別府温泉(鉄輪温泉)
ひょうたん温泉 | ひょうたん温泉 中庭 |
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ひょうたん温泉 飲泉処 |
ひょうたん温泉 足湯 |
熱の湯 | 洗濯場 |
別府温泉は、日本一の温泉湧出量と源泉数を誇る歴史ある温泉です。別府八湯と呼ばれる、別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇の8か所の温泉地は、日本の11種類の温泉泉質のうち、10種類を楽しむことができるそうです。このうち別府温泉と鉄輪温泉を日帰りで訪ねました。先ずは鉄輪温泉を紹介いたします。
【鉄輪温泉】
別府駅からバスで約25分の鉄輪温泉は、街のあちこちから湯けむりが上がる、日本の原風景のような、昔ながらの素朴な温泉街です。この温泉の中でも歴史のある「ひょうたん温泉」を訪れました。「ひょうたん温泉」は、1922年(大正11年)創業の歴史ある温泉です。別府駅からは、亀の井バスと大分交通バスが出ていますが、東口から大分交通バスに乗ると、ひょうたん温泉の前を通り、地獄原という最寄りのバス停に着きます。終点の鉄輪温泉からも近いです。行きは、亀の井バスの鉄輪温泉終点からも、湯けむり上がる温泉街を見下ろしながら坂道を下り、徒歩10分弱で辿り着けます。
古民家風の建物に入り、受付を済ませ、下駄に履き替え、中庭に出ると、男女別の温泉と男女別の砂湯入口等が中庭を囲むように並んでいます。また、飲泉処もあり、温泉たまごも販売されていました。昔ながらの広い浴室内には、岩風呂、歩行湯、檜風呂、タイルのレトロなひょうたん風呂があります。浴室の外には、階段を下りて行く、ひょうたん温泉名物の瀧湯があります。広い浴室内に多数並んだ19本の瀧湯(打たせ湯)は独特の風情があります。落差が大きいため、体への刺激がとても気持ちよく、体に効きそうです。内湯浴室から別の出口を出ると、蒸し湯や、露天風呂があります。露天風呂は、広い岩のお風呂で、庭園のようになっており、美しい庭の紅葉を眺めながら、ゆっくり寛ぐことができました。ひょうたん温泉のお湯は、透明マイルドで、鉄分の心地よい香りがあります。熱くもなく、どちらかというと温めで、ゆっくり浸かることができました。湯上がりもさっぱりしています。
ひょうたん温泉には、食事処、貸切家族風呂、貸切露天風呂、温泉吸引処や足湯等もあります。昔ながらの鉄輪温泉の情緒と豊かなお湯をゆっくり満喫できるスポットです。
鉄輪温泉バス停の少し奥の路地突き当たりには、古くから地元で利用されていた、市営温泉の「熱の湯」があります。その前には「鉄輪の洗濯場」があります。かつて洗濯場として利用されていて、昭和50年代に閉鎖されたものを復元したとのことです。このあたりは、各所で湯けむりが上がる、昔ながらの狭い路地や坂道が続いており、古き良き時代の温泉場の雰囲気の残る魅力的なエリアです。