2002.07.31 メールによるレファレンス依頼が相次ぐ。 その合い間にルーティンワークを消化しながら、企画書の草案をやっつける。 うひ〜忙しい(汗)。
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2002.07.30 企画書の作成を1件、言い渡される。 期日は8月6日。 間に合うかなぁ…じゃなくて、間に合わせなきゃ。 週末は停電のため、職場が閉鎖されちゃうのがツライ。
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2002.07.29 ただ今の読了本。 砂の覇王8 / 須賀しのぶ (コバルト文庫) 476円 (bk1) 架空の大陸を舞台に描く、長編ファンタジー。 数奇な運命の下うまれた少女カリエの成長を通し、壮大な歴史のうねりを描く。 本作でカリエは、自らのこころがまっすぐ向かう先を自覚する。 そこで彼女が下した決断とは。 さらに、ザカリア女神の謎も明らかになり…。 だんだん生々しい話になってきました。 まるで須賀さん、少女小説の限界に挑んでいるかのようです(笑)。 集英社に、もう少し対象年齢の高い少女小説レーベルがあれば良かったんだろうなぁ…。 それでも私にとっては面白かったです。 興味のある方は、シリーズ第一作からどうぞ。
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2002.07.28 久しぶりに紀伊国屋書店新宿南店へ。 おお!1階にDVDコーナーが出来ている! そのしわ寄せで、ライトノベルス文庫本は5階へ移動。 ライトノベルス売り場面積は、かなり縮小されてしまったよう。 う〜ん残念。
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2002.07.27 ただ今の読了本。 死者を起こせ / フレッド・ヴァルガス (創元推理文庫) 760円 (bk1) スズキトモユさんのレビューを読んで手に取りました。 フランス生まれの現代ミステリ。 探偵役は、専門を異にする3人の若き歴史学者たち。 どっしりした巨木の如き落ち着きがある、先史のマティアス。 繊細でロマンティストな洒落者、中世のマルク。 エキセントリックで直情径行なしゃべる機関銃、現代史のリュシアン。 夢と才能はあるものの、3人そろってまともな職に就けずにいる。 当然暮らしは貧乏だ。 そこで節約するために、マルクの伯父で元刑事・ヴァンドスレールを巻き込んで、パリ近辺のおんぼろ一軒家をシェアすることになった。 ある時3人は、隣家に住む元オペラ歌手・ソフィアより奇妙な相談を持ちかけられる。 はたしてその数日後、ソフィアは忽然と姿を消した。 いったい彼女の身に何が起きたのか…? とにかくキャラクタ造形が素晴らしい! 気質の全く異なる3人を配置したことが、互いの美点を引き立てあっているようです。 謎そのものというよりも、キャラクタとテンポで読ませる作品。 頭をからっぽにして楽しめます。 大人が楽しめるユーモア・ミステリですね。おすすめ。 ちなみにフランス人の恋愛観も垣間見えますよ。 わ〜おお。
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2002.07.26 同期数人と納涼会。 しかし明るい話題は無かったな…。 何だか気疲れしちゃったよ。 何はともあれ、幹事A君おつかれさま。 また皆でぱ〜っと遊びましょうね!
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2002.07.25 ただ今の読了本。 西の善き魔女4 星の詩の巻 / 荻原規子 (中央公論新社) 2300円 (bk1) 西の善き魔女シリーズの、外伝2編を収録。 これまでは、外伝なんて本編にはまった読者への余禄みたいなもの…と思っていました。 しかし!本作にある「銀の鳥プラチナの鳥」は、あまりものの枠を飛び越える素晴らしさです。 華奢で可憐で愛くるしい少女、アデイル・ロウランド。 彼女はグラール王国の絶対権力者、星仙女王の後継者候補の一人でもある。 時にグラール王国は、抜き差しならない状況にあった。 東はブリギオン帝国、南は獰猛な竜に領地を脅かされていたのだ。 アデイルは周囲の目を欺き、女学校時代の盟友ヴィンセントとともに東へ旅立つ。 帝国と王国の緩衝地帯、砂漠の小国家トルバートで彼女が目にしたものとは…。 不器用なまでに一途なアデイルに、思わず胸を打たれました。 多くの人間が、彼女に心酔するのも判りますね。 また政治と宗教をめぐる関係や、個人の信仰についても考えさせられました。 多種多様な切り口から楽しめる、奥行き豊かな作品です。 3作ある外伝の中で、一番の出来といえるでしょう。 ただ本編を読了していないと、物語の背景が判りません。 本編未読の方は、こちらからどうぞ。
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2002.07.24 私が働く図書館では、年末にシステム更新(ハードウェア&ソフトウェアの総入れ替え)を予定している。 その次期システムを落札した業者Nと打合せ。 担当者からは、「良いものをつくりたい!」という意気込みが伝わってきた。 おかげで夏バテぎみだった私にも、元気が戻ってきたみたい。
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2002.07.23 ただ今の読了本。 殺人は広告する / ドロシー・L・セイヤーズ (創元推理文庫) 900円 (bk1) 貴族探偵ピーター・ウィムジイ卿シリーズ。 分刻みの締め切りに追いかけられ、クライアントの気まぐれに振り回されているピム広告代理店。 ある日そこへ、新人の文案家(コピーライターのようなもの)デス・ブリードンが現れる。 おしゃべりで陽気な彼は、前任者の不慮の死に異常な関心を持っていた。 一方スコットランドヤードのパーカー警部は、自らの捜査に行き詰まりを感じていた。 ロンドンに暗躍する、麻薬密売組織の手がかりが掴めないためだ。 彼らは、よほど巧妙な連絡手段を持っているに違いないのだが…。 探偵小説というよりも、胸おどる冒険活劇といった趣の作品。 1900年代初期ロンドンの風俗も、非常に丁寧に描き込まれていて面白かったです。 ハラハラどきどきしたい方はぜひ。 おすすめです。
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2002.07.22 金曜日にやらかした失敗の後片付け。 しかし八方丸くは収まらず。 ううう…(涙)。
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2002.07.21 ただ今の読了本。 ベローナ・クラブの不愉快な事件 / ドロシー・L・セイヤーズ (創元推理文庫)620円 (bk1) 貴族探偵ピーター・ウィムジイ卿シリーズ長編第4弾。 英国のとある会員制クラブはソファの上で、フェンティマン老人はひっそり息を引き取った。 老人の死は、天寿をまっとうしたものに思われた。 その数日後、遺産相続のトラブルより老人の死亡時刻を分単位で確定する必要が生じる。 老人の事務弁護士から要請をうけ、ピーター卿は内々に調査を開始するのだが…。 そこそこ面白かったけど、セイヤーズの持ち味はあまり感じられず。 ちんまりした印象の作品だった。 分量が少ないせいかなぁ?
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2002.07.20 ただ今の読了本。 不自然な死 / ドロシー・L・セイヤーズ (創元推理文庫) 620円 (bk1) 貴族探偵ピーター・ウィムジイ卿シリーズ長編第3弾。 ある日、莫大な資産を持つ老女が死んだ。 その前後には、謀殺を暗示する不吉な符丁が揃っていた。 しかし確たる証拠は何一つ無い。 はたして老女の死より数ヶ月、ピーター卿は事件に挑む。 奸智に長けた犯人を、御前様は捕らえることができるのか…? ピーター卿の聞込み代理人、クリンスプン老嬢初お目見えの作品 (ホームズに対するベーカー街の少年の如き存在)。 その他、御前様の頼もしき相棒がズラリ勢ぞろい。 彼らの丁丁発止なやり取りが楽しかったです。 なかでも私は、御前様とヤードの刑事、リチャード・パーカーの組合せが好き。 口八丁手八丁な御前様と、朴訥で謹厳実直なパーカー刑事。 自分にない特質を、互いに相手に見出して認め合っているところが良いです。 もちろん謎解き部分も面白かったです。 セイヤーズの作品は、どれも安定した仕上がりでハズレがありませんね。 さすがは「ミステリの女王」!
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2002.07.19 尊敬するS氏の前で、大失態をやらかす。 ううう…(涙)。 そんなわけで、本日の教訓。 「利用者との意思疎通を徹底して図ること。面倒くさがらないこと。 たとえ鬱陶しがられても、後に生じ得るトラブルに比べたら、どうということはないのだから。」
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2002.07.18 利用者数名と険悪な雰囲気になる。 図書館にあるコピー機の使い方を注意したためだ。 おかげで午後はルーティンワークを消化できず。 夜は図書館職員長期研修懇親会の準備を手伝う。 つかれた…。
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2002.07.17 ただ今の読了本。 最上階の殺人 / アントニイ・バークリー (新樹社)2000円 (bk1) 警察の捜査に首を突っ込むミステリ作家、ロジャー・シェリンガム。 相変わらずな彼の迷走っぷりが楽しめる、長編ミステリ。 物語の舞台は、1900年代中期の英国。 ある晩、集合住宅に住むしみったれで有名な老女が殺害された。 スコットランドヤードは、単純な物盗りによる殺人事件と断定する。 しかしシェリンガムは、警察の判断と事件現場の間には、些細だが重大な齟齬があることに気が付いた。 度胸と気骨ある被害者の姪とともに、シェリンガムは独自の調査を開始する…。 作者お馴染み、ラストの大ドンデン返しに大満足。 読み手の予想を気持ちよく裏切る展開で、面白かったです。 ニヤリと笑えるユーモア満載の、バークリーらしい作品でした。 一風変わった恋愛小説としても楽しめます。おすすめ。
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2002.07.16 試験期間を前にして、図書館は連日超満員。 目が回りそう〜(涙)。 |