相対論最新トピックス その2

日高まもる氏の新刊「アインシュタインのトリックがわかった!」出る
宇宙誕生初期に1万個以上の銀河があった!
宇宙誕生初期に巨大な銀河が既に形成されていた!
宇宙初期に、太陽質量の1兆倍の質量を持つ、古い巨大銀河が発見された!
宇宙誕生前に銀河が存在?!
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2004/3/17 <日高まもる氏の新刊「アインシュタインのトリックがわかった!」出る>

 著名な相対性理論研究家・日高まもる氏の新刊「アインシュタインのトリックがわかった!」(アーバンプロ出版
センター)がまもなく発売されます。

次のチラシ広告で、その概要を見ることができます。
「アインシュタインのトリックがわかった!」

 日高氏は、「相対論はやはり間違っていた」(徳間書店、共著)等の著作で知られ、相対性理論の誤りを独自の見地
から示して来られた異才であり、相対論の根本的な再検討に対して大きな影響を与えてきた人です。
その日高氏が、相対論否定の大合唱がはじまった今、また新たな書を上梓された。

 チラシには「相対性理論は100%間違っている」、「天才的発想がトリックを生む」、「原理の数式化は失敗している」
などの言葉が並び、興味深い内容となっているようです。

 現在、大学の物理系では「約半数の人が相対性理論の嘘に気付いている」という衝撃の報告があります。

この日高氏の著書がトドメの一撃となるような予感さえします。発売が待ち遠しいところです。

追記2004/3/26
本日3/26に書店で購入することができました。既に発売されています!



2004/6/19      <宇宙誕生初期に1万個以上の銀河があった!>

  「ビッグバン理論はどう見てもおかしい・・」と考えられるような観測事実が最近次々と発見されています。
 6・14の天文ニュース【2004年6月14日 Spitzer Press Release】に次のような記事が載ったと、Sさんが知らせて
下さいました。

宇宙で最初に生まれた星の残骸と最遠の宇宙にある巨大ブラックホール
【2004年6月14日 Spitzer Press Release】

 NASAのスピッツァー宇宙赤外線望遠鏡が、活動銀河核の中心にあるわれわれからもっとも遠い巨大ブラックホールや、
宇宙で最初に生まれた星の残骸と思われる天体の姿を捉えた。

これは、深宇宙オリジン・サーベイ(Great Observations Origins Deep Survey: GOODS)と呼ばれる計画のもと、ハッブル
宇宙望遠鏡(可視光)、チャンドラX線観測衛星(X線)、スピッツァー宇宙赤外線望遠鏡(赤外線)の3つの望遠鏡がそれぞ
れの特色を活かして活躍した結果だ。3つの望遠鏡の目が向けられたのは130億光年離れた南天の一角で、この領域に
1万個以上の銀河が含まれている。チャンドラX線観測衛星は200個以上のX線源を観測し、ハッブル宇宙望遠鏡はX線源
となっているブラックホールを取り巻く銀河を観測した。しかし、ハッブル宇宙望遠鏡では捉えることのできなかった7つのX
線源が謎として残った。

この7つのX線源は、長い間その存在が予測されていた、初期宇宙に存在していた活動銀河の中心を明るく輝かせる巨
大ブラックホールではないかと考えられている。これらのタイプのブラックホールから捉えられたX線としては、これまででも
っとも遠い宇宙からのものとなる。

ハッブル宇宙望遠鏡の100倍以上長い波長での観測が可能なスピッツァー宇宙赤外線望遠鏡がこの7つのX線源につい
て観測を行ったところ、ここに予測どおり、ブラックホールを取り巻く銀河から発せられるひじょうに明るい赤外線の光を捉
えることに成功した。ヨーロッパ南天天文台のVLTによる観測と合わせた結果から、この銀河はひじょうに濃いちりに覆わ
れていると考えられている。おそらくそのような種類の天体の中ではこれまででもっとも遠くに位置する天体だろうというこ
とだ。また、まったく異なる色をした天体も捉えられているが、これらはわれわれの知るもっとも遠い天体である可能性も
示された。

スピッツァー宇宙赤外線望遠鏡の観測では、可視光ではまったく見えず赤外線のみで検出される銀河も捉えられている
が、これらはいわゆる「超赤色天体」の仲間ではないかと考えられている。このタイプの天体はほとんどが遠方の銀河で、
年老いていたりちりを多く持っていたりするために赤く見える。スピッツァー宇宙赤外線望遠鏡が捉えたのは、宇宙の年齢
がたった20億歳だったころに存在した銀河のようだ。もしかすると、今回観測されたひじょうに赤い天体は、宇宙で最初に
生まれた星の残骸なのかもしれない。

註:色は杉岡がつけました。

 ブラックホールがどうの・・という記事はこの際どうでもよいのです。
まず注目すべきは、青色をつけた130億光年離れた南天の一角で、この領域に1万個以上の銀河が含まれている。
という一文です(この部分に最初に注目されたのはSさん)。
 ブラックホールの内容に埋もれそうになっているこの小さな記事こそ注目に値する。
 上では「宇宙の年齢がたった20億歳だったころに・・」などと書いていますが、NASAは2003年に宇宙の年齢は
137億歳!とはじき出している。130億年というのは20億年どころかじつは10億年もたっていないわけです。

 1万個以上の銀河・・とは、もの凄い数ではありませんか。
星ではないのです。銀河です。
”1万個以上の星”でもびっくりするのに、1万個以上の銀河です。
これが、ビッグバン直後にちゃんと存在していた!というのですから、驚かないわけはありません。

 また上記記事には、論理的におかしいと思える記述もあります。最後の赤色の箇所です。
これを見ると、宇宙初期に年老いた銀河が多く存在していたととれてしまい、論理的におかしなことになってしまい
ます。なぜなら、宇宙誕生初期に年老いた銀河が存在するわけがないからです。
もちろんこの観測結果は宇宙が生まれた当時の姿を捉えているのであって、その当時に生まれてから130億年たった
から年老いているわけではないことに、注意してください。
 これらは「ビッグバン理論は完全におかしい」・・といえる証拠といえるでしょう。

 私がこの理論を信じないのはこれだけではありません。
ビッグバンの決定的証拠!と喧伝されてきた宇宙背景放射の発見も、「決定的証拠」などと思ったのは単なる錯覚に
過ぎなかったという驚くべき事実を宇宙背景放射はビッグバン理論の決定的な証拠ではないで示しましたが、
このように見てみると、科学的な手続きを経ずに、熱狂的なブームによって誕生した理論がビッグバン理論だといえる
のです。(相対性理論の誕生過程と似ている・・)
 これでもまだ信じる人がいたらよほどおめでたい。

 また、上に関連する記事として、過去に出した次の内容もぜひ読んでみてください。
さらに、ビッグバン理論では全く説明がつかない観測結果が!
現代宇宙論に大幅修正を迫る観測結果!

冷静に、論理的な目で見つめていくことが、科学では大切でしょう。

 今回の記事を、いち早く教えてくださったSさんに深く感謝いたします。

追記2004/6/19
 Sさんが、次の指摘をくださいました。
「3つの望遠鏡の目が向けられたのは130億光年離れた南天の一角で、・・」とありますが、「では全天空を調べれば
どうなるのか?」と。
 はっとする指摘です。私は、「南天の一角のみ1万個か・・」と勝手に思い込んでいたのですが、よく考えるとそんな
はずはなく、いま現在はたまたまこの領域(南天の一角)を注目しているという意味に解釈するのが自然だと思います。
ですから、もっと、全天球面をくまなく調査すれば、あちこちに南天の一角と同じのような場所がみつかるのではないか
と考えられます。
 1万個どころではない可能性があるわけです。
 いまの宇宙論の現状では、ビッグバン理論に不利になるようなことは積極的に書かないでしょうから、文章を緻密
に読みこんでいかないとこういうことはうっかり見落としてしまいます。感心したご指摘でした。




2004/7/8      <宇宙初期に巨大な銀河が既に形成されていた!>

 上と同類のニュースを今日また見つけました。Yahooの社会ニュースに出たものです。
またしても宇宙ができたころに、すでに巨大銀河があった!というものです。一つ上はNASAが中心であり、こちらは
ヨーロパチームによりなされた発見のようです。(少しは重なる部分もあるのかもしれませんが)


【ワシントン7日共同】宇宙誕生の約20億−30億年後(今から約110億−120億年前)という早い時期に、巨大な銀河が
既に形成されていたとする観測結果を、欧米の2チームがそれぞれ8日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 現在の理論では、できたばかりの小さな銀河が時間をかけて衝突と合体を繰り返し、最終的に大きな銀河が形成されると
考えられている。今回の発見で、銀河の形成過程を説明する新たな理論が必要になりそうだ。
 イタリアとドイツのチームは、南米チリにある欧州南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡VLTで遠方の暗い銀河を探索、こ
れまで見つかった中で最も遠い4つのだ円銀河を発見した。太陽の質量の約1000億倍と巨大な上、星の形成を終えた成
熟した銀河で、宇宙誕生約20億年後に形成されたと推定した。(共同通信) [7月8日2時9分更新]

註:色は杉岡がつけました。

 それにしても次から次へと出てくるものです。
 私は一つ上のニュースと同じような発見が今後続々となされていくだろうと思っていましたが、やはり・・という感じ
です。
 ビッグバン理論はまったくの大嘘なのですが、その嘘という泥で塗りかためられた船にヒビがはいってあちこちから
水が浸入するのをもはや防ぎきれない状況となっているのです。

 上の説明も、20世紀後半あれだけ喧伝してしまったビッグバンをいまさら否定するわけにもいかず、「今回の発見
で、銀河の形成過程を説明する新たな理論が必要になりそうだ。」などと苦しい表現を使ってしのいでいますが、この
決定的観測事実を前に科学者が苦悶している様子がひしひしと感じられます。

 一つ上の記事でもそうでしたが、ここでも、矛盾ともとれるおかしな解説が最後になされている。青字の「星の形成
を終えた成熟した銀河で、宇宙誕生約20億年後に形成されたと推定した。」という文です。
冷静に考えてみてください。なぜ宇宙の初期に、成熟した巨大な銀河がなければならないのか。




2004/7/15  <宇宙初期に、太陽質量の1兆倍の質量を持つ、古い巨大銀河が発見された!>

 また、ビッグバン理論の大嘘を暴露するようなニュースが出ました。次のものです。

太陽質量の1兆倍の質量を持つ、古い巨大銀河の発見

【2004年7月15日 ESO Press Release】

 ヨーロッパ南天天文台の専門家とイタリアの研究チームが、宇宙年齢がたった35億歳のころの宇宙に存在する古い巨大
銀河を発見した。この発見は、新しい銀河の世代の存在を明らかにしただけでなく、われわれの宇宙に関する知識の根本
に大きな疑問を投げかけているという。

 宇宙の歴史の中でいつどのようにして銀河が形成され進化してきたのかというのは、銀河に関する最大の疑問だ。一般
的な理論によれば、質量の小さな銀河同士が衝突と合体を繰り返し、段階的により大きな銀河が形成される。この理論で
は、過去の宇宙には小さな銀河しか存在しかなったことになる。

 VLT(The Very Large Telescope)を使った今回の研究では、K20フィールドと呼ばれる満月の10分の1の大きさの領域
にある546個の天体が観測された。その結果、4つの年老いた大質量銀河が発見された。これらは赤方偏移パラメータzが
1.6から1.9の銀河で、宇宙年齢が現在の25%(35億歳、今から100億年前)のころのものだという。また、これらの銀河の質
量は太陽の1兆倍程度と見積もられており、現在存在する大質量の銀河に匹敵する。さらに、深宇宙オリジン・サーベイ
(Great Observations Origins Deep Survey: GOODS)による補足観測では、これらの銀河の構造や形が現在の宇宙に存
在する楕円銀河とほぼ同じであることもわかっている。

 今回の観測では新たな世代に属する銀河が発見され、現存する銀河の形成ももっと以前に始まっていたことが示され
た。銀河の進化は、予測されていた以上に急速に進んでいたようだ。

註:色は杉岡がつけました。


 またか・・という感じです。
 ここまで次々とビッグバンに直接疑問を投げかける決定的証拠があがっては、もはや、ガモフ以来20世紀あれほど
世界を熱中させたビッグバン理論も色あせざるを得ません。

 青字の箇所をじっくり読んで見てください。
 これでも、まだあなたは愚かなビッグバン理論にしがみつくのですか?と問いたい。

 「4つの」というこの文句も絶対に見逃してはなりません。
 たった1つだけでも、たいへんなことなのに「4つ」です。4つもの古い巨大銀河がなぜか宇宙初期にちゃんと存在して
るという摩訶不思議さ。
 この事実を冷徹に直視できる人だけが、サイエンスを論じることができる。
安易に権威に追従するだけの態度は、もういいかげん終わりにしてほしいものです。

 最後で「銀河の進化は、予測されていた以上に急速に進んでいたようだ。」などとお茶を濁すような一文で逃げて
いますが、まさに顔を引きつらせながら「いまさらビッグバンは嘘でしたとも書けないし・・」という哀れさがにじみ出て
いるようにも思いますが、いかがでしょうか。




2004/8/1          <宇宙誕生前に銀河が存在?!>

 まったく驚くべき記事を紹介します。
 じつは、宇宙誕生前に銀河が存在していたとしか考えられない記事が、2年ほど前の天文ニュースに載っていたのです。

【2002年8月9日 国立天文台・天文ニュース(575)】

 東北大学を中心とする共同研究チームは、すばる望遠鏡による観測から、宇宙が生まれてわずか10億年しかたっていな
いころの、星が爆発的に誕生している銀河を発見しました。さらに続けて行われた、すばる望遠鏡とケック望遠鏡での観測
により、この銀河から宇宙空間へ高速に噴き出す水素ガスの存在が明らかになりました。ガスの噴出は、銀河内部で星が
活発に形成されているためと考えられています。宇宙が150億年前にはじまったとすると、この銀河までの距離は140億光
年以上となり、高速に水素ガスを噴き出している銀河の中では最も遠方の天体です。

 すばる望遠鏡が撮影したろくぶんぎ座の銀河の画像。およそ140億光年離れている(提供:国立天文台、すばる望遠鏡)
東北大学の大学院生・安食優(あじきまさる)さんと同助教授・谷口義明(たにぐちよしあき)さんらは2002年2月、ろくぶん
ぎ座にある "SDSSp J104433.04-012502.2" と呼ばれる遠方のクエーサーと同距離に存在している銀河を探すため、クエ
ーサーの周囲をすばる望遠鏡の広視野撮像カメラ(Suprime-Cam)に新たに開発したフィルターを付けて、10時間にもわた
って撮影しました。

 その結果、明るく写る15個以上の銀河を発見することに成功しました。2002年3月、そのうちの遠方の銀河である可能性
の高い一つの天体に対して、すばる望遠鏡の微光天体分光撮像装置(FOCAS)を使ってスペクトルを調べる分光観測を行
いました。得られたデータからは、この天体が予想通りに非常に遠方の銀河(赤方偏移 z=5.69)であることが確かめられま
した。

 宇宙が150億年前にはじまったとすると、この銀河までの距離は約140億光年、生まれて約10億年しかたっていない、
ても若い銀河の姿ということになります。

 2002年3月には、マウナケア山頂にあるケック II 望遠鏡に取りつけた観測装置(Echellette Spectrograph and Imager;
ESI)を用いて、この銀河の詳しい分光観測も行ないました。その結果は、すばる望遠鏡による成果を支持するもでした。さ
らに非常に興味深いことに、この銀河から秒速数100キロメートルの高速なスピードで噴き出す水素ガスの存在を確かめ
たのです。

 太陽の10倍以上もあるような重い星は、わずか数百万年から数千万年のうちに超新星爆発を起こすことが知られていま
す。活発な星の形成と超新星爆発を繰り返すことで、銀河内部にあったガスが宇宙空間に噴き出すことがあります(スーパ
ーウィンド現象)。

 今回発見した若い銀河でも同じメカニズムで水素ガスが噴き出していると考えられています。つまり、そのような現象を示
す最も遠方にある銀河をとらえたといえるでしょう。宇宙が誕生して数億年のころには大規模な星の形成が起こっていたと
いう証拠を見つけたといえます。

 今後もすばるをはじめとする大型望遠鏡の観測によって、宇宙が生まれたころの銀河の誕生や進化について、明らかに
なっていくと期待されています。

本成果は、2002年9月1日発行のアストロフィジカル・ジャーナル誌に掲載される予定です。

註:色は杉岡がつけました。

 この記事に、びっくりしない人はいないでしょう。
現在の宇宙の年齢は137億歳とされており、とすると宇宙誕生前に銀河があった!ことになるからです。
(「宇宙が150億年前にはじまったとすると、・・」などと述べていますが、2003年にNASAは精密な観測の結果、
宇宙の年齢は137億歳とはじき出している。)

 ビッグバン理論が正しいとすると、こんな奇妙奇天烈なことになってしまうのです。

 何度でも、繰り返します。
 ビッグバンの決定的証拠!と喧伝されてきた宇宙背景放射の発見も、「決定的証拠」などと思ったのは単なる錯覚
に過ぎなかったという驚くべき事実を宇宙背景放射はビッグバン理論の決定的な証拠ではないで示しましたが、
このように見ると、ビッグバン理論は、科学的な手続きを経ずに、熱狂的なブームによって誕生した空理空論だったと
いえるのです。(相対性理論もよく似た過程を経て浸透していった・・)
 ビッグバン理論を支持する決定的証拠などじつはなに一つない。

 ビッグバン理論は嘘なのです。ビッグバンなどなかったのです。

 上の記事はSさんが見つけられ、教えてくださいました。深く感謝いたします。

 さらにもう一つ、こんなニュースも。

【2002年4月10日 ESO Press Release 07/02】

南米チリにあるESO(ヨーロッパ南天天文台)パラナル観測所のVLT(The Very Large Telescope)を使って観測を行ってい
た国際研究チーム(オランダ、ドイツ、フランス、アメリカ)たちが、135億光年離れた銀河群を発見した。銀河群としてはこ
れまで知られているものの中で最遠のものである。

電波銀河TN J1338-1942周辺領域の画像。中心の緑の四角が電波銀河の位置で、周りの青い円が電波銀河と同じ距離
にある銀河。クリックで拡大(提供:ESO)
研究チームは、まずTN J1338-1942という名前の電波銀河を観測した。電波銀河は我々の天の川銀河の5桁から10桁も
強い電波を放射している銀河であるが、この強力な電波は中心にある大質量ブラックホールに関係があると考えられてい
る。そして、強力な電波のおかげで、はるか遠方にあっても見つけることができるのだ。

さらに、これまでの観測から、電波銀河は形成途上にある若い銀河団や銀河群の中心にあるという結果が得られている。
そこで、今回の観測でも電波銀河の周りを見て、将来銀河団になるかもしれないような銀河の集まりがないかどうかを調
べたというわけだ。

観測の結果、電波銀河の周りに映っている銀河のうち20個が電波銀河と同じ距離にあることが確認された。この電波銀
河までの距離はおよそ135億光年なので、これら20個の銀河の集まりは135億光年離れた銀河群ということになる。別の
言い方をすれば、(宇宙の年齢を150億年とすれば)宇宙の歴史上ほんの10%しか時間が経っていない時点ですでに銀
河群のような構造が形成されているということである。

今回の観測で、宇宙のごく早い段階から銀河群が形成されていることが示された。こういった銀河群が今後どのように銀
河団へと進化していくのかを知るためには、銀河群に含まれている銀河の色や形を調べなければならない。先ごろハッブ
ル宇宙望遠鏡に取り付けられたACSカメラが大いに成果をあげてくれると期待されている。

註:色は杉岡がつけました。

 もう余計な説明はしませんが、宇宙誕生とほぼ同時にちゃんと銀河があったということになり・・、ビッグバン支持者
大慌ての内容です。

 研究者の方々にはこの事実をきちんと直視してほしいと思います。目をそらさないでいただきたい。

 これらが2年ほど前に公になっているにもかかわらず、現在まじめに議論されていないように見えます。
 政治に限らず、科学の世界でも情報操作などはよく行われることであり(不利なことは表に出そうとしないという意味)、
20世紀後半あれだけ喧伝してしまったビッグバン理論をいまさら「嘘でした・・」とする内容のものは、積極的にとりあげ
ようとしないのです。
 もしそうしようとする者がいると、安直に「疑似科学だ!」などとレッテルをはる。 情けないことだと思います。

 なお上の記事はSさんと私が独立に見つけたものですが、Sさんにはいつもありがとうございます。






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