郡上の温泉
清流・長良川の上流、美しい山間の岐阜県・郡上エリアの温泉を紹介します。
[2024年5月更新]
【湯の平温泉】
7年ぶりのスキーでダイナランド・高鷲スノーパークを訪れた帰り道、湯の平温泉を初めて訪ねました。郡上市高鷲町の国道156号線や長良川の上流に近く、高鷲ICからも近い山間の場所にあります。国道156号線から見える、昔ながらの木造の湯屋にレトロームードが漂い、期待が膨らみます。
国道から少し入ったところにある温泉は、玄関や更衣室、休憩処含めてレトロで素朴な雰囲気です。お風呂は昔ながらのタイル貼りの内湯が大小2つと、岩の大きな露天風呂があります。内湯はタイル貼りの浴室や湯舟にレトロな雰囲気が漂います。露天風呂は広く、満天の星や夜空を望むことができます。お湯は透明マイルドで少しこんがりした香りがあり、心地よく温まり、湯上がりもさっぱりしています。年末年始の週末とあって、スキー帰りの人たちで混雑していました。
入浴後、湯の平温泉のすぐ隣、駐車場の反対側にある、食事処ぐぅーにて、郡上味噌を使用した牛ホルモン焼きとけいちゃん(鶏)焼きの鍋を美味しくいただきました。他に高山ラーメンや郡上のうどん等のメニューもあります。温泉同様、昔ながらの雰囲気の食事処でとても風情があります。駐車場も湯の平温泉と共有になっており、温泉の後にゆっくり食事をして寛ぐことができました。
[2020年 1月更新]
長良川鉄道のみなみ子宝温泉駅にある、日帰り温泉施設「子宝の湯」に約9年ぶりに立ち寄りました。
夏休みお盆時期ということで少し混雑していました。今回はとても暑い好天の中、内風呂と露天風呂(檜風呂と石の露天風呂)に入り、ゆっくりしました。駅ホームにつながっている駅舎兼の温泉施設には、食事処もあります。ホームや長良川鉄道の列車、奥美濃の自然も昔ながらのままで変わっていません。東海北陸自動車道が荘川まで片側2車線となり、高山や白川郷まで車でとても近くなり、多くの外国人外国人観光客も訪れるようになりましたが、この昔と変わらぬ温泉や農村の原風景を大切にしたいと思います。
【日本まん真ん中温泉・子宝の湯】
みなみ子宝温泉駅に併設の「子宝の湯」 |
長良川鉄道のみなみ子宝温泉駅にある、日帰り温泉施設「子宝の湯」に立ち寄りました。子授け、安産の守り神として信仰を集めてきた「子安神社」の近くに湧き出た温泉、また平成2年の国勢調査でこの辺りが日本の人口重心地(ヘソ)なったことから、この名称が付いたと言われています。
上記写真(右)のとおり、長良川鉄道のホームにつながっており、館内には列車時刻表と、列車出発時刻を知らせる信号があります。お風呂は、男女週代わりで、内風呂・ジェットバスと、露天風呂(打たせ湯、檜風呂、釜風呂、石の露天風呂)があります。いずれも真新しく清潔感あるお風呂です。お湯はアルカリ系の体にやさしい透明マイルドなものです。生憎の大雨降りでしたが、露天風呂には、雨天用に笠帽子が置かれており、ゆっくり寛ぐことができました。辺りは、自然豊かな長良川沿いの山間であり、静かに美味しい空気を吸いながら、ゆったりできました。時折到着し発車する列車の音も、何とも言えない効果音になり、情緒があります。
館内には食堂、休憩コーナー、特産品販売コーナーもあり、ゆっくり過ごすことができます。また、広い駐車場も完備しており、東海北陸自動車道の美並ICや国道156号線からもすぐ近くですので、郡上八幡や白川郷、飛騨高山等、奥美濃・飛騨観光の行き帰りに気軽に立ち寄ることも可能です。
高畑温泉「湯之本館」 |
【高畑温泉 湯之本館】
高畑温泉は、郡上で最も古いと言われている温泉です。宝暦年間の開湯と言われています。東海北陸自動車道の美並ICと郡上八幡ICの間にある、国道156号線の相生付近を曲がり、那比川に沿って国道256号の狭い山間の道を上ったところに高畑温泉・湯之本館があります。親戚の法事でこの温泉に立ち寄りました。階段を下りた地下にあるタイル張りの浴室、湯舟からは、大きな全面窓ガラス越しに、那比川の渓流、滝のようになった段差ある流れ、山々を望むことができます。お湯は透明マイルドで、ほどよく温め、とても心地よいほのかな香りのある良好なものです。よく温まり、リフレッシュできます。
法事の会食は、大きなあまごの塩焼き、天麩羅、刺身、みそで焼いた飛騨牛等、ボリューム満点の美味しい料理でした。
付近は山々の緑、川の清流と、豊かな自然がそのまま残されており、日本の原風景とも言えるようなエリアです。奥美濃・ひだ観光の行き帰りに気軽に立ち寄ることができる温泉です。