2001.07.19
神奈川県内大学図書館相互協力協議会へ行ってきました。
講演が計2本。演者、演題は以下の通り。

”国際基督教大学図書館における新館開館後のサービス : 新しい展望と課題”
( 長野由紀氏 )
”横断検索とコンソーシアム : 山の手コンソーシアムの場合”
( 菅育夫氏 )

どちらも実に刺激的で面白かったです。
菅氏の”学術情報は社会資本である”というメッセージが印象的。
図書館人の皆さん、もっとオープンマインドで行きましょうよ!

 

2001.07.18
東北大の皆様、おめでとうございます!
日本の大学関係者として、心よりお祝い申し上げます。
ほんと、素直に嬉しいですね。

これからは、東北大を志す留学生が増えるだろうな。
文部科学省からの予算も、獲りやすくなるのかしらん?
羨ましいです、ハイ。

明日は、神奈川県内大学図書館相互協力協議会の会合に行ってきます。
しばらく、その報告書作りに追われる日々が続くかも。
更新が滞ったら、作成に呻吟してると思って下さい(笑)。

紅茶 おいしくなる話 / 磯淵猛 (集英社文庫) 400円
紅茶にまつわるエッセイ集。

紅茶好きが高じて、紅茶専門店まで開いてしまった磯淵さん。
カルチャーセンター等で、紅茶教室の講師も務めていらっしゃるそうです。

定番のミルクティー、レモンティーの他、バナナティーやマサラティー…、
変わり種レシピも満載。
”濃く入りすぎたお茶は、お湯で薄めて飲めば美味しい”、
”紅茶だけで勝負しない。添えるお菓子との相性を工夫し、相乗効果を楽しむ。”
といった目ウロコのtipsが楽しい。

読み物としては、紅茶を通した人とのふれ合いを描く第4章、
”ディンブラに行き交う人々”が良い。
人間に対する、磯淵さんの暖かな眼差しが感じられます。

それから、英国以外の紅茶文化も新鮮でした。
とりわけ、紅茶生産地スリランカでの体験が面白いです。

紅茶好き、美味しいもの好きな方は是非どうぞ。

 

2001.01.17
しょくばのくうらあがこわれた。
あつくてあつくてのうみそがとけそうだ。

半日、汗をかきかきデスクワーク。
だからかな、お尻と太ももの裏側にあせもができた。
イヤ〜ンな所にできちゃったな(笑)。

ママ、手紙を書く / ジェームズ・ヤッフェ (創元推理文庫) 540円
アメリカの田舎町を舞台に描く、長編ミステリ。

語り手は、中年のやもめ男デイブ。
彼の職業は、昔警官、今は公選弁護人事務所の主任捜査官だ。

しかしご注意あれ、物語の探偵役は彼ではない。
なんと老齢を迎えた彼のママなのだ!
デイブが集めた手がかりを元に、鮮やかな推理を披露してみせるママ。
安楽椅子探偵もの。

これ、中々おもしろかったです。
一見、世情に疎く朴訥そうに見えるママ。
(いわゆる世間一般の人が持つ、”御老人”のイメージそのまんま。)
でも実は、きわど〜いジョークが楽しめる、さばけた感性の持ち主なんです。
辛口の皮肉屋の一面も。
このギャップがとても楽しい。

とりわけ、互いのステディ(”お互いの”ですよ!)をネタにした、
ママと息子の丁丁発止のやりとりが笑えました。
(ちなみに、ママ、デイブともシングルです。)

残念ながら、謎解き部分の切れ味は今一つ。
シリーズ次作に期待します。

 

2001.07.16
旅行の予定にかこつけて、デジカメ購入。
大義名分がないと、なかなか思い切れない性格なのだ(笑)。

機種は、フジフィルムのFine Pix 4500。色はシルバー。
軽くて、ちっちゃくて、とても可愛い。
わ〜い、うれしいな!
出発までに、操作になれておこうっと。

チェンジリング 碧の聖所 / 妹尾ゆふ子 (角川ハルキ文庫) 820円
ケルト神話をベースにした、骨太なファンタジー。
これで完結。

セコンド・サイト…、妖精を見ることが出来る力。
その能力を持つが故に、不自由な人生を強いられてきた美前(みさき)。
実は彼女は、異世界で生まれ、人間界に連れてこられた”取替え子=ファーガロホ”だった。
異世界へ旅立った彼女が眼にしたものは…。

これ、すごく面白かったです。
大人が楽しむファンタジーかな。
魅力的なケルト神話のモティーフが、違和感無く作品に組み込まれてます。
すっかり自分のモノにして、消化しきっている感じ。

ちなみにこの神話、はっきり言って相当グロイ。
中でも、豊穣と多産のシンボルと捉えていた”女神”の描写の禍々しいこと!
思わず鳥肌立ちました。
もっとも、こちらのほうが、よりオリジナルに近い姿なのかもしれません。

ゲド戦記のような、ハイ・ファンタジーが好きな方におすすめ。
生きる事に不器用な美前が、つまづきながらも懸命に進む姿もいじらしかったです。

 

2001.07.15
あまりの暑さに耐えられず、美容院へ。
肩に着く程だったセミロングを、生え際辺りまでカット。
ちょっとはサッパリしたかな。

いつもの美容師さんに旅行の予定を話したところ、
携帯用のシャンプー&リンスを頂いてしまった。
わ〜い、ありがとうございます!

華胥の幽夢 / 小野不由美 (講談社文庫) 648円
異世界を舞台にした、中国風ファンタジー。
シリーズ初の短編集。

陽子、そして楽俊にまた会える!
それだけでもう、胸の震えがとまらない。

王として君臨することの孤独と重責。
その苛烈さに息をのむ。
十二国を擁するこの世界の体制が、今後どう変貌を遂げるのか。
本編シリーズの行方が益々気になる1冊です。

祥瓊と月渓の罪と罰、そして救済を描いた”乗月”が特に良い。
おっと、陽子と楽俊の近況を綴った”書簡”も忘れちゃいけないな。

懐かしいキャラも沢山登場。
キャラ萌えの人は勿論、そうでない人も楽しめます。

 

2001.07.14
私の大好きなサイト、銀河通信オンライン
これからは、更新頻度が低くなるそうだ(詳しくは、管理人安田ママさんの日記参照)。
会社員として、母として、妻として、一個人として…。
色々大変だったんだろうなあ。
まずは、体を休めて、ゆったり休養をとって下さいね。

この騒動(?)を契機に、私も自分の人生における優先順位を再考してみる。
1.健康
2.家族と友人
3.仕事
そして、4.生きがい、かなあ。
例えば、本を読んだり、散歩をしたり、美味しいものを食べたり、買い物したり…。

1〜3は私にとって、生活する上で欠かせないもの。
それが満たされて、初めて生きがいも楽しめる、という感じ。
でも逆に、生きがいのない人生も味気無いよな。
上手にバランスよくこなしたいものです。

星のパイロット / 笹本祐一 (朝日ソノラマ文庫) 510円
彗星狩り 上、中、下 / 笹本祐一 (朝日ソノラマ文庫) 490、490、550円

新米宇宙飛行士、羽山美紀が主人公のSFジュヴナイル。
いわゆる”飛行機野郎(ここではスペースシャトルですが)”達による、ライトスタッフものです。

これ、面白い!
先が読めない展開で、ページを繰る手が止まらない!
久々に一気読みしちゃいました。
ハリウッドの上質な娯楽映画の如く、エンターテイメントの王道を行く作品。

ミッションの花形、宇宙飛行士は勿論、彼らを支える地上スタッフの活躍も見事。
細部にまで神経が行き届いていて、好感が持てます。
時に気恥ずかしい程の青臭さも、この作品の魅力の内。
やっぱりジュヴナイルはこうでなきゃ!
ぜひ読んでみて下さい!

 

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