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[No.230] 優しい茶碗 価格 1000 円 '22. 10. 1 up
(125 mm x 65 mm)
厳しかったあの夏の殺人的な光はどこに行ってしまったんでしょう。我が家の周囲もコスモスなど秋の花も見られるようになりました。
季節に対して対抗心むき出しの感情もどこか季節のやさしさに身を任せたいと思うようになります。
飲み物も必然的に優しい飲み物を好むようになります。キンキンに冷えたビールよりは人肌に温めたお酒や茶の湯も心を和めてくれます。
お茶碗でいつか優しいお茶器でも作ってみようと思っていたところ、お皿で試行錯誤していた時ですが優しい色合いを見つけました。
早速このお茶碗に施してみたところ優しさが前面に出たお茶碗が出来上がりました。
季節がさらに進むと秋も深まり小春日和にもなるでしょう。そんな時縁側で野点のお茶もよさげです。
次回の更新は 11月 1日となります
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[No.229] 小鉢3 価格 1000 円 '22. 9. 1 up
(130 mm x 65 mm)
このところ大皿に虐げられて自分のふがいなさにすっかり落ち込んでいました。
そんな中もっとも造りやすく安心感のあるものといえばこんな小鉢ではないでしょうか。
わたしの手で濡れた粘土をむんずと鷲づかみにして自然のまま成型して器にしていくとこの小鉢のようなものになっていきます。
大鉢でもなくそして茶碗でもなく適度な作りやすい大きさがこれくらいなのです。
やはりストレスがない器って本当に素直な器ができるんですね。老後を楽しんで作っているんだから小鉢だけにすればいいものをまた懲りもせず大皿なんか挑戦したりして・・
極暑もひと段落して少し秋色の空がたまに感じられます。そうだ、自家製のイカの塩辛でもこれで作ってみましょうか。
次回の更新は 10月 1日となります
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[No.228] 大皿1 価格 ● 円 '22. 8. 1 up
(266 mm x 40 mm)
幾度となく挑戦し続けてきた大皿でしたがまあ何とか使用に耐えられそうなものは出来ました。若干、釉薬切れも見られますがいろいろ反省点もあって改良の余地が見えました。
それぞれの仕事でプロとして活躍されていた方が私の道具を作るお手伝いをしていただいて曲がりなりに私にも大皿が作れそうな雰囲気になってきました。
そもそも重くて柔らかい粘土を、横に大きく庇を張り出して・・と考えてみてください。もうその時点で張り出した舳先は下に向いて垂れてきてしまいます。相当硬い粘土を使う必要がありそれを扱う力量が試されます。
私の今の力量では目標を300mmに置いていますが窯の容量では340mmまでは入りそうです。しかし最終製品になると266mmと収縮します。これは粘土相互の小石の粒同士が溶融してくっつき会うためです。
それは今まで作ってきた作品にはなかったかというとそんなことはありません。それは幾分・・・と言う程度で気持ち大きめに作っておけば済んだことでした。
しかしお皿のように見た目が面積で感じる大きさの比は計算上で感じるよりその差はかなり出るようです。
次回の更新は 9月 1日となります
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[No.227] 一輪挿し3 価格 各1、000 円 '22. 7. 1 up
(70 mm x 90 mm)
今年の梅雨はもう終わってしまったかのような天気が続いて連日の猛暑です。道端の草花を楽しむコーナーとして一輪挿しを紹介しています。
そんなわけで先月に次いで今月も一輪挿しをご紹介いたします。連日盛夏のような熱砂に道端の花はもう秋までお終いのようです。
右の小さな花はロベリア、先週まで盛んに咲き誇っていましたがこの暑さでもう日陰にほんのわずかしか無くしかもあまり瑞々しくはないようでした。
それに引き換え左の花はご存じニチニチソウです。まだかわいいくらい小さいですがこれから夏にかけてさらに成長して夏の花の代表になるほどに君臨します。
ところで一輪挿しの下に台として使っている丸太の切れ端ですが毎年春には群馬県片品村に出向いて今年の冬に使う薪を調達するのですが端材として持ち帰りました。
様々な大きさを作ってきましたのでこれからの陶芸のご紹介に顔を出すと思います。
次回の更新は 8月 1日となります
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[No.226] 一輪挿し2 価格 各1、000 円 '22. 6. 1 up
(70 mm x 90 mm)
我が家ご近所の住民もすっかり高齢化してきてしまいました。すると私も含めて盛んに花を育てたりして水遣りにいそしみます。
まあそれはそれで自然な成り行きと思われます。そして花壇には美を競い合うような花々の饗宴となってそれも楽しみではあります。
それとは別に三軒で使っている私道、長さは30m余あります。完全舗装ではなく簡易舗装のため両脇は土がむき出しです、そこに名もない草花が咲くのです。
そんな花々をちょっと摘んで茶碗にでも水を入れて活けておくと殺風景なテーブルも途端に華やかになるから不思議です。
そんな名もない草花に似合う花瓶を作ってみました。これで今夜の食卓は一品減らしても立派な献立の一品の役に立ちます。
失礼!、名もない草花・・なんてありません。調べたら白い花は寒白菊(ノースポール)。黄色いのは黄花雛菊(キバナヒナギク)でした。
次回の更新は 7月 1日となります
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[No.225] 小鉢三点 価格 各1、000 円 '22. 5. 1 up
(130 mm x 80 mm)
庭のアザレアが開花しました。
毎年、律義に5月の連休前から咲き始めてこの時期の庭に明るさをもたらしてくれます。
気候的には、暑くもなくそして寒くもなく空気も比較的乾いていて晴れた日にはベランダで昼食でも取ろうかという気にもなります。
ベランダはリビングと並んでいますから食材をそれぞれの小鉢に入れてちょっと持ち出すだけという気安さがあります。
ツウィッピ〜!、ピツ!、ピッツ!・・・シジュウカラの鳴き声も5月の気持ちよい空に響き渡ります。
さて、こんな気持ちいい季節はあっという間に終わってしまうんでしょうね。夏に向けて体力作りをしておきたいものです。
次回の更新は 6月 1日となります
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[No.224] 一輪挿し 価格 1、000 円 '22. 4. 1 up
(130 mm x 80 mm)
我が家の庭の景色も日ごとに緑が増してきて、そして今は姫こぶしと白い椿の花が清楚さを添えています。
まだ切り花は早春花としてのキンセンカにももう少し頑張って欲しいこの時期です。
私たちはこのキンセンカは房総半島で栽培されてすっかりおなじみなので日本の固有種かと思われがちですが意外と地中海沿岸が原産地と言います。
つまり今世界の目は地中海と接続海域にある黒海。ウクライナに侵攻したロシアがこの黒海に面した美しい都市マリウポリを壊滅的にまで追い込んで乗っ取ろうとしています。
少し無理があるかもしれませんがウクライナを応援するために黄色い花とストライプではありますが青は今や世界が注目する支援の色の象徴です。
支援することはできませんが持ち堪えてほしい。そして戦争をやめてほしい気持ちでいっぱいです。
次回の更新は 5月 1日となります
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[No.223] 手びねりぐい呑み 価格 各2、000 円 '22. 3. 1 up
(70 mm x 70 mm)
私が陶芸を楽しむ原点・・・、やはりそれは手びねりによる作陶ではないでしょうか。
24〜5歳のころ、当時私は上野の寛永寺坂美術研究所に通って絵の勉強をしている最中でした。その研究生に交じって在籍していた市川美術研究所の山本所長さんに声を掛けられて陶芸もやってみよう・・としたことでした。(第二部・第7章・No.31〜No.40)
絵を勉強している最中に陶芸も・・?。私は最初それほど乗り気ではありませんでしたが次第にその魅力に見事はまり込んでしまいました。
農作業も陶芸も全く同じです。土の性格を知ってそして体を使って指先にその思いを込めると素直に動いてくれるのです。
トラクターを使って耕したり、土練機や轆轤を使って土をねじ伏せる方法もありますがすべては土任せにしてあげられる心の用意ができてからの話です。
急に半世紀も前の記憶が昨日のことのように思い起こされてしまいました。いや〜、陶芸ってホント面白いですね。
次回の更新は 4月 1日となります
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[No.222] 小鉢 価格 1、000 円 '22. 2. 1 up
(65 mm 〜 130 mm)
芸術家であり料理人でありそして陶芸家でもあったかの魯山人は「食器は料理の着物である・・」という言葉をのこしていきました。
改めて私も、かの師の足元をゆく人間としてとても心に重く感じる深い言葉ととらえております。
昨今、ファストフード全盛のこの時期にあって老舗の旅館などで出される料理を観ると、とても粗末な食べ方をしては失礼と思うほどの料理に見えるのです。
たかが焼き魚ひとつにしてもどんなお皿にどの方向に並べてお出ししたら見栄えもよく、そして食べやすいんでしょうか・・、板前さんはそこまで気を使って料理をお出ししているはずです。
決してフライドドーナツのように紙袋に放り投げて出されたものとは決してわけが違うのです。
さて、この小鉢に何を盛りつけましょうか。シャキシャキとした筍入りの筑前煮なんかもいいですね。そうそう・・てっぺんに木の芽の山椒の葉も乗せましょうか。
次回の更新は 3月 1日となります
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No.221「 一輪挿し3 」価格 1、000 円 '22. 1. 1 up
( 95 mm x 75 mm)
新年明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。
本年もこの「陶芸のこと」宜しく御ひいきしていただけるようチャレンジする所存です。
この秋にはもう少し陶芸の領域を広めたいと思い大皿・・なるものを作ってみようと足を踏み入れてみました。
そのためにはそれなりの道具が必要ですのでその道具作りから始めました。でもどうしても私だけでは作ることのできない金具の加工など友人の鉄工所社長さんにご苦労願ったりしました。
そんなとき木工職を生業とする別の友人からそんなことをしなくてもこんなものでどう?・・・って提案を受けました。使ってみると成る程・・と感心しました。しかしそれからが棘の道でした。
大皿にするには2kgの粘土が必要でそれなりの重量もあります。加工の段階で重力による崩壊が・・・、しばらくは小さなものを作りながらまた挑戦です。
次回の更新は 2月 1日となります
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