山形市山寺(やまでら)にある「商正堂」の手造りの味・名物「山寺もろこし」
2014(平成26)年10月19日
山形市山寺地区にある天台宗の名刹(めいさつ)の立石寺(りっしゃくじ)は、通称「山寺」の名前で知られています。開祖は円仁(慈覚大師)で貞観2(860)年に開山されたようです。
江戸時代松尾芭蕉が山寺で名句「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」を詠んだことでも有名です。
「山寺」は、古来悪縁を切る縁切り寺として知られています。
「山寺」の門前町にある和菓子店の「商正堂」は、「立石寺御用達」のお店です。
「商正堂」の「山寺もろこし」は、山寺土産の定番の一つとして人気を集めています。
この「山寺もろこし」は、小豆粉と砂糖だけを使った素朴なお菓子です。
小豆粉と砂糖をこね、小判型の木型にはめて炭火で半日乾燥させてから表面を香ばしく焦がします。
全て手造りのため一日千個造るのがやっとだという貴重なお菓子です。
「山寺もろこし」は、香ばしい小豆粉の風味が適度な甘さとマッチして昔懐かしい素朴な美味しいお菓子です。
立石寺の茶席でも使われるお菓子だそうです。
「山寺もろこし」は、第19回全国菓子大博覧会において技術優秀賞を受賞したそうです。
「山寺もろこし」は、伝統ある手提げ袋に14枚入ったものが1100円です。
製造・販売者は、商正堂(電話番号023-695-2048)です。
なお、山寺名物のお菓子としては、2013(平成25)年10月18日山形市の「山寺の立石寺(りっしゃくじ)」にある「山寺風雅の国」の餅菓子の「円仁さん」をご紹介しています。
また、「もろこし」について、2014(平成26)年5月14日秋田県秋田市の「岡田製菓」の「極上秋田諸越(もろこし)」と、2011(平成23)年11月3日秋田銘菓の「諸越(もろこし)」をご紹介しています。