宇奈月温泉駅
レトロな列車旅２５−黒部峡谷鉄道・トロッコ列車の旅
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| 富山地方鉄道 宇奈月温泉駅 |
黒部峡谷鉄道・宇奈月温泉駅 | リラックス客車（宇奈月温泉駅） | ||||
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| 宇奈月温泉紅葉 | 猫又駅 | 一般客車 | 黒部峡谷紅葉 | |||
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| うなづき湖紅葉 | 柳橋駅 | 黒部峡谷紅葉 | 黒薙駅紅葉 | |||
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| 出し平ダム | リラックス客車 | 黒部川第２発電所 | 猫又駅紅葉 | |||
東京駅から北陸新幹線はくたか号で約2時間20分の黒部宇奈月温泉駅で富山地方鉄道の新黒部駅（隣接しており徒歩すぐ）に乗り換えて25分、宇奈月温泉駅で下車しました。駅近の日帰り温泉・湯めどころ宇奈月に入浴した後、黒部峡谷鉄道のトロッコ列車に乗車しました。小学生時代以来、52年ぶりの乗車となります。
北アルプスの麓にある黒部渓谷は、昭和9年（1934年）に中部山岳国立公園に指定された、歴史ある景勝地です。この黒部渓谷を走る黒部渓谷鉄道は、黒部川水系の発電所建設のための資材運搬用鉄道として、大正15年（1926年）に宇奈月〜猫又間が開通、昭和12年（1937年）に欅平迄の全線が開通しています。その後、昭和28年（1953年）に旅客営業を開始し、昭和46年（1971年）から現在の形になっています。
旅客営業は宇奈月温泉駅〜欅平駅間の20.1kmで軌間は762mmのナローゲージとなっています。冬場は積雪に閉ざされるため、運行期間は4月下旬から11月末迄となっています。2024年の能登半島地震で猫又駅〜鐘釣駅間で落石が発生し、現在は猫又駅〜欅平駅間が運休となっていて、トロッコ列車は宇奈月温泉駅〜猫又駅間11.8kmの折り返し運転になります。
宇奈月温泉駅から猫又駅迄片道約45分、往復2時間弱のトロッコ列車旅となります。終点猫又駅ではトイレ休憩のみとなり、往復同じ車両に乗車することになります。2両の電気機関車が重連し、客車は窓ガラスのない一般客車７両と、窓ガラスのあるリラックス客車（追加料金必要）6両の計13両編成で走ります。52年前と同様、リラックス客車に乗車しました。リラックス客車にも様々なタイプがありますが、数少ないレトロ風の客車に乗ることができました。宇奈月駅の売店では駅弁等の購入ができ、トロッコ列車内で食事をすることができます。トロッコ列車弁当を購入して車内でいただきました。
トロッコ列車は、紅葉シーズンということもあり、平日にも関わらず、インバウンドの旅行客が多数でかなり混雑していました。駅前に大駐車場があり、観光バスで訪れる団体客も多いようです。宇奈月温泉駅の改札口には長い行列ができていました。号車指定制なので全員着席することはできるのですが、並ぶのが遅く出遅れて、進行方向右側の席は埋まっており、左側の席に着席しました。ほぼ全区間で猫又駅への進行方向右側が川沿い・渓谷側となるため、黒部渓谷の紅葉景観を直接望むことができませんでした。21人乗りのレトロ風のリラックス客車は、8割強の乗車率、渓谷側は満席でした。（行き違いの列車の中には空いている列車もあり、時間帯により混雑差があるようです。）
猫又駅の変電所で猿が感電死したとのことで、行きの列車は33分遅れで猫又駅に到着しました。猫又駅の折り返し20分の間は、仮設トイレに多数の乗客が行列をなしていました。復路列車は、途中黒薙駅以外の停車もなく、列車行き違い待ちもなく、宇奈月温泉駅へは24分遅れに挽回して到着しました。出遅れて、渓谷側の席に座れず、紅葉景観を直接望むことができなかったのは残念でした。
（翌週再び黒部峡谷鉄道へ）
紅葉の黒部渓谷の景観を望むため、翌週再度宇奈月温泉駅を訪ねました。北陸新幹線はくたか号から富山地方鉄道鉄道へ乗り換え、宇奈月温泉駅へ到着し、今回は温泉立ち寄り抜きで、宇奈月温泉駅の改札口に40分前から並びました。前から10人以内の位置に並び、満を持して、リラックス客車10号車の黒部峡谷側席（猫又駅進行方向右側）最後部に着席しました。紅葉見頃ということで今回も早くから行列ができ、20分前には既に60人位並んでいました。10号車は21人定員に19人着席と、先週以上に混雑していました。
帰路も黒部渓谷側席（宇奈月温泉駅進行方向左側）最前部に着席しました。今回は宇奈月温泉駅から猫又駅迄の往復とも、美しい黒部渓谷側の紅葉を満喫することができました。2回とも天候に恵まれ、それほど寒くもなく紅葉の黒部渓谷鉄道トロッコ列車の旅を十分楽しむことができました。