島根県松江市の「彩雲堂」の日本三大銘菓の1つに数えられる代表銘菓「山川」(落雁(らくがん)・茶菓子)
今回は、島根県松江市の「彩雲堂」が製造販売しているお茶席で供せられる落雁(らくがん)のお茶菓子の「山川」をご紹介します。
「山川」は、江戸時代茶人として名高い松江藩の7代目藩主松平不昧(ふまい)公が考案したお茶席用のお茶菓子で、「若草」と並び有名なお茶菓子とのことです。
なお、「若草」に関しては、2015(平成27)年2月9日島根県松江市の「彩雲堂」の、求肥餅(ぎゅうひもち)に薄緑色の寒梅粉を一面に塗布した松江の代表銘菓(茶菓子)「若草(わかくさ)」でご紹介しています。
いわれはよくわかりませんが、「山川」は、新潟県長岡市の「大和屋」の「越乃雪」と、石川県金沢市の「森八」の「長生殿」と合わせて日本三大銘菓と言われているとのことです。
「山川」は、紅白一対の落雁(らくがん)で、主に島根県雲南地区の山間部でとれる腰があり粘りの強いもち米粉と和三盆糖と塩を原料にしています。
手でボコッと割った断面の凸凹を山と川に見立てて「山川」と命名したとのことです。
「山川」は、紅白のうち紅が紅葉で白が川のせせらぎをあらわすともいわれており、秋のお茶菓子とのことです。
もっこりとした固いような柔らかいような不思議な食感と、ほんのりした和三盆糖の甘さと塩味が合わせられ独特の味わいがあります。
「山川」は、2枚入り1512円です。
「彩雲堂」の電話番号は、0852-21-2727です。
なお、糯米(もちごめ)と砂糖を原料とする打物の「落雁(らくがん)」に関しては、2013(平成25)年12月9日熊本県の肥後銘菓の「銅銭糖(どうぜにとう)」(落雁(らくがん))でご紹介しています。
また、小豆粉と砂糖を原料とする打物の「諸越(もろこし)」に関しては、2014(平成26)年10月19日山形市山寺(やまでら)にある「商正堂」の手造りの味・名物「山寺もろこし」と、2014(平成26)年5月14日秋田県秋田市の「岡田製菓」の「極上秋田諸越(もろこし)」と、2011(平成23)年11月3日秋田銘菓の「諸越(もろこし)」と、2014(平成26)年4月27日山形県鶴岡市の郷土菓子「おきつねはん」ないし「きつねめん」(諸越(もろこし))でご紹介しています。
更に、「和三盆糖」に関しては、2015(平成27)年2月9日島根県松江市の「彩雲堂」の求肥餅(ぎゅうひもち)に薄緑色の寒梅粉を一面に塗布した松江の代表銘菓(茶菓子)「若草(わかくさ)」と、2014(平成26)年6月3日三重県亀山市の銘菓「関の戸」(求肥餅(ぎゅうひもち))でご紹介しています。
そして、島根県松江市のお菓子に関しては、2015(平成27)年1月1日島根県松江市の「福田屋」の柚子(ゆず)を使ったゆべしの「柚餅子(ゆべし)」でご紹介しています。