびJR奈良線の東福寺から徒歩圏内にある東福寺は、京都駅からJR13分とアクセスも良く、多くの観光客が訪れます。紅葉の名所としても知られています。
 東福寺は、13世紀に九條道家が九條家の菩提寺創建を願って、仏殿を建立したことから始まった臨済宗東福寺派の大本山です。京都五山の第四位の禅寺で、大きな伽藍を所有していることで知られています。それぞれの建物が大きく、国宝の三門、重要文化財の開山堂禅堂東司(便所)、浴室(サウナ)、偃月橋龍吟庵愛染堂月下門六波羅門や、八相の庭と呼ばれる本坊庭園(方丈)本堂(法堂)等様々な見どころがあります。本堂と開山堂を結ぶ、木造橋の通天橋や、寺院外の臥雲橋からの紅葉の美しさは知られています。また、通天橋、臥雲橋、偃月橋は、東福寺三名橋と呼ばれています。通天橋の開山堂、本坊庭園はそれぞれ拝観料が必要、紅葉時期は金額が高くなります。

 東福寺駅か徒歩数分で北門、仁王門を経由し、月下
門、臥雲橋を通って、拝観券売場のある日下門から入場しました。平日朝のためか全く混雑はなく、待ち無しで入れました。開山堂・通天橋、本坊庭園、龍吟庵特別公開、本堂特別公開、三門特別公開とそれぞれ拝観料を払い見学しました。国宝の龍吟庵の襖絵、本堂の高い天井の龍の絵、急な階段を上る国宝の三門の天井絵等、とても見ごたえがありました。

【伏見稲荷】
 東福寺より少し南、JR奈良線の稲荷駅または京阪電鉄の伏見稲荷駅徒歩すぐの場所にある伏見稲荷は、全国に30,000社あるといわれるお稲荷さんの総本宮です。東福寺から細い昔ながらの道を歩くこと約15分の場所にあります。8世紀奈良時代に祭神である稲荷大神様が稲荷山に鎮座されてから、1300年以上になります。五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神として、全国津々浦々に至るまで広く信仰されています。重要文化財の楼門や赤い千本鳥居等の見どころがあります。熊鷹社、一ノ峰、二ノ峰、間ノ峰、三ノ峰、御劔社、御膳谷奉拝所、荒神峰、御幸奉拝所等、本殿より奥の稲荷山全体に参拝場所があります。本殿に参拝し、千本鳥居を通り、奥社、さらに上り、池の近くにある熊鷹社に参拝して帰りました。露店が立ち並ぶ参道や本殿、千本鳥居当りまでは大変混雑していましたが、熊鷹社まで上ると人は少なくなり、静かに参拝散策することができました。

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