2001.11.30
突然利用者から、”「C&EN」ある?”と尋ねられる。
しかし、すぐに思い浮かぶモノがない。

知ってて当然…という相手の態度に反発を覚え、
素直に”それは何ですか?”と訊くことができなかった。
おかげで、Kさんに要らぬ手間をかけさせてしまう。
いかんなぁ…。

結局、C&ENはChemical and Engineering Newsの略語だった。
がっくし…(涙)。

 

2001.11.29
月末にむけて、督促状の発送準備に追われる。
でも今回、さほど件数は多くない。
連休があけて、しばらく経っているせいかな。

さて。
今日のおやつは、うさぎやうさぎまんじゅう
雪うさぎを模したような意匠が、激らぶり〜!
お味の方も、さっぱりと上品な甘さでおいしい。

Yさん、ありがとうございました!

 

2001.11.28
最近ばたばた忙しくって、本屋にも行けない。
くすん。

本年度の和雑誌製本、終わりそうで…終わらないよ(涙)。
洋雑誌に比べると、圧倒的に量は少ない(8分の1程度?)。
でも巻号体系が複雑で、手間がかかるのだ!

これは計算違いだったなぁ…。

■氷菓 / 米澤穂信 (角川スニーカー文庫) 457円  (bk1)
日常の謎を解く、ミステリ連作集。
かる〜い読み心地で、さくっと読了(所要時間は、2時間弱)。
これ、面白いです!

探偵役は、何をするのも無気力な省エネ男子高校生、折木奉太郎。
そのモットーは”やらなくてもいいことなら、やらない。
やらなければいけないことは手短に”というからスゴイ(笑)。

ところがひょんなきっかけで、伝統ある古典部に入部。
そこで彼は、おもわぬ才能を発揮することに…。
さらに古典部の文集に秘められた、33年前の事件とは…?

主人公の奉太郎はもちろんのこと、脇をかためるキャラクタが良い!

しゃべり出したら止まらない、歩く雑多な知識のデータベース、福部里志。
一見清楚なお嬢様、しかし目の前に謎をぶら下げると暴れ出す(笑)、千反田える。
幼い外見とは裏腹に、常に寸鉄を携帯している毒舌娘、伊原摩耶花。

4人の舌戦をお楽しみあれ。
爽やかな青春小説としても良い出来栄えで、オススメです。

 

2001.11.27
件の激辛キムチ鍋、ようやっと食べ尽くす。
豚肉入れたり、牡蠣入れたり、うどん入れたり、白菜入れたり…。
長かったよ!(笑)
美味しかったけどね。

さて。
また聞きとはいえ、自分の悪口を耳にしてしまう。
がが〜ん…。

でもま、欠点の無い人間なんていないしね。
…と開き直ってみたりして(笑)。

 

2001.11.26
安田ママさんより、E-mailをいただく。
ご丁寧にありがとうございます!
感激〜(涙)。

■僕らがもう大人だとしても / 菅野彰 (キャラ文庫) 514円  (bk1)
東京の下町を舞台にした、イキのよい人情物語。
毎日晴天!シリーズの第7作、ジャンルはボーイズ・ラブです。

今回のヒットは…阿蘇芳秀が、喧嘩中の恋人・帯刀大河につくった手作り弁当!
実は大河、田麩と甘い卵焼きが大の苦手。
そんな彼のために、甘/辛2種類の出し巻きを用意し、
ロシアンルーレットの如くアトランダムに詰め込んだという代物。
うける〜!(笑)

ただお話の方は、全体的に重苦しい雰囲気です。
心のうろを埋めようと、必死にもがく秀が痛々しくて…。
(以下ネタバレ→)最後の最後でようやっと、救いがあってホッとしました。

男性同士のラブストーリーに、抵抗がない方はぜひ。
人間関係が複雑なので、シリーズ第1作からどうぞ。

 

2001.11.25
今日は、クリスマス・リースのハンギング・バスケットに挑戦!
仕上がりは、こんな感じ
今はまだスカスカだけど、ひと月立てば立派なリースに成長している…はず(笑)。

■イリヤの空、UFOの夏 その2 / 秋山瑞人 (電撃文庫) 570円  (bk1)
大人気SFジュヴナイル。
今回の見所は…うれしはずかし・初デートの顛末と、学園祭のフォークダンス…かな?

個人的には、ブラコン入った主人公の妹・夕子ちゃんがツボ。
幼い日に抱いた、兄に対する憧憬。
思春期に入ってからの、戸惑いと気恥ずかしさ。そして反発。
さらに兄の関心を奪う女性の出現と、突如わきあがる独占欲…。
ちょっぴり切なくも、前向きで力強いラストが良かったです。
こういうエピソードを、さらりと書けるところが凄いよなぁ…。

旬の作家が持ついきおいを、肌で感じ取れる1冊でした。
おすすめです。

 

2001.11.24
これから歯医者へ行ってきます。
予想通りというか…虫歯が見つかったので…(泣)。

■パヴァーヌ / キース・ロバーツ (扶桑社) 1429円  (bk1)
”もうひとつの英国”を舞台にした、幻想的なSF連作集。
これ、めっちゃ良いです!

16世紀後半。
時の女王エリザベス1世は、謀略により息絶えた。
英国国教会は勢力を失い、ブリテン島は再びローマ法王の支配下に入る。

そして20世紀半ばを過ぎてなお、”暗黒の中世”は続いていた。
富の偏在、厳然たる階級制、戒律、異端審問…。

しかし変革の曙光は、地平彼方にありながら決して途絶えはしなかった。
今、欧州大陸は、歴史のうねりの只中にある。
この国の行く末は如何に…。
さらに歴史の傍観者、異端の力を有する集団”古い人々”の正体は…?

先が見えない展開に、ページを繰る手が止まりません!
ストーリーの着地点が、全く想像できないんですよ。
すごいなぁ…。

それから、丹念に書き込まれた物語世界のディテールが最高!
”もうひとつの英国”が見せる風景、暮らし、気候、文化…。
ロバーツが紡ぎ出す重層的な幻想に、時間を忘れてウットリ酔いしれました。

う〜ん悔しい、もどかしい!
この作品が持つ魅力を、うまく言葉にできないなぁ…。

とにかく、読んでみてください!
美しくて繊細な、入れ子細工のような1冊でした。
おすすめです。

それから、これはごく個人的なインスピレーションですが…。
作品の持つ手ざわりが、恩田陸さんの”ライオンハート”に似ているように感じました。
”ライオン…”に歴史小説テイストを少々加えて、凄みをきかせたような…(笑)。
”ライオン…”ファンなら、必読ですよ!

 

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