Vol.001

このページはNo.251〜260 を掲載しています
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No.260「角田山から見える灯台」'23. 10. 1 up 額装価格 30、000 円
( 51.5 x 35.7 cm) クレヨン
新潟県西浦地区、日本海の新潟海岸線は砂丘の海岸ですがここにきて海に突き出た角田山から寺泊方面にかけて急峻な崖の海岸線になります。
この角田山、標高は480m。燕から彌彦の田園地帯からわずか2km幅の山ですからハイキングにうってつけの規模の起伏なのです。
山頂からはコメどころ新潟の広大な穀倉地帯を見渡せ、そして海側はといえば目の前30km先には大きな佐渡島が見渡せます。そして突き出した角田岬の先には絶好の場所に灯台があります。
この灯台は新潟の港から佐渡航路両津港ではさほど重要な役目はありませんが北前船が活躍していた以前から輸送航路の重要な灯台として現代においても重宝されてきて活躍中であります。
角田山山頂からこの灯台まではハイキングコースが整備されていて人気スポットのようです。
今まで見上げる灯台しか経験していませんでしたがこうして見下ろす灯台もなかなか迫力があって素晴らしいロケーションでした。
次回の更新は 11月 1日となります
No.259「海野宿」'23. 9. 1 up 額装価格 30、000 円
( 51.5 x 35.7 cm) クレヨン
どうやら今年は9月になってもまだ気温は高めの日が続くと予想されます。それではページの上だけでも涼を求めた話題にしましょうか。
毎年冬のシーズンはスキー場の雪を求めそしてその合間に大会に参加したり歳と共にその移動だけでも体力を消耗してしまいます。
1月の末には火曜日に群馬県・片品高原でポールのキャンプ、そして終わるとすぐに県内の西に移動して八ッ場ダムの畔で車中泊、翌日水曜日は長野県軽井沢でスラロームのポール練習、道の駅「雷電の里」車中泊。一日空けて金曜日には菅平に入り土・日の大会に参戦。
つまり其のたび家に戻ってまた出発をすると相当な疲労がたまります。ここでは車中泊を二日入れていますが上田でホテル泊として休養日を入れました。長野県東部には魅力ある観光地、上田城、そして海野宿(うんの)があります。
国道18号、別名北国街道は中仙道の19号と17号の接続(高崎)から新潟(上越市)に向かう街道として佐渡産出の金を江戸まで運ぶ重要な路線は往時が偲ばれます。
日本の道100選にも指定され宿と宿の隣同士は防火用として特徴ある「うだつ」の建築様式も風情を感じさせます。この日は晴れましたが乾燥した強い季節風で身も心も凍えてホテルに戻りました。
次回の更新は 10月 1日となります
No.258「銀座4丁目」'23. 8. 1 up 額装価格 20、000 円
( 19.0 x 24.0 cm) クレヨン
7月になったとたん東京地方は雨が降らず毎日強烈な日差しのもと観測史上初めてとなる猛暑日連続記録の更新まで達成しました。
間もなく夕日も傾いて暑さもひとしお‥と思っていましたがとんでもない考えだったことに気が付きました。4時過ぎても相変わらずの熱暑は街が熱にうなされて居る印象を受けました。
もうひとつ、街の景観が美しさとか住み心地や活動のしやすさ・・・と言う観点からするともうそのどれを取ってみても魅力度がかなり目減りしてきてしまっています。
私たちの世代が慣れ親しんできた、そしてあこがれや象徴的・・と言った魅力ある街角は無くなってしまいました。
新しくできたビルは機能一点張りでこんな銀座4丁目に立体倉庫のような何の変哲のない高層階の建物が都市そのものの美観要素を無視して乱立しています。むしろその圧迫感が熱にうなされる街の現況です。
陽が落ちる直前のころになってふっと海風がこの街に入り込んでやっと息を吹き返した感じがしました。
次回の更新は 9月 1日となります
No.257「彌彦山麓の田植え」'23. 7. 1 up 額装価格 30、000 円
( 33.0 x 48.5 cm) クレヨン
米どころ新潟は越後線の燕市吉田から二駅ほどの弥彦線の終点は弥彦駅に着きます。目の前には田んぼの中に大鳥居がそびえそして山頂神社までケーブルカーも展望台も、またその山系一帯はスカイラインまでできて人気のパワースポットです。
麓の田んぼには田植えが終わって今は静かに稲穂の成長を待つのみのここ夏井地区には田んぼの畦道には他では見られない並木が見えます。美しい日本の村景観百選にもなっている「夏井のハザ木」です。
樹種はトネリコといいますが大木にもならず一定の樹高を保ちながら風雪に耐ええる丈夫さを備えています。ハザ木とは刈り取った稲を乾燥するために竿を渡して稲を干すために植えられているのです。
いまではその稲作も機械化が進み稲穂は直接刈り取って人工的に乾燥機を経て精米されてしまいます。そんなわけで機械化の邪魔になるハザ木は減ってしまいました。
しかし、そんななかお米本来の旨さを引き立てるのに手間暇はかかりますが稲穂の天日干しは今もって人気があるようです。そのため多くのスキー場を抱える上越地方ではリフトに稲穂をかけて乾燥させている地区もあるといい天日干し復活の兆しもうかがえるのです。
秋になるとこの辺一帯は黄金の屏風に囲まれてひときわ美しさを醸し出すといいます。
次回の更新は 8月 1日となります
No.256「角田岬灯台」'23. 6. 1 up 額装価格 ●20、000 円
( 19.0 x 24.0 cm) クレヨン
私は18年間かけて国内の主要鉄路の一部(大分ー宮崎、紀伊半島和歌山、下北半島)を除いてほぼ制覇してきました。しかし近県でどうしても気になるところが残っているのです。
全国の鉄路は概ね海岸線にそって建設されているため列島の地図そのものの足跡を感じます。しかし新潟ー柏崎の僅か70km余りは海岸線から5〜10kmも内陸を走るのです。
なぜなの・・・?。今ではそこに行かなくてもgoogle map で容易くリアルに案内してくれます。なるほどこんな砂丘続きでは鉄路建設は無理でしょう・・、でも砂丘が終わった先は今度は断崖絶壁がそそり立ちます。
鉄路建設の技術的にもコスト的にも広大な地盤のある内陸の方が絶対有利です。そんなわけで越後線、さらに内陸には上越新幹線、そして関越道・・となっているんでしょう。となるとこんな近くであっても秘境・・?の様相を呈してくるのです。
今でこそ車であればその近くまでは行けますので早速新潟まで新幹線、そしてレンタカーで砂漠のような海岸線を南下しました。もう目の前には手の届きそうなところに大きな佐渡島が迫ってきました。
砂漠の海岸線が終わるとここからは切り立った絶壁の海岸線に急変します。トンネル技術の優位もあって国道406号はこのまま柏崎まで続きます。
この絶壁の先端に角田岬というのがあってその鼻にこじんまりした灯台があります。角田岬灯台、新潟ー佐渡の船の安全を守ってきています。
近所には岩室温泉などあってゆっくり二泊して写生を楽しん出来ました。
次回の更新は 7月 1日となります
No.255「ウィーンの空」'23. 5. 1 up 額装価格 ●20、000 円
( 19.0 x 24.0 cm) クレヨン
今年の世界マスターズスキー選手権大会はオーストリアで行われました。スキー場のある村まではバスでほぼ3〜4時間。
ですからスキー大会ではほぼ一週間ほどスキー場真ん前の山のロッジに滞在しましたがそれを挟んでウィーンで待機したり時間待ちしたりしていました。
ウィーンには前後合わせて3日ほど待機したというわけですが晴れの日、曇りの日、小雪交じりの雨の日と変化に富んだ空模様に恵まれました。
バスを利用して観光巡りもありましたがやはり徒歩で歩き回った方が地形も街で暮らす人々もそして肌で感じるお天気もより強く感じられました。
多くの王宮のほとんどが博物館や美術館として気軽に楽しむことができました。私にとっては二度目のオーストリア、そしてウィーンだったのでした。
ヨーロッパ内陸の土地柄古めかしい歴史建造物群なのに上空の空は冷たく澄み渡って幾筋もの飛行機雲が実に印象的でした。
尖塔の建物はアウスティーナ教会、その脇の路地の先にはエリザベート博物館、そこを通り抜けて大通りを渡ると美術史美術館・・・など楽しめるのです。
次回の更新は 6月 1日となります
No.254「春を待つ林檎畑」'23. 4. 1 up 額装価格 20、000 円
( 19.0 x 24.0 cm) クレヨン
信州中野で上信越道・高速道を降りて国道R292号・・・通称、志賀高原道路を走ると道の駅やまのうち。この辺までくるともうあちこちのスキー場が視界の中に飛び込んできます。
2023年、全日本マスターズスキー大会は志賀高原西舘ゲレンデで行われました。2連戦ですが一日、間を入れてお休みの日が設定されていました。
そんなお休みの日に私は山を下りて気になっていた風景の写生に出かけました。ここは夜間瀬‥という部落、一面の林檎畑はどの樹も老樹でもはや自身のみでは樹重を支えきれないほどの奇形に育っています。
そんな樹々を大切に育てている農家さんたちはこの時期陽ざしの温かくなったころはもう剪定作業に余念がありません。
私もしばらくそんな農家さんの剪定作業の光景を眺めながら写生をしていてふと目を転じるとその向こうにはまだ真冬真っ盛りのスキー場ゲレンデが見えるのです。
今まだしばらく厳しい冬が続くでしょう、春はまだ遠い北信州の様子でした。
次回の更新は 5月 1日となります
No.253「逆光の武甲山」'23. 3. 1 up 額装価格 30、000 円
( 33.0 x 48.5 cm) クレヨン
秩父横瀬には毎年…このところ5回ほど来ていましたがその主な目的は無残に開発され姿を変える武甲山の絵を描くためでした。
その4回の写生行はいずれも天候に恵まれずただ温泉に入って酒を飲んで帰ってくるという不本意なものでした。一度だけ秩父市内のデパート最上階からわずかにその全貌[No.233]を確認したことがありました。
その光景は私にとってあまりにも衝撃的な武甲山の姿の一辺でした。こうなった以上はぜひ晴れた日に横瀬からの武甲山を写生しなくては‥と思い続けていました。
12月の底冷えのする朝でした。今朝は早朝のうちまだ朝もやに包まれたあたりの風景も時間の経過とともに見事に晴れ渡ってきました。
・・・・が、そこには大きな誤算がありました。間もなく冬至を迎えようというこの時期、お天道様が天空真上に差し掛かっても”山容は日陰”の逆光に見舞われるのです。
またしてもこの武甲山は私に素顔を見せまいと必死の抵抗を企てているのです。今度こそははどうしても白昼の中にその姿をさらけ出したところを見つめてやる。
次回の更新は 4月 1日となります
No.252「休養する漁船」'23. 2. 1 up 額装価格 30、000 円
( 34.0 x 50.0 cm) クレヨン
漁師さんたちの仕事は夜・・早朝と言ったらいいのでしょうか。そして私たちが朝…と思う時間には漁獲した魚は市場におろし漁師さんたちも自宅に戻ってしまいます。
のどかな漁船だまりには主役が全くいないもぬけの殻状態です 。私は活気ある荷下ろしの状況を目の当たりにしていますのでなぜかこの一仕事終えた漁船たちのまったり感のギャップがむしろ面白く感じるのです。
そういえば魚を荷下ろしする間中上空をギャーギャー鳴きわめいていたカモメたちの一羽としていないのです。
時間も何もかも止まってしまったかのような漁港、ひたすら次の出港のために体力を温存しているときに電気自動車の充電中・・を思わせます。
この港は日本とロシアの北方領土最先端の港です。緊張感も全て忍んで休養中なのです。
次回の更新は 3月 1日となります
No.251「 根室漁港の朝 」'23. 1. 1 up 価格 30、000 円
( 71.0 x 48.0 cm cm) 油彩
新年明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。
本年もこの「画家への道」宜しく御ひいきしていただけるよう各種方面にチャレンジする所存です。
この絵は昨年夏日本最東端の漁港「根室漁港」を写生した時の作品です。釧路までは確かに真夏でしたが根室駅舎に降り立つといきなり15度という冷気に迎えられました。
すぐ目と鼻の先には不法占拠されたロ助の島々があって自由操業も虐げられる厳しい漁港です。
ちょうど今はイワシ漁の最盛期ということでイワシを満載した漁船が港には次々と戻って荷下ろしをしています。
そのあわただしい中、カゴメ達も何とかおこぼれにあずかりたいと群れ飛んでいました。
次回の更新は 2月 1日となります
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