2002.01.04
今日は御用始め。
東京のキャンパスで、一日あいさつ回りをする。
こういうの、苦手なんだよなぁ…。
気疲れしまくり。

それから、自宅PCがまたもや不調に。
著しく更新が滞った時は、
PCが逝ってしまわれたと思ってください。
とほほ…(涙)。

おまけ。
今日の朝ご飯です。
紅茶はL'EPICIERのMANGO、自家製ヨーグルトを添えて。
朝ごはん

■五匹の赤い鰊 / ドロシー・L・セイヤーズ (創元推理文庫) 820円  (bk1)
英国の貴族探偵、ピーター・ウィムジイ卿が活躍する長編ミステリ。

風景画家と釣師にこよなく愛される田舎町、カークーブリー。
そこである時、嫌われ者の画家が死んだ。
現場に駆けつけたピーター卿は、
これが事故死にみせかけた殺人事件であることを看破する。
やがて捜査線上に、6人の容疑者が浮かび上がった。
このうち5人は、”赤い鰊”(偽の手がかり)と思って間違いない。
しかし各人の供述は錯綜する…。
はたして事件の真相はいかに?


う〜ん、これはご当地ミステリというのかな?
英国の、長閑な田舎町を旅したような気分です。

ただ土地鑑が全く無いので、見慣れないカタカナ地名に四苦八苦。
巻頭に挿入された地図をたよりに、どうにか読了しました。

鉄道ミステリがお好きな方は、是非どうぞ。

 

2002.01.03
楽しかった冬休みも、今日でおしまい。
かなしい…(涙)。

今朝のごはんは、Mintonの洋食器で食べました。
パンは、山崎製パンのレーズンボールです。
ほんのりした甘さがお気に入り。
それから、カゴメの野菜生活をそえて。
朝ごはん

おやつには、季節の和菓子・はなびら餅を。
甘く煮たゴボウと味噌あんを、
餃子のように求肥でくるんだお菓子です。
うま〜!
おやつ

…ここ数日は、何だか食い倒れ日記になっているなぁ。

■図書館用語集 改訂版 / 日本図書館協会用語委員会 (日本図書館協会) 2500円  (bk1)
図書館情報学の辞典にしては、破格のお値段にびっくり。
内容も、基本的な事柄を網羅してあって使えます。
とりあえず、私にとって手元にあると安心できる1冊です。

 

2002.01.02
ひさしぶりに、ノリタケの洋食器で朝ごはんを食べました。
まず紅茶は、L'EPICIERのDARJEELING。
爽やかな草の香りがするお茶です。
それから、パンは紀ノ国屋の胚芽ブレッド。
軽く温めると、風味が増します。
そして森永乳業のアロエヨーグルトと野菜ジュース。
どちらも宅配業者さんが、家まで届けてくれたもの。
とくに野菜ジュースは宅配専門商品のため、
スーパー等では購入できません。
貴重な一品なのです。
ミッフィーちゃんの絵柄も可愛いんですよ。
朝ごはん

それから、福袋を買いに横浜のデパートまで。
お目当ては、L'EPICIERThanks Nature
無事入手できて一安心。
わ〜い、嬉しいな!

■どこでもアウトドア 東京山手・下町散歩 (昭文社) 1400円  (bk1)
お散歩大好き人間にはたまらない、手軽な観光マップです。
全ページオールカラーで、とってもきれい。
サイズは菊判になります。

「たきび」の歌発祥地や、鉛筆の発祥地。
ぢの神様を安置する寺、禁酒のご利益がある神社。
初代院長が赤ひげ先生として知られる病院、
濹東綺譚の舞台となった、花街があった場所など…。

縮尺1万分の1の地図上に、有名・無名のみどころスポットがた〜くさん。
見ているだけで、楽しくなってしまいます。
美味しい食事処もばっちりフォロー。
さらに、年中行事まで補記してあって驚きました。
よく調べてあるなぁ…。

それから、巻頭の坂道100選は労作です!
油坂や富士見坂の他、名曲の舞台になった桜坂もありましたよ。

思わずお出かけしたくなる、眺めて楽しい1冊です。

 

2002.01.01
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ、よろしくお付き合い下さいませ。

さて。
今日は母方の叔母一家ご来訪。
育ちざかりの子供達(長女17歳、長男16歳、次男14歳)には、
会うたびに驚かされる。
みんな大きくなってまぁ…。

おまけ。
我が家のおせちをご紹介。
まずは伊達巻と、頂きもののいくら醤油漬け(写真はここ)。
きんとんと、自家製漬物2種(写真はここ)。
その他、田作り、昆布巻き、すばす、かまぼこ、錦玉子、ちょろぎなど。

ちなみに雑煮は、お醤油仕立て。
今年は椎茸の代わりに、エリンギが入りました(笑)。
でも美味しかったですよ。

■魔女とくらせば / ダイアナ・ウィン・ジョーンズ (徳間書店) 1700円  (bk1)
英国児童文学界の巨星・DWJ。
彼女の代表作、クレストマンシー・シリーズ第1作がこちら。
期待を裏切らない面白さです!

主人公は、みなしごの少年キャット。
ある時彼は、姉のグウェンドリンともども、
大魔法使いクレストマンシーの城に引き取られる。

城での暮らしは、不思議でワクワクすることばかり。
くわえて城の住人は、一風変わった人だらけ。
派手なガウンを身に纏った大魔法使いクレストマンシー、
おっとりした奥方ミリー夫人、
ぽっちゃりした2人の子供ジュリアとロジャー。
それから手足のひょろ長い家庭教師ソーンダーズさん、
気の良い召使いユーフィーミアなどなど…。
時に以前の暮らしを懐かしみつつも、キャットは毎日元気に暮らしていた。

しかし高慢で自己中心的なグウェンドリンは、自らの城での処遇が気に入らない。
やがて正体不明の魔力を使って、城の住人に嫌がらせを開始する。
ほどなく彼女の所業は、クレストマンシーの逆鱗にふれてしまう。
その後、キャットがたどる数奇な運命とは?
そしてグウェンドリンの魔力の正体と、恐るべき野望とは…?


毒のあるファンタジーを描かせたら、天下一品のDWJ。
おどろおどろしい魔術には、思わず鳥肌が立ちました。
すごい…。

それから、型にはまらない破天荒なキャラクター造形が良かったです。
ひ弱で意気地なし、小心者のキャットが、最期にみせた気概に胸が熱くなりました。
個人的には、奥方の尻にひかれていそうな(笑)クレストマンシーがお気に入り。

しっかりと構築された、世界観も魅力的な作品です。
ファンタジーがお好きな方は、是非どうぞ。
あっという間に読了すること、請け合いですよ!

 

2001.12.31
年末・年始はやっぱり自宅で過ごしたい!という訳で、
とんぼ帰りで戻ってきました。
あぁ疲れた…。

でも、おばあちゃんの顔が見られて良かったです。
会えるときに、会っておかないとね。
結構な年齢になるし、病気がちだから…。

おまけ。
お土産に、つきたてのお餅を頂きました(写真はここ)。
中には、自家製のあんこが入っています。
おいしそ〜!!

■九年目の魔法 / ダイアナ・ウィン・ジョーンズ (創元推理文庫) 940円  (bk1)
英国児童文学界の巨星、DWJが描く長編ファンタジー。
これ、めっちゃ面白いです!

作品の語り手は、19歳の少女ポーリィ。
ある時彼女は、自分が二つの記憶を持っていることに気付く。
”どうしてあたしは、二重の記憶を持っているんだろう?”
その謎を解くべく、ポーリィは長い回想の旅に出る。
そう、すべては10歳のハロウィーンに覗き見た、お葬式から始まったのだ…。


次々と襲いくる難局を、持ち前の機知によって切り抜けていくポーリィ。
彼女の孤独な戦いを、固唾をのんで見守りました。
圧倒的に不利な立場にありながら、決して希望を捨てることなく、
雄々しく前進していくポーリィが良かったです。
(ネタバレ→)恋する女は強し!

それから、周到に仕掛けられた伏線にも感服しました。
読了後、あれこれ解釈を思い巡らす楽しみがあります。
読むたびに、新しい発見に興奮できる1冊。
この本は、私の本棚に一生残ると思います。

さらに個人的な印象ですが、作品の持つ雰囲気が、
梨木香歩さんの”裏庭”と似ているような気がします。
裏庭”ファンの方はぜひ!
英国の妖精譚がお好きな方にもお薦めです。

あぁ年の瀬に、こんなに素敵な本が読めて幸せだなぁ…。

Produced by Tsukushi

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