宮島の温泉
岩惣・玄関母屋 | 皇室ご宿泊時 の写真展示 |
離れ龍門亭 | |
離れ龍門亭 | |||
岩惣・離れ | 岩惣・楓泉 | 離れ龍門亭 | |
夜の岩惣 | 紅葉谷公園 の鹿 |
夜の 厳島神社 |
【岩惣】
日本三景の宮島を代表する老舗旅館「岩惣」は、安政年間創業の150年を越える歴史ある旅館です。JR宮島口駅からフェリーに乗り換え、宮島のフェリーターミナルまで旅館の車でお迎えにいただき、狭い山道を5分、紅葉谷公園に隣接(公園の中)する旅館に到着します。(厳島神社の参道を歩いても15分位で行けます)
昭和天皇や、皇太子時代の大正天皇、今上天皇、秋篠宮親王等の皇室関係の方がたびたびご訪問されている他、歴代の首相や明治の元勲、ヘレンケラーや山本五十六、吉川英治や斉藤茂吉、宇野千代等、様々な著名人がにご訪問されているようです。玄関から新館へ向かう廊下には、昭和天皇等の皇室関係の方々のご訪問時の写真が掲示されています。
客室は、昭和初期建築の本館、大正から昭和初期建築の5つの離れ(現在宿泊できるのは、そのうち3つ、手前から龍門亭、秋錦亭、錦楓亭)、鉄筋5階建ての新館の3つがあります。そのうち昔ながらの木造建築の本館は5室、離れは3室のみです。今回宿泊させていただいたのは、元広島藩主の浅野長勲公が命名されたという「龍門亭」です。10畳間と6畳間、廊下と洗面、トイレのある離れで、紅葉谷の自然に囲まれた静かな空間です。天井、窓枠、床の間、廊下等、隅々まで昔ながらの木造建築の匠が感じられ、昭和初期にタイムスリップしたような気持ちになります。
食事は夕食・朝食とも離れ客室で、海の幸、山の幸を味わえる美しく美味しい懐石料理をいただきました。お風呂は、日の出湯と月の湯の2つがあり、男女時間入れ替え制になっていました。いずれも内風呂と露天風呂の2つがあり、大理石の湯舟と、檜の湯舟を1つづつ味わえるようになっています。お湯は、宮島では稀少と言われている天然温泉で、「若宮温泉」と命名されています。透明マイルドで柔らかく体にやさしい感じのお湯です。
夜には、徒歩ですぐの場所にある厳島神社のライトアップを見に出かけました。満潮時に重なり、海の中に浮かぶような鳥居は、荘厳な雰囲気でした。また、翌日には、厳島神社に参拝し、宮島水族館を見学し、更にロープウェーを2つ乗り継ぎ、弥山に登り、瀬戸内海を眺望しました。