レトロな町並み89 郡上八幡


 八幡藩(郡上藩)の城下町として、16世紀から栄えた郡上八幡は、郡上市の中心となる町です。八幡山の郡上八幡城と麓の吉田川沿いに昔ながらの町並みが続いており、しばしばテレビドラマの舞台にもなります。美しい水や郡上おどりでも知られています。
郡上八幡城 郡上八幡眺望 博覧館 樂藝館
  旧庁舎記念館 宗祇水と川の流れ  いがわこみち 郡上八幡駅

【郡上八幡城】
 16世紀半ばに遠藤氏が八幡山に砦を築いたことに始まり、その後江戸時代に遠藤氏が初代藩主となり、城下町が造られました。明治維新の廃藩置県とともに廃城になり、石垣を残して取り壊された後、昭和8年(1933年)に木造45階建ての天守閣が再建されています。日本最古の木造再建城として知られています。山城のため、徒歩または一方通行の急な狭い道を車で上ることになります。車で上り、山頂駐車場に車を停めて城を見学しました。再建とは言え、昭和初期の木造建築は、急な階段や壁等趣きがあります。郡上市の登録文化財に指定されています。

【郡上八幡博覧館】
 古い町並みの北にある、大正時代の旧税務署を利用した博覧館には、水、歴史、わざ、郡上おどりのコーナーに分かれた展示がされています。

【八幡町役場旧庁舎(旧庁舎記念館)】
 市街地のほぼ中央、川沿いに位置し、昭和11年(1936年)に建てられた木造2階建の洋風建築です。平成6年(1994年)まで八幡町役場として使われ、国の登録文化財に指定されています。郡上八幡旧庁舎記念館としてリニューアルオープンし、総合観光案内所や旧庁舎食堂、土産物ショップ等があります。

【郡上八幡樂藝館】
 旧庁舎のすぐ近くにある樂藝館は、明治37年(1904年)に建てられた林療院の建物を保存活用するため、平成12年(2000年)に開館しています。本館・看護婦棟・レントゲン棟は国の登録有形文化財に指定されています。本館はイオニア式オーダーの円柱など疑似洋風建築の外観を残し、看護婦棟は江戸時代の足軽屋敷の古材を活用し、レントゲン棟は大正時代に使用された貴重なものと言われています。あいにく月曜閉館日で見学することはできませんでした。

【宗祇水】
 水の町郡上八幡のシンボルとして、室町時代の古今伝授の古事を伝える湧水です。15世紀に連歌師・宗祇が郡上領主から古今伝授の奥義についての講義を受け、京へ戻るとき、師弟の2人がこの泉のほとりで歌を詠み交わしたとされています。すぐ近くに赤い清水橋と川があり、当たりは昔ながらの古い町並みと石畳の小道が残っています。水の町郡上八幡には、美しい水の流れる水路が多くあります。

【いがわこみち】
 旧庁舎のすぐ裏側にある昔ながらの水路です。民家の裏側を美しい水が流れています。ちょうど紅葉がきれいで水と絶妙のコントラストをなしていました。

【郡上八幡駅】
 長良川鉄道の郡上八幡駅は、国の登録有形文化財に登録されています。木造平屋の駅舎本屋や玉石積みのプラットホーム、木造の跨線橋等、昭和4年(1929年)の旧国鉄越美南線開業当時の姿をそのまま残しています。駅舎は、郡上市により開業当初の姿に改修復元されているようです。



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