レトロな町並み81−根津美術館・神宮外苑
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【根津美術館】
港区南青山にある根津美術館は、東武鉄道の社長などを務めた根津嘉一郎の古美術品コレクションを保存展示している美術館です。山梨県出身の根津嘉一郎は、若い頃から古美術品に関心を寄せ、19世紀末に東京に本拠を移し、旧高木家江戸下屋敷であった現在の場所を取得し邸宅とし、造園を築いたと言われています。遺志を継いだ2代目により昭和16年(1941年)に根津美術館が開館し、戦災でその大部分を焼失した後、再建、増改築を経て現在に至っています。
根津美術館は、神宮球場や秩父宮ラグビー場、青山墓地や表参道から近い、南青山の一角にあります。敷地内に駐車場もあり、車で訪れました。時間予約制になっているチケットをWeb購入し、そのQRコードを受付に提示して入場します。各展示室のある新しい本館で企画展、常設展を見学し、本館の奥にある広い庭園を散策しました。都心の中の緑豊かで静寂な庭園は、往年の姿をそのまま残しているように見えます。既にラストオーダー時刻を過ぎて閉店していましたが庭園内にはカフェもあります。
【明治神宮外苑】
明治神宮外苑は、明治天皇と皇后のご遺徳を後世に伝えるため、造成され。大正15年(1926年)に明治神宮へ奉献されたと言われています。JR中央線の信濃町、千駄ヶ谷から東京メトロ銀座線の外苑前、青山一丁目までのエリアに位置する外苑には、奉献当初の姿を残している、重厚な聖徳記念絵画館、神宮球場
根津美術館を訪問した8月の土曜日には、少雨の中、3年ぶりに明治神宮花火大会が開催され、浴衣姿の人々を含め、多くの観覧客が神宮外苑に集まっていました。