琴平温泉


琴平花壇延寿閣 延寿閣と泉亭 長生殿
延寿閣 延寿閣浴室 なごみの湯

【琴平花壇】
 琴平温泉は、高松からJRまたは琴平電鉄で約1時間の琴平町にあり、金刀比羅宮の参道近くにあります。この温泉の老舗旅館・琴平花壇に宿泊しました。

 琴平花壇は、17世紀に金刀比羅宮の参道沿いに旅籠屋として創業し、1905年(明治38年)に全室離れの料理旅館として開業した歴史ある旅館です。参拝に訪れる軍人や文人墨客、絵師や書画家が滞在したと言われています。米内光政(後の内閣総理大臣)や乃木希典、森鴎外、北原白秋、与謝野晶子、井伏鱒二等が訪れたとされています。森鴎外の自伝的小説「金毘羅」の舞台になっています。

 数寄屋造り離れとして、長生殿、延寿閣、泉亭、庭園を囲む宿泊棟として富士見台、松月テラス、山翠閣があります。その中で、森鴎外等文豪が好んだ延寿閣に宿泊しました。道路沿い向かい側の駐車場に車を停めて、階段を上り、高台にある鉄筋建物の1階受付から案内されて3階ラウンジでチェックイン手続を済ませ、外へ出て3階中庭にある離れへ入ります。10畳と7畳、玄関、廊下にバストイレ付きの広い離れは、外観内部とも昔ながらの風情があります。浴室の傘張り天井や格子窓の細工な等往年の姿がそのまま残されています。この離れのある庭園から直接金刀比羅宮へ行ける参道があります。

 食事は夕食朝食とも部屋食で、夕食は牛肉の石焼きステーキや鰤の鍋、刺身等の美味しい料理をいただきました。朝食は湯豆腐や美味しいジュース等ヘルシーなメニューを沢山いただきました
 お風呂は、3階にある男女朝夕入れ替えの広い内湯と街を眺望する露天風呂に入りました。また、離れ専用で無料貸切できる3なごみの湯にも入りました。家族風呂としては大きい半露天風呂は、広くて心地よくゆっくり寛ぐことができました。いずれもお湯は透明マイルドで湯上がりもさっぱりしています。湯上がりの冷たいお茶も美味しいいただきました。夜は3階ラウンジで美味しいスパーリングワインをいただきました。

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