2001.07.13
節電警報、発令される。
…とうとう来た。館内空調設備を全てオフ。
しかし、それだけでは警報止まらず。
仕方なく、事務室の一部、トイレ、ロビー等の照明を落とす。
…あぢぃ。
一日中、こんな感じ。どうにかならないかね、ホント。

理工系大学図書館の必須資料、Chemical Abstractsが1冊行方不明に。
掛長以下、蒼白になって探したけれど見つからない。
館内で、迷子になってるだけだと思うけど。
しょんぼり。

そうだ、小野不由美さんの新作、出ましたね。
私はbk1の発送待ち。はやく来ないかな〜!

池袋ウエストゲートパーク / 石田衣良 (文春文庫) 514円
猥雑な街、池袋を舞台にしたミステリ連作集。

乱暴な言葉と、ふてぶてしい態度で身を鎧い、周囲を威嚇する若者達。
そんな彼らが時折見せる、ナイーブな感情がとても愛しい。

青春小説という点では金城某氏(名前忘れた)の”GO!”、
都会が舞台のミステリという点では、馳星周氏のシリーズに似てると思う。
両氏のファンには間違いなくおすすめ!の作品です。

 

2001.07.12
本館よりT姉御きたる。
T姉さんは、私の前任者。
自分にも、他人にも厳しい人だ。
案の定、駄目出しの嵐。
でもホラ、それは愛のムチだから(笑)。

生真面目なT姉さんの事を、影で茶化して面白がっている人もいる。
でも私は、自分の信念に従って生きるT姉を尊敬してる。
現実には、自分はあんな風に振舞えないけれど。

今日のおやつは、補佐員Tさんお手製の抹茶ゼリー。
ぷりゅんと柔らかいゼリーに、コクのあるグリーンティーのシロップ、
さらに小倉餡が添えてある。
ゼリーの舌ざわりが滑らかで最高!
Tさん、また作って下さい!

三千世界の鴉を殺し 4 / 津守時生 (新書館ウィングス文庫) 580円
待望のシリーズ最新作。軍隊物のSFコメディ。
普段はおちゃらけた3枚目、でもやるときゃやるぜ!の超絶美形(男)が主人公。
いかにも〜な設定。
しかし話の展開は、ことごとく王道を踏み外してます(笑)。
このギャップが愉快。

本作でも、ストーリーに大きな進展はなし。
謎が増え、ネタが増え、キャラ増えた。それだけ(笑)。
でもいいの〜。このなごやかな雰囲気が好きだから〜。だつりょくぅ〜。

ちなみに私、(以下ちょびっとネタばれ)→ミツガシラ大尉の”迷彩柄のこけし姿”に大ウケしちゃいました。

 

2001.07.11
忘れ物シリーズ第3弾。
汗をたっぷり吸収した(と思われる)フェイスタオル。一晩熟成済み。
脱ぎっぱなしの靴下。今にも動き出しそうな、2匹の巨大な芋虫が如く。
いやぁぁぁぁぁ(泣)。

午後からは、久し振りにカタロガー(目録作成者)にヘ〜ンシン!
多忙を極めるS掛長のピンチヒッターだ。
書誌階層がある、ちょいと複雑なものを手掛ける。
親書誌から新規作成したので、柄にもなくドキドキしてしまった。

今日のおやつはラスク。Wさんの差し入れ。
懐かしくて、やさしい味。ご馳走様です。

フラッシュフォワード / ロバート・J・ソウヤー (ハヤカワ文庫) 840円
2009年、地球上の全人類の意識が、2030年へ未来転位(フラッシュフォワード)した…、
それもたった2分間。
その後、人々がとった行動とは?選んだ道とは?
さらに、人間は未来を変える事ができるのか?
タイムパラドックスの謎に、正面から挑むSF長編。

SFとしての設定、仕掛けは実に良く出来ている。
終盤の緊迫したアクションシーンも中々の出来。

ただ日本人のヒロイン、タミコがハナについてしょうが無い。
これじゃ、単に男にとって都合がいい女でしかないっちゅうの。
日本女性に、慈悲深き聖母の如き幻想を持たれても良い迷惑。
う〜ん、それとも私が過敏すぎるのかなあ?

女性より、男性にうける作品かもしれない。

 

2001.07.10
ようやっと、日本図書館協会の会費を振り込む。
4月から滞納していたのだ(汗)。
でもなあ、郵便振替しか受け付けてくれないんだもんな。
職場に一番近い郵便局でも、往復1時間半かかってしまう。
昼休みにちょっと行って用を足すなんて、不可能だ。
それで、ついつい後回しになってしまった。
え?今日はどうしたって?
ま、それは掟破りの(?)裏技を使ったって事で…。

うぐぐ、紺野キタの新刊見当たらず。
オンライン書店で予約しておくべきであったか…。

スカーレット・ウィザード 3、4、5 / 茅田砂胡 (中央公論新社) 857、857、950円
作者お得意、超!破格カップル(身長、能力、財産、価値観…)が活躍する長編SF。
これで完結。

相変わらず、読者を裏切る(人を喰ったような?)幕の引き方。
気楽に流し読むのが吉。
時間つぶしによろしいかと。

 

2001.07.09
今日の分館、職員は私とKさん2人だけ。
不在3人分の仕事を、2人で肩代わり。
さすがにぐったり。

昼休み、運動場にて、学生さんと地元のご老人とでゲートボール。
しばし観戦。
参加者全員が、心から楽しんでいる様子。
見ているこちらまで、幸せな気分になった。
学生さんいわく、”ゲートボールって、一回やるとハマるんですよ”だって。
ゴルフみたいなものかなあ?

双色の瞳 II / 霜越ひかる (集英社スーパーダッシュ文庫) 495円
シリーズ第2作。
過酷な世界に生きる、少女ウナの成長物語。
郷里の母、そして自分が生き抜くため、軍籍に入ったウナ。
戦線に立った彼女が見たものは…。

相変わらず、面白いです。
キャラクタのエピソードが、さらに深く掘り下げられていて、
物語に厚みが出てきた感じ。
とにかく風呂敷広げまくりの第2巻。
早く続きをだしてくれぇぇ!

 

2001.07.08
ばたばたと旅行の準備。
それから、CGI(Perl)のお勉強。じぇんじぇん判らん…。

午後は新宿高島屋へ。
Samsoniteで小物、FILAとEllesseでスポーツウェア、adidasでスニーカー、
theoryでパンツ購入。う〜ん、満足。

ピアノ・ソナタ / S・J・ローザン (創元推理文庫) 900円
リディア&ビルシリーズ第2作。長編ミステリ。
前作”チャイナ・タウン”では、ワトソン役に徹したビル。
本作では、彼が主役を務めます。
この話、実に良い!オススメです!

物語の舞台は、ニューヨークの下町、ブロンクスの高級老人ホーム。
警備員の撲殺という、陰惨な事件の謎を追います。

複数のテーマが幾重にも折り重なった、重層的な作品。
中でも特に心打たれたのは、”老いと若さ”を描いた箇所。
作者は時に、老いて行く事の惨めさ、辛さを容赦なく抉り出します。
それでも…、
最後には”年を取るって事も、そう悪いもんじゃないな”と読者に思わせる手腕は見事!
読了後、不思議と温かな気持ちになれます。

それから、ストリートギャングのボス・スネークと、年老いた刑事リンフォースとのエピソードには思わず涙。
1人の人間のちょっとした気まぐれが、2人の人生をこんなにも狂わせるなんて…。
胸が切なくなりました。

随所に挿入されたクラシックのピアノ曲も、素晴らしい演出効果を発揮しています。
ミステリとしての仕掛けもなかなか。
ぜひぜひ!読んでみて下さい。

あ、でも…けっこうリアルな暴力シーンがありますので、苦手な人はご注意を。
私は鳥肌立ちました(汗)。

 

2001.07.07
外付け焼き焼きマシン(CD-R/RW)が使えない。
ドライバのインストールは成功したはず。
だって、CD−ROMは読み込めるから。
でも、ライティングソフトがレコーダを認識しないのだ。
相性の問題なのかな。
とりあえず、サポートセンタへFaxを流しておく。

スイート ダイアリー KISS vol.2 / 川原つばさ (角川ルビー文庫) 476円
男子高校生が主人公のボーイズラブ。
いや、これもう、女の妄想てんこ盛りの1冊(笑)。
T大卒のクラブ支配人、香港在住の青年実業家、注目新人モデルの友人、
アメリカン・スクールに通うハーフの恋人…。
ね、すごいでしょ?(ちなみに全員男です。)

ここまでくると、いっそ気持ちが良いくらい(笑)。
そのテの話(らぶらぶ、あまあま、えろえろ)が好きな人だけ手に取りましょう。

 

 

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