レトロな町並み82−文京区の美術館・博物館


東洋文庫ミュージアム    六義園   
六義園 森鴎外記念館    旧安田楠雄邸庭園   
旧安田楠雄邸庭園
旧安田楠雄邸庭園  島薗家住宅 旧岩崎邸庭園
      旧岩崎邸庭園
 弥生美術館 竹久夢二美術館 鳩山会館
 
鳩山会館 永青文庫
小石川後楽園

 文京区にある美術館・博物館を紹介いたします。既に個別に紹介しているスポットが殆どですが、改めて訪問しましたので、まとめてみました。

【東洋文庫ミュージアム】駒込駅または千石駅徒歩
 駒込警察署の隣にある東洋文庫は、三菱第3代当主の岩崎久彌氏が1924年に設立した、東洋学分野での日本最古最大の研究図書館です。国宝や重要文化財を含む約100万冊の蔵書があり、アジア研究が行われています。2011年にミュージアムがオープンしています。ミュージアム2階にある
モリソン文庫はよく知られています。

【六義園】駒込駅徒歩
 駒込駅近く、東洋文庫からも近い
六義園は、小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられ、元禄年間に柳澤吉保が自ら設計指揮して造りあげた回遊式築山泉水庭園です。明治時代に三菱創設者の岩崎弥太郎所有となり、その後東京市に寄付されて一般公開されることになったと言われています。紅葉シーズン前の平日昼休みということで園内は空いており、静かに散策しました。入口に近い休憩処で美味しいおぼろうどんを注文し、庭園を眺めながらいただきました。

【森鴎外記念館】千駄木駅または本駒込駅徒歩
 千駄木にある
森鴎外記念館を久しぶりに訪れました。森鴎外誕生150年の2012年にリニューアルオープンした森鴎外記念館は、森鴎外逝去100年を迎えています。この場所は鴎外の旧居「観潮楼」の跡地で、明治25年(1892年)から亡くなる大正11年(1922年)までここで過ごしたと言われています。
 常設展と企画展のある展示室が地下1階にあり、1階にはモリキネカフェがあります。平日デイタイムということもあり、空いていて、カフェでモリキネプレートを静かに美味しくいただきました。森鴎外の留学したドイツの香りがするメニューです。

【旧安田楠雄邸庭園】千駄木駅または本駒込駅徒歩
 水曜日と土曜日のみ、ボランティアの方々のご尽力で開放されている千駄木高台の
旧安田楠雄庭園を初めて訪れました。この辺りは犬の散歩等で毎日歩いている近隣エリアですが、開園している時間帯には、なかなか訪ねることができませんでした。
 コロナ禍でガイドツアーは中止されており、各自手荷物を預けて自由散策することができます。1階の応接間、サンルームから居間、台所、浴室、2階の予備室、客室等見学しました。昔ながらの縁側や防空壕がある庭園等、戦災を免れた往年の姿をしのぶことができました。

 帰路、すぐ近くにある
島薗家住宅に立ち寄りました。安田邸庭園のボランティアの方から、普段公開されていない、昭和初期に建てられた重要文化財の島薗家住宅が展覧会で公開されている旨伺いました。外観はモダンな洋館の雰囲気ですが、内部もヨーロピアンクラシックで良い雰囲気でした。

【旧岩崎邸庭園】湯島駅または上野御徒町駅徒歩
 
湯島天神不忍池から近い、旧岩崎邸は、1896年(明治29年)に岩崎家第3代当主の岩崎久彌邸として建てられたと言われています。ジョサイア・コンドルが施工した洋館と撞球室および和館が保存されています。美しい庭園もあり、ロケ等でよく使用されるスポットです。

【弥生美術館】湯島駅、根津駅または東大前駅徒歩
 1984年(昭和59年)に鹿野琢見氏によって設立され、昭和初期に一世を風靡していた挿絵画家・高畠華宵の作品を、その後親交のあった同氏の死後、著作権を得て美術館を設置し展示するようになりました。3階展示室は高畠華宵の常設展示室、1・2階の展示室では、明治末から戦後にかけて活躍した挿絵画家をはじめ、挿絵・雑誌・漫画・付録などの出版美術をテーマに企画展が開催されています。

【竹久夢二美術館】湯島駅、根津駅または東大前駅徒歩
 
弥生美術館と隣接一体になっており、1990年(平成2年)に開館されました。竹久夢二の作品を常設する他、企画展も開催されています。館内のレトロな雰囲気と合わせて、大正レトロな竹久夢二の雰囲気が醸し出されています。

【鳩山会館】江戸川橋駅または護国寺駅徒歩
 元首相・自由民主党初代総裁の鳩山一郎邸宅として1924年(大正13年)に竣工したと言われています。当時、音羽御殿と呼ばれて政治の舞台となりました。後に修復され、記念館に改装されています。文京区音羽の高台にあり、イギリス風の洋館と庭園があります。

【永青文庫早稲田駅または江戸川橋駅から徒歩
 
早稲田大学椿山荘に近く、肥後細川庭園に隣接した高台にある永青文庫に入館しました。細川家伝来の美術工芸品が期間毎に展示会として展示されており、4階建ての昔ながらの洋館の4階から2階を順に見学しました。芭蕉庵鳩山会館も徒歩すぐの場所にあります。

【小石川後楽園】後楽園または春日から徒歩
 東京ドームのすぐ隣にある、小石川後楽園は、水戸徳川家の江戸上屋敷内の庭園であり、17世紀に初代藩主頼房が造営に着手し、2代光圀が引き継ぎ、後楽園と光圀が命名したと言われています。回遊式築山泉水庭園であり、往年の姿を残している得仁堂や円月橋の他、海、山、川、田園の4つの要素が景観として取り入れられています。東京ドーム側の東口と飯田橋側の西口があり、西口にはランチや抹茶も頂ける涵徳亭(びいどろ茶寮)があります。西口入ったところに駐輪場があり、自転車を止めて立ち寄りました。


→レトロな列車旅・町並み・食事処 INDEXへ

→信州の温泉案内/レトロ旅行倶楽部トップページへ戻る

→レトロな日本旅館のある温泉 INDEXへ