レトロな町並み87−国立(国立駅舎・一橋大学)

[2024年1月更新]
10年ぶりに国立を訪ねました。

旧国立駅舎
一橋大学(右2枚は兼松講堂) 

【旧国立駅舎】
 旧国立駅舎は大正15(1926)に創建され、平成18(2006)JR中央線の立体高架化工事に伴い解体されました。、平成30(2018)に再築工事を開始し、令和2(2020)4月に複合施設としてオープンしました。駅舎のあった場所に創建当時の姿で再築復原され、市指定の有形文化財になっております。館内には、展示室、まち案内所、広間、屋外スペースなどがあります。

【兼松講堂(一橋大学)】
 関東大震災で大学建物が焼失し、国立へ移転した一橋大学のランドマークとして、株式会社兼松商店(現兼松株式会社)から創業者の遺訓に基づき寄贈を受け、昭和2年(1927年)に創建されたロマネスク様式の建物です。国の登録有形文化財に指定されており、2003年?2004年にかけて卒業生等の募金により大改修が行われています。


 駅は町の顔であり、美しい町並みの一部になっています。町並みと同様に、味わいのない同じような駅舎も増えている中、日本各地には、美しい駅舎も数多くあるようです。JR中央線の国立駅舎もそんな美しい駅舎の一つです。新聞やテレビのニュースで紹介されているとおり、その国立駅舎が、中央線高架化に伴い、ついに解体されることになりました。(復元保存される計画のようですが) 国立駅舎は、1926年に造られた木造建築で、東京都内では原宿駅に次いで古いと言われています。三角屋根の小さな駅舎は、美しい国立の町並みにマッチしており、20年前に国立駅近辺に住んでいた当時から大変お世話になってきました。しかし、この20年間で周辺にはマンションが立ち並び、少し景色が変わってきました。(駅舎にとっても居心地が良くなくなってきたかもしれません)
 取り壊し工事が始まるというニュースを聞いて、駅舎にお別れとお礼の挨拶を伝えるため、久しぶりに国立の町を訪ねました。この日の夕方見学会が開かれ、大勢の方々が訪れたそうです。(2006年10月7日撮影)

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