Lake Mintaro
<3日目>
いよいよミルフォードトラックのハイライト、峠越え。ポンポローナ小屋からクインティン小屋まで15qを歩きます。
出発後は、狭いけれど比較的易しい道がクリントン川まで続き、渓谷の壁にはクインティン滝が見えてきます。ここを過ぎた頃から、登りは次第にきつくなってきます。
地すべりの爪あとが残る大地を、足をくじかぬよう気を配りながら歩きます。アバランチ・クリークを横切ると、トラックは急な登りとなり森に入ります。ミラー湖を過ぎ、13マイルポストまでは急な岩石質の道が続きます。
一旦道はなだらかになり、ほっと一息ですが、それもほんのミンタロ湖まで。ここを過ぎれば、後はただジグザグに折れ曲がる道をひたすら登り続けます。

気が遠くなるけど、少しづつ眼下の森が遠くなってくる事に元気付けられながら、
”疲れたねー”
”良い景色だねー”って、声を掛け合いながら歩く峠越えは、思ったほど苦になりませんでした。道端に咲く花々にも慰められました。


Yellow Snow Marguerite South Island Mountain Foxglove


Everlasting Daisy Mountain Ribbonwood
〈ミルフォードトラック花図鑑〉に花の説明や、その他の花が載っています。
そして、いよいよ頂上に。
マッキンノン峠からの景色はやっぱり最高!でした。
特にエリオット山の勇姿にうっとり。
記念碑付近では霧がかかりましたがそれ以外はとっても良い天気で
峠からの景勝を十分堪能できました。
Green Valley側の景色。

パス小屋付近からみたクリントン渓谷
パス小屋で昼食をとり、マッキンノン峠を後にします。トラックはバルーン山の縁に沿って回り込みやがて下り坂にさしかかります。私は近づいてくるエリオット山に視線くぎ付け。かなりこの山に惚れ込んでました。

Mt.HartとMt.Mckenzie
一番の難関を突破して足取り軽く、と思いきや足のダメージは下りの方が大きいもの。滑りやすい道に神経を使いながらの下りは結構膝にきます。上りといい、下りといい、よくも散歩道などと言ったものだと、ぶつぶつ。

でも緑のアーチをくぐりぬけてドキドキ、シダのタペストリーを眺めてうっとり。魅惑の森はまだまだ続きます。
橋を数えながら、残り何キロ、後何十分と、ひたすら険しい下りを降りて行くとやっと最後のつり橋の向こうにクインティン小屋が見えてきます。”やったー”と思わず声が上がりました。
クインティン小屋へ到着したら、片道30分のサザーランド滝へ。高さ580m,といわれてもピンときませんが、超度迫力の滝です。
かつて那智の滝をみて、無数の小竜が滝壷に飛び込んで行くようだと思いましたが、サザーランド滝は無数の白い狼達が群れをなして滝壷に飛び込んで行くかのよう。立山の称名滝に勝るとも劣らない迫力です。


しかも、この滝裏側に廻ることができるんですー。ヌルヌルして足場が悪いので要注意ですが、恐る恐るちょっとだけ覗いてみました。ものすごい水飛沫で、ほんとに端っこからちょっとだけ覗いただけなんですけど、滝の裏側に回るという憧れのシュチュエーションを経験して大満足でした。
実はこの滝も私をこのトラックへと駆り立てたもののひとつで、本当はセスナでクイル湖から流れ落ちる様を見たかったのだけど、時間を取られて滝に行けなくなるのは嫌だったし、費用がネックであきらめました。写真で見るととっても興味深いのですけど。
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