古本屋日記 2007年9月
 9月30日(日)

 今日はホームセンターで店用の電子レンジを購入。もちろん自分の間食用である。今までは暇を持て余すとどこかへ食事に行ってしまうことも多く、経費がかかってしょうがなかったのだ。
 さっそく昼食は、電子レンジ用のご飯と缶詰、海苔の佃煮などを買ってきて質素な食事をしてみたが、なんだ、これもそれほど悪くないじゃん。ただ、これではやはり量が足らないので、さらに電子レンジ用のパックのおでんを買ってきて、ひとごこち。やはり量がネックだな。
 猫又さんに電話してそのことを話すと、「僕も店の電子レンジでうどんなんかを作ってるよ」
 えっ、電子レンジでうどんも作れるの?
「簡単。丼にうどんの玉を入れて、上からツユとお湯かけて、ネギやらかまぼこやらを乗せて、電子レンジであっためるだけ」
 ふうん、煮なくていいんだ。
 うどんを一品増やせば量の問題も解決しそうだし、そうすりゃ、かなりの倹約になるなあ。電子レンジは7000円弱だったので、すぐに元は取り返せるんじゃなかろうか。
 9月27日(木)

 一昨日、パソコンにジュースをこぼしてしまい、キーボードが利かなくなってしまった。その時点ではほとんどのキーが使えなかったのだが、その後、徐々に復活してきた。
 しかし今日になっても、スペースキーや変換キー、「B」「N」「M」キー、ENTERキーなどは使えない。それらのキーを打つ必要があるときは、仕方がないので「ユーザー補助」にある「スクリーンキーボード」を使っていたのだが、特に、使用頻度の高い変換キーとENTERキーが使えないのが痛い。ほとんどの場合に変換は必要なのだから、年がら年中「スクリーンキーボード」を使う必要があるのだ。これは想像以上にわずらわしいよ。 結局、我慢できずにキーボードを買うことにした。とりあえず最大のストレスの原因は除去されたわけだが、しかしノートパソコンに外付けのキーボードがもう一つ付いたわけだから、これはこれで情けない事この上ない。


 9月25日(火)

 今日は組合の市。皆が注目しているのは、2階にあるインド関連本の山。これは私もほしい。
 入札は自分なりにかなり頑張ったつもりなのだが、結果的には全然足元にも及ばなかった。そんなに高いんだ。
 「デロリンマンが出てますよ」と教えてもらう。講談社版の2冊なのでこれもほしいが、これを買うためには260冊の山を買わなければならない。客の時代には自分のほしいものだけを買えばよかったんだけどなあ。もちろん今はそんなことは言っていられない。これも自分なりに一生懸命入れる。結果的には落札できて嬉しいが、下札だったのがちょっと気がかり。もう少し安く入れてもよかったのか?
 でもそんなこと考えてたら何も落とせなくなるので、これはしょうがない。

 落札したのは、
『デロリンマン』始めコミック1山(260冊)
『組織心理学』始め10本(約200冊)
『聖書』始め3本(約80冊)
『死因事典』始め新書10本(約250冊)
『エアーコマンド』始め航空雑誌3本(48冊)
『伊勢・志摩』始め観光雑誌2本(84冊)
UFO関連本1山(52冊)
ウエストレイク始め文庫7本(約200冊)
『古墳事典』始め1箱(26冊)
『密教の水源を見る』始め1本(24冊)
ミステリー文庫1山(約300冊)
『プレイボール』始めコミック11本(159冊)
計 約1650冊

 さあて、また店の中に本が溢れて通り道がなくなってしまった。どうするかなあ。


 9月23日(日)

 店用の冷蔵庫がほしくなってコジマ電気へ。それでなくても店には置くところがないので、ミニサイズのものが条件。すると、冷蔵庫のコーナーに一緒においてある保冷温器が目に付いた。ああ、こういうのもあるんだ。
 冷蔵庫じゃないので製氷機能等はないが、自分の「間食」のための食糧をちょっと保管しておきたいだけなので、充分、選択の候補になり得る。要はチョコレートとかマーガリンとかバナナとかが溶けなきゃいいのだ。今年の夏はひどい目にあったぜ。
 検討のため、いったん店外へタバコを吸いに出ようとしたところで、怪しい青年に声をかけられた。キャンペーンなのでくじを引いてみろという。言われるがままに引くと、
「すげえ、2等だ」
「はあ?」
「2等はユーセン用のデッキです。録音もできるものですよ。工事費も含めてすべて無料でお取り付けいたします」
「はあ」
「2等ですよ。めったに出ないんですから、もっとうれしそうな顔してくださいよ。ユーセンはご存知ですよね」
 ユーセンは知ってるけど、それよりあんたの方がきわめて怪しいんだよ。
「ご自宅にアンテナを取り付けられる場所はございますか」
「さあね、すべて無料なの?」
「機械もアンテナも取り付け工事費もすべて無料です。ユーセンの利用料はかかりますが、レンタルでCDを借りることを思えば、ずっとお得ですよ」
「ふーん、それでユーセンの利用料はいくらなの?」
「月6500円です」
 しょうもな。毎月定期的にCDのレンタル料に6500円以上かけている人が、どれだけの割合でいると思ってんだよ。
 再度店内に戻る気がせず、そのまま外へ出る。
 結局、店の近くのホームセンターで保冷温器を購入した。今その中には、ハムとマーガリンとチューブ入りのカラシしか入っていないけれど、それなりに満足だ。

 9月16日(日)

 アマゾンからメモリが届いたので、さっそく増設してみた。これまで使っていたノートパソコンはどれもメモリの格納場所が本体の裏側にあったと思うけど、本機はキーボードの下。ふうん、機種によってはこんな場所にメモリを入れてるんだ。
 再起動してみると、げっ、全然スピードが違うがな。512MB増やしただけだから総体としてはそれほど大きなメモリ容量ではないが、これだけ動くようになればもう十分だ。256MBがどれだけひどい状態なのかよくわかったよ。
 今まではインターネットのレスポンスの悪さも、通信速度の遅さやサイトの重さに起因するものとばかり思っていたが、自分のパソコンこそが最も大きな要因だったんだな。

 昨日久しぶりに「まんぷく太郎」で焼肉が食べれた。最近テレビに出たとかで超満員が続いていて、店の前まで来ては、列に並ぶのを断念していたのだ。開店直後だったから座れたものの、私が食べ始める頃には、すでに階段の下まで長蛇の列になっていた。やっぱりほとぼりが冷めるまで、しばらくここには来れそうもないなあ。
 せっかく休日なので焼肉を選択することも出来るのに、そこはしょせん「テレビで見たから来ました」という初心者の悲しさ、ほとんどのお客さんがしゃぶしゃぶの方を選択していた。「しゃぶしゃぶも焼肉も食べられる」というテレビの宣伝を鵜呑みにした結果だ。
 確かに、しゃぶしゃぶの鍋には、上に小さな鉄板が付いていて、そこで肉も焼くことが出来るから「しゃぶしゃぶも焼肉も食べられる」
 だがその鉄板はあまりにも小さい。複数の人数で食べるなら1回で焼ける量を個人に換算すると、これはすでにもう焼肉とは呼べない。せいぜい「もともと小さな肉片をさらに何口にも分けて食べるというささやかな贅沢」焼き鳥(by古舘伊知郎)、に匹敵する程度の量だろう。
 それと引き換えに、しゃぶしゃぶも食べることはできるけど、肉をしゃぶしゃぶで食って何が嬉しい?
 ここに気付かないまま終わるお客さんは、早晩、次に宣伝される店に移っていくだろうから、そのうち私もまたこの店に来れるようになるのだろうな。
 9月14日(金)

 パソコンの描画速度が極端に遅い。メモリが不足しているのか。それともビデオアクセラレータとかいうものが原因なのか。昔はパソコンを買う際には、必ずメモリも購入して起動時に増設していたのだが、今使っているパソコンはもともと予備用で購入したもののためメモリ増設などしていない。いまどき256MBじゃ、やっぱりきついんだろうな。

 そこで意を決してメモリを購入することにした。最近、出品のため登録したアマゾンで検索する。古い型のパソコンなので512MBしか増設できないから中古で安いのがあったらそれにしようと思ったのだが、11件ある出品商品のうちアマゾンの新品が一番安いがな。なんで、アマゾンのマーケットプレイスなのにアマゾンより高い価格で出品するのか、出品者の気が知れない。もっともこういうことは本に関してもよくあるんだけど。

 購入ボタンを押すとクレジットカードの番号を入力しろと言われた。なんでじゃ?このまえ登録した時に入力してるがな。
 それでも注文を済ますと、ほどなくして、カードの入力内容が間違っているから、まずカードの有効期限を確認しろとのメールが届いた。このまえ登録した時は、有効期限「2007年10月」ですんなり通ったのに。それから変わってるのか?

 仕方がないので、紀伊国屋書店のホームページにログインしてクレジットカードの内容変更画面を出してみると、案の定、カードの有効期限が「2008年10月」に変わっている。
 ちぇっ、紀伊国屋の方が本人よりよく知ってるぜ。
 再びアマゾンに戻って、カードの有効期限を変更した。それからは何も言ってこないので、あれで通ったのだろう。

 それにしてもアマゾンの注文がこんなにめんどうだとは思わなかったな。私もアマゾンを通じてぽつぽつ注文をいただくけれど、こんなに苦労して注文していただいてたんですね、感謝。
 9月11日(火)

 今日は組合の市。
 9時開館なので、いつものようにまずは古書会館向かいの喫茶店で一休み。
お店のご夫婦が「今日は中市会ですよね」と口を合わせて言う。
 市が毎週火曜日ということまではご存知だろうと思っていましたが、主催の会までご存知だとは!
「だってここで何十年もやってますから」
 すごいもんだなあ。私なんかいつも主催の会なんてほとんど気にしたことがないもの。
「でも皆さん、おいでになるのが遅くなりましたよ」
 やはり、最近の駐禁取り締まりの強化によるものだそうだ。
「車でおいでになっていたお客さんも、最近めっきり減っちゃいましたし」
 どの商売も最近難しくなってるんだなあ。

 時間が来たので会館へ。うーん、今日もどうしてもほしいようなものはない。例によって、適当にパラパラ札を入れていく。
「ようけい買うなあ、そんなに売れてんのか」とからかわれるたびに「本を買うのが好きなんですよ」と答えるのにも慣れてしまった。

 落札したのは、
攻略本6本(約140冊)
『存在と無』始め1山(約500冊)
『二十一世紀国際関係論』始め9本(約180冊)
『美術の窓』始め15本(約300冊)
少年コミック20本(約580冊)
コミック12本(約250冊)
時代文庫7本(約180冊)
『法と秩序』始め21本(約300冊)
『浮世盾烽フがたり』始め19冊
計 約2400冊

 また店の通り道がなくなってしまった。ほんとは真っ先に店の片付けをしなきゃいけないんだけど、全然やる気がしないので... 久しぶりに替え歌なんかをつくって現実逃避をしているオレ。
『ミステリー替え歌』のページに、「雨」、「あなた」を追加。


 9月9日(日)

 一昨日に発表された平成18年度「国語に関する世論調査」の結果についてのうち、慣用句の誤用に関する部分を読んでがっくり。私も「流れに棹さす」の意味を間違えていたよ。
問題と回答結果は次のとおり。

流れに棹(さお)さす 例文:その発言は流れに棹さすものだ。
(ア)傾向に逆らって,勢いを失わせる行為をすること ・・・・・ 62.2%
(イ)傾向に乗って,勢いを増す行為をすること ・・・・・ 17.5%
(ア)と(イ)の両方 ・・・・・ 1.5%
(ア)と(イ)とは全く別の意味 ・・・・・ 0.3%
分からない ・・・・・ 18.5%
正解は(イ)
棹を使って流れを下るように、大勢のままに進むという意らしい。
へえ、(ア)じゃなかったんだ。

 今回の調査ではないけれど「確信犯」も誤って理解していた。
「確信犯」
(ア)悪いことであると分かっていながらなされる行為・犯罪・・・・・57.6%
(イ)政治・宗教上の信念に基づく行為・犯罪・・・・・16.4%
分からない・・・・・18.8%
正解は(イ)
ふーん、そんな厳密な意味だったんだ。

 どちらもできれば少数派の正解者の仲間に入っていたかったけれど、贅沢は言うまい。そのうちどこかでネタに使ったろ。

 9月7日(金)

 今日はラミネーターで貼紙を作成。
文面は、
「隣の喫茶店「サバンナ」にいます。ご用のあるかたは、喫茶店の入り口でお声をかけて下さい。」
 これで完璧だ。さっそく利用することにして、隣の喫茶店へ。効果はよくわかりませんでした。誰も喫茶店まで訪ねて来なかったし。
 でも歩道からでは文面は読めないので、店の電気が消えていてこんな貼紙がしてあると、どうしたって閉店の挨拶としか思えないよな。

 9月5日(水)

 東京都古書籍商業協同組合から「日本の古本屋」のIDが届く。
入力作業の準備ができていないので、とりあえず1000件会員で始めたのだが、その半分も入力してないもんなあ。でもせっかくだから今までホームページの目録で掲載した分だけでもアップしてみた。全部で459点。しょぼっ!
 こんな点数ではそうそう注文も届くまいと思いましたが、案に相違して初日から3人の方より総額で約4万円のご注文をいただきました。ありがとうございました。
 あと500件、なんとか今月中には入力したいものです。って、よそじゃそのくらいは1日で入力してるっての。

 9月4日(火)

 今日は組合の市。創元のフレドリック・ブラウン10冊を含む文庫5本(約120冊)に目が留まる。どれもかなりの背ヤケで、猫又さんも「これは元をとるのに苦労するよ」とおっしゃるが、他にはミステリーらしき出品もないため、とりあえず札を入れる。
 ガイモノでは『全怪獣怪人大事典 上・中・下巻』が出ていた。星と嵐さんから「これも元をとるのは難しいんじゃないかな」とアドバイスをいただくが、ガイモノではこれぐらいしかほしいものがない。いいや、1セット注文だ。他はどうでもいいので適当に入札していく。
 落札したのは、
海外文庫(ブラウン含む)5本(約120冊)
辞書3本(28冊)
アダルトDVD2束(40本)
コミック10本(約280冊)
コミック26本(約330冊)
ガイモノで、
『全怪獣怪人大事典 上・中・下巻』(3冊)
以上6品であった。(約800冊)

このうちブラウンは今日の目録に載せてみました。


 9月1日(土)

 いつのまにか8月が終わってしまった。1番の問題は看板の張り紙。
「100円のコミック→80円 8/31まで」
 9月から100円に戻すかどうか、あまり考えていないうちに当の9月になってしまったのだ。
 1番簡単なのは12月あたりまで延長する張り紙をすることだが、また1月に同じ問題が起きてしまう。思い切って100円に戻す手もあるけど実質値上げになってしまうし。 で、意を決して、100円のコミックをすべて80円に値付け直すことにした。100円コミックについてはすべて値札シールを貼っているだけなので、その上から80円のシールを貼っていくだけなのだが、1棚380冊として、100円コミックの棚が8棚で約3000冊、さらに棚台に約350冊。そのすべてにシールを貼らなければならない。(実は他にも100円のシールが貼ってあるものがその辺に散乱しているのだが、それはまたおいおいということにした。)
 午前中かけて、ようやく終了。ぜい、ぜい。ブックオフあたりでは毎日こんなことをしているのだろう。尊敬しちゃうぜ。

 一息入れて、「まんぷく太郎」へ。
1人なのに今日は6人テーブルに案内される。
「いつもわざわざ喫煙所までタバコを吸いに行かれてますから」
ありがとね。
 この店で喫煙可能なテーブルは6人テーブルだけだから、いつもは禁煙席に座っているのだ。

 店に戻ってしばらくすると、以前の職場の同僚の女性2人がバームクーヘンと本の差し入れを持参して来訪。おいでになることは、一昨日、やはり以前の職場の同僚の男性が来訪(ちなみに彼の差し入れは煎餅であった)されたときに教えてもらっていたのだが、特におもてなしの準備もしていない。いつものように店を閉めて隣の喫茶店へ。なんか、これ用の貼紙(「隣の喫茶店にいます」)でも用意したほうがいいかな。

 今日はコミックのお尋ねが3人。でも最後の方の「めんくい」しか覚えてないや。ほんとに老若男女を問わずコミックを探している方が多いね。




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