2001.07.06
午前中、分館運営小委員会が開催される。
ま、いわゆる会議ですな。
本館から管理課長、各学科よりボス(大御所教授連)来る。
私など、大した事をする訳では無いものの、やはり疲れた。

午後はロシア語の雑誌と格闘。
キリル文字なんか判らんっちゅうの(泣)。

3時のおやつは、ハーゲンダッツのアイスクリームとさくらんぼ。
会議の労をねぎらって、M専門員からの差し入れ。
新製品、フローズンヨーグルトのイエローピーチ味を頂く。
思ったより濃厚な味。とても美味しかった。

お茶を楽しむ英国アンティーク / 大原照子 (文化出版局) 2000円
美しいカラー写真満載の、英国アンティーク入門書。
作者のアンティークへの深い愛を感じる1冊。

シルバーのカトラリー、ガラスの器、ブルー&ホワイト、シェリー(窯の名前)、
スージー・クーパー(窯の名前)のティーセット…。
素敵な器は、それだけ眺めても美しい。しかし、モノを載せるとなお映える!
見目麗しく、食べて美味しい、伝統的な英国料理のレシピも満載。
さすが、長年料理研究家としてと活躍なさっているだけあります。
アンティークのお手入れ法までフォローしてあり、実用性も抜群。

ちなみに私は、ブルー&ホワイトの器が大好き。
今はまだ無理ですが、いつか自分のお金で楽しめるようになりたいな。

 

2001.07.05
この職場(図書館)に来て痛切に思うこと。
”知は力なり”。
知識が豊かな人は、大事にされる、一目置かれる、重用される。
逆に貧しければ、軽んじられる、粗略にされる、省みられる事がない。
かなり露骨に差が出ます。
私なんか、一番ぺーぺーだから、経験で補うにも限度がある。
…ちょっと落ち込みモード入ってます。

ARIEL 1 / 笹本祐一 (朝日ソノラマ文庫) 485円
巨大人型ロボットが活躍する、どたばたSFコメディ。
1987年発表の作品。
いや〜、コレ、懐かしい雰囲気で一杯です。
80年代後半に青春を送った人なら、狂喜乱舞しそう。
コバルト文庫時代の新井素子、火浦功あたりが好きな方は是非。
遊び心満載のイラストも楽しい。

 

2001.07.04
一日中、端末の入れ替えでおおわらわ。
mailのバックアップに失敗する。
Outlook(自宅)とEudora( 職場)では方法が随分異なるようだ。
システム管理掛のS氏に迷惑かけまくり。
不出来な後輩で申し訳なひ…。

夕食は、自家菜園で収穫したじゃがいも。
小ぶりでも甘味があって、とても美味しかった。

くりやのくりごと / 林望 (集英社文庫) 457円
家事にまつわるアレコレを綴ったエッセイ集。

料理に関する記述が楽しい。
特に印象に残ったのは、生タマネギのスライスサラダ。
シンプルでさっぱり美味しそう。

それ以外は…あんまり面白くないなあ。
だって、ありとあらゆる物に難癖つけているんだもん。
もっとも、ラストトピックでその種明かしをしていますが…。
リンボウ先生、もっとのんびり暮らしましょうよ。

 

2001.07.03
突然、業務用パソコンの入れ替えが決まる。
実施日は明日。
…そういう事はもっと早く教えて下さい(泣)。
文書ファイルや設定ファイル、mailなどをせっせとバックアップ。
ちなみに新しいマシンは、PentiumIII、800Mhz、128MBだって。
処理速度がどれくらい向上するか、楽しみ。

今日のおやつはきのこの山。
新人Wさんが3株ずつ配ってくれた(笑)。ごちそうさまです。

チャイナ・タウン / S.J ローザン (創元推理文庫) 760円
中国系アメリカ人、リディア・チンが活躍する長編ミステリ。
中国骨董磁器の盗難事件を追う。

軽快な語り口だが、物語の背景は重い。
多民族社会におけるマイノリティの苦しみ、貧困と差別、弱者への容赦ない暴力…。
そんな中、悩み、苦しみ怯えながらも前進するリディア。
彼女の原動力は何だろう?
正義感というよりも…真実を知りたい、
そんなシンプルな欲求に突き動かされているようだ。
それこそ、探偵という職業を選ばせた、彼女の性なのかもしれない。
アメリカの中国人社会の仕組みや暮らし振りも興味を惹く。

ちなみにこのリディア、かなりのお茶好き、甘いもの好きな健啖家。
ラプサンスーチョンにカノーリ(イタリアのチョコレート菓子)、
カモミールティーになつめ餡入りの菓子、
屋台で買って、歩きながら頬張るターニップケーキ(塩気のきいた、ねっとりしたお菓子)。
どれも実に美味しそう。
骨董磁器の蘊蓄も楽しめます。もちろんミステリも!

 

2001.07.02
今日は一日、新人Wさんにつきっきり。
6月で辞職したTさんの後任だ。
明るく前向きな人で、とても気持ちが良い。
これから、どうぞよろしく!

午後3時、毎度ながらちょっとしたお茶会を催す。
紅茶(F&Mのアールグレイ)、ワッフル(チョコレートとバタークリーム)、オレンジ、
スイカ。
スイカがとっても甘くて、美味しかった。

夏の鬼、その他の鬼 / 早見裕司 (エニックスノベルス) 860円
常人には見えない・聞こえないモノを感じる能力を持つ、女子高生季里の物語。
ジャンルはホラー。
しかし、読後じんわりと温かな余韻が残る連作集です。
ホラーが苦手な人でも大丈夫。

特異な能力故に、周囲に馴染めず苦しむ季里。
そんな彼女を見守る家族、友人達の存在が物語を引っ張ります。
季里のつくる沖縄料理…ゴーヤーチャンプルーやヒラヤーチー…も実に美味しそう。
ただ、ステロタイプな悪役にはちょっと辟易かな…。

 

2001.07.01
7月下旬から8月上旬にかけて、英国ぷち語学留学を敢行予定。
期間は9日間。ほんまにぷちやね(笑)。
そのホストファミリーに宛て手紙を書く。
推敲後、いざプリントアウト!と思いきや、トナー切れのメッセージ(泣)。
ま、人生こんなもんです。

しかし貴重な長期休暇。
職場の皆様にはご迷惑をお掛けしますが、留守中よろしくお願いします。

時の果てのフェブラリー / 山本弘 (徳間デュアル文庫) 648円
トンデモ本で有名な著者による、SFジュヴナイル。
中身は…やっぱり”トンデモ”テイスト満載(笑)。
ミステリースポット、地球外生命体、UFO、超能力。
こんなフレーズにピンときた方はどうぞ。

主人公の少女をめぐる親子愛が泣かせ所か。

 

2001.06.30
4月から、国立J研究所へ異動したYさん。
うつ病に罹って、ずっと欠勤しているそうだ。
送別会では、あんなに朗らかだったのに。無理してたのかな。
同じ病に苦しむ父の姿と重なって、涙が出そうになった。

週刊東洋経済 / 6月23日号 (東洋経済新報社) 570円
特集はずばり、会社員の”うつ病”。
関心のある人も、ない人も、すべての人に読んで欲しい。
社会全体で、うつ病患者を受け止めていくために。

特に気になった箇所をピックアップ。
「一つの目安となるのが厚生労働省が示している時間外労働についての基準である。
一ヶ月45時間、二ヶ月81時間、三ヶ月120時間、一年360時間。(33頁)」
つまり、これ以上残業している人は、過労によるうつ病に罹る可能性がある。
決して他人事ではない。十分自覚を持つこと。
さらに部下を持つ立場にいるなら、彼らの健康状態を気にかけるべし。
後々裁判沙汰になれば、会社の責任、自らの管理能力を問われる事になるのだから。

「『忙しいイコール有能』は幻想だ。
忙しいことは自分に能力や価値があることの証明と考えているとしたら大きな誤解。
(38頁)」
忙しさは美徳ではない。暇な事は恥ではない。
時にはアクセルを緩めることも必要。休息する勇気をもとう。

図書館等で、バックナンバーを探して読んでみて下さい。
今週の週刊SPA!でも同様の記事が掲載されていますが、
そちらより読み応えがあります。

 

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