2001.12.07
昨日は職場の忘年会。
病気を理由に12月いっぱいで辞職される、M課長の送別会も兼ねていた。
N専門員からのスピーチでは、思わず涙が…。

M課長、長い間ありがとうございました。
一日も早く、有効な治療法が発見されることをお祈りしております。

 

2001.12.05
明日は職場の忘年会です。
当日更新はありませんので、ご了承ください。

胃ぐすり用意しとかなきゃ…。

■犬博物館の外で / ジョナサン・キャロル (創元推理文庫) 780円  (bk1)
スズキトモユさんのレビューを読んで購入。

きみょうきてれつマカフシギ。
行き先不明、制御不能な暴走列車のごとき作品でした。
でも乗り心地は、すこぶる快適なのでご安心を。
これ、めっちゃ面白いです!

主人公は、アメリカはカリフォルニアに住むハリー・ラドクリフ。
自他共にみとめる天才建築家だ。
加えて、倣岸不遜な態度でも有名な男である。
しかしその人生の絶頂期、彼は狂気の世界へ一歩足を踏み入れてしまう。

それから数ヶ月。
ハリーは、料理上手で陽気なシャーマン・ヴェナスクと、
その愛犬ビッグ・トップの力を借りて、再び現実へと戻ってきた。
そこで彼を待ち受けていた、数奇な運命とは…。


奇妙にねじれた物語世界が、とにかくユニークで面白い!
でもこのねじれ具合を言葉に還元しようとすると、
どうしたってネタバレに…(涙)。
これはもう、ただただ読んで!としか言えません。
面白いのでぜひ!!

それから、これは個人的なインスピレーションですが。
作品の持つ雰囲気が、村上春樹さんの”ダンス・ダンス・ダンス”と
似ているように感じました。
一見すると全くかかわりの無い、かけ離れた事柄が、
奇妙なつながりをみせる辺りとか…。

ダンス…”ファンの方は、ぜひ読んでみてください。
きっと気に入られると思います。

あ〜、面白かった!!

 

2001.12.04
利用者と、雑誌Macromoleculesの話をしていた。
そこへ、真性天然人Kさん登場。

「あぁ、でか分子?いま製本中でしょ?」
でか分子
確かに、直訳すればその通りなんだけどさぁ(笑)。

 

2001.12.03
利用者用端末席から、干からびたミカンの皮が…。
謎。

■和のアルファベットスタイル / 堀井和子 (文化出版局) 1600円  (bk1)
敬愛する粉料理研究家、堀井さんの最新作。
本屋で見かけて一目ぼれ。
自分で自分に、クリスマスプレゼントとして買っちゃいました(笑)。

アンティークの焼き物とガラス。
黒い鉄鍋。
春慶塗の弁当箱。
手編みの柳のトレー。
つげの木のサーバー、チークのスプーン、杉の木の箸…。

堀井さん愛用の品々が、思い入れたっぷりに紹介されています。
文章も素敵ですが、写真が実に美しい!
そこには、”用の美”の具現があると感じました。

お気に入りの品に囲まれて暮らすことの充足感を、大切にしたい方はぜひ。
おすすめです。

 

2001.12.02
今日は近所の園芸店で、真っ赤なシクラメンを購入。
何だかクリスマスっぽい?
だけどデコレーションを工夫すれば、
お正月にも使いまわしが効きそうです(笑)。

■緑の黒髪 / 望月花梨 (花とゆめCOMICS) 390円  (bk1)
中篇2作からなるコミックス。
標題作が良い仕上がり。

小学生の時、いづみと悟郎は家族になった。
互いの父親と母親が、再婚したからだ。

それから数年。
2人は中学生になっていた。
いづみに執心する同級生・武田の出現が、
家族の危うい均衡を揺らしはじめる…。


この作品、主人公2人を中学生に設定したところが成功の要因でしょう。

無邪気な子供のままではない。
でも男と女の関係にもなれない。
一己の人間として、自己主張がつよくなる。
でも親の庇護下を抜け出して、全て一人でこなせる程の力はない。

どっちつかずの中途半端な世代。
そんな彼らが抱えるモヤモヤとした鬱屈が、胸に痛かったです。

 

2001.12.01
映画ハリー・ポッターと賢者の石、観にいってきました。
すっごく良かったです〜!
ラストシーンでは、思わず涙が…。

映像化するにあたっては、原作のイメージがとても大切にされている様子。
監督の良心が感じられる出来栄えで、好感が持てました。
もちろん、原作を読んでいない方でも楽しめると思います。

特筆すべきは、クィディッチ(馬のかわりに空飛ぶ箒に跨ってプレイする、ポロに似た競技)の試合場面!この躍動感は映画ならでは。
それから、魔法使いのチェスの場面も良かったなぁ…。

あえてイチャモンをつけると、(以下自主規制→)ハリーのお父さん役がいまひとつ。胡散臭い政治家にしか見えなくて…。

おみやげには、以下のものを。
まずは、特製紙コップ。捨てるのが勿体無くて、お持ち帰り(笑)。
噂の蛙チョコレート(森永製菓謹製)。まだ開封していません。
CD-ROM(ゲーム版のプロモーショナル・ディスク)
パンフレットとポストカード
きんちゃく袋2種類

…結構散財してるかも。
しばらく部屋に飾っておきます。

■英国スタイルとアンティークの部屋づくり / PLUS 1 LIVING (主婦の友社)1200円  (bk1)
本屋で見かけて、つい購入。
英国アンティーク家具の歴史と特徴が、
カラー写真とともにしるされています。
これは分かりやすい!

でも個人のお宅の実例集は、
ちょっと過剰にすぎるかなぁ…。
良い品は、ごくシンプルに飾った方が引き立つのでは?
ま、持たざる者の僻みかもしれませんが(笑)。

その他、スージー・クーパー(洋食器の窯の名)特集もあります。
見て麗しく、読んで楽しい1冊でした。

 

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