春から初夏の蝶(2)

小学生の時、紋が黒いのになぜモンシロチョウというのかを理科の先生が教えてくれた。「紋があって白いから」モンシロチョウというのだそうだ。この蝶は紋があって黄色いからモンキチョウというのだろう。しかし、♀の翅の表は白いんだ。
よく、黄色の蝶を「モンキチョウだ!」という人がいるが、それはたいていキチョウである。

/モンキチョウ/1998/5/14/西多摩郡日の出町
ゴールデンウィークにはいると日差しも強くなり、黒色系アゲハの出番になる。
クロアゲハより後翅が細長いオナガアゲハだ。

/オナガアゲハ/1994/5/13/西多摩郡日の出町
翅の裏に碁石を並べたようなゴイシシジミ
ササやタケなどの葉裏につくタケノアブラムシを幼虫は食べて育ち、成虫もこのアブラムシの分泌物を吸う。

25年くらい前、自宅に鉢植えいていたタケで見つけたことがある。
/1983/5/17/武蔵村山市
やわらかいベージュ色に蛇の目を縁取る藤色。口吻を伸ばしてなにやらおいしそう?に吸っている。
雑木林周辺のうすくらい環境でよく見られる灰色の蝶。その名もヒカゲチョウ。こうしてみるとかなり上品だと思いませんか?
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/1983/6/4/武蔵村山市
01/5/9

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