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 4回目のA.S.L(草間弥生もオキーフもデビッド・スミスも通っていた有名人を多数輩出している美術学校です)で、今年は学校にチェックなしで突然出向いたらたいへんな事になっていました。工事中!そ、そんな。しかし、運よく2週間通えたのでいつもよりしっかりと行きました。何十年ぶりかの大工事だったらしい。左が学校のロゴマークですが、さすが芸術家が生息している場所。いつもは先生の絵が飾ってあったりするのですが、今回は工事中です〜のジョークのはいった作品が飾ってありました。1875年に学校が設立された当時(歴史がある学校です)の建築物で、私はこの建物が大好き。古い建築物ゆえ教室にはねずみが横断したりする‥‥。

 

 今回は今一番画廊が多いチェルシー地区のみにしました。もちろん毎年必ず行く美術館も回りましたが、とても全部アップできませんので、1ヶ所に絞りました。10/17増刊された美術雑誌ART iTの最初の方のページに編集長の言葉があったのですが、よい事が書いてありました。「東京の、日本のアートシーンは閉じている。」その通りです。これは危険です。ほとんどの人がこれに気がついていないのでは?と私も感じています。なんとかしなくちゃ。とはいえ、秋なので地方に住んでいる私は急ぎ足ではありましたが、ざざざーと「これは見なくちゃ〜」(ほとんど現代美術系でしたが)東京をかけあしで回ってきました。
でもなあ、なんで、こう日本の中の現代美術って特殊な感じで存在しているのかなあ‥‥。
な〜んか自然体で存在していないんだよね。マンハッタンではなにげなく、なんでもなく存在している。この違いはなんだ?日本の中では誰がアートを、とりわけ現代美術を特殊にしているんだ?確かにメディアにも問題あり。その他にもかなり問題あり、あり。
 私の手におえることではありません。ので、とりあえず、こ〜んなふうにHPでなんかやるしかないかな。

 

CHELSEA 特集

 私の場合は、画廊に行くと、無料で配付されているGallery Guideや、金曜日のThe New York Timesをチェックして出向いています。その他、日本人向けの新聞や雑誌も大事な資料です。

 

 ストリート沿いの画廊の数の方が多いが、10〜20階ほどの建物のビルの中にほとんど画廊が入っていたりする。上がりはエレベーターで、帰りは階段で降りたりというパターンが多し。


こ〜んな感じで画廊街は賑わっている

 


こちらは下りの階段、どこもこんなパターンです
   


エレベーターを降りると各階の画廊の展示の紹介がこ〜んな感じであります

 


ストリート沿いの画廊には自然光が入るので、またビル内とは感じが違う

 

 ここからは、チェルシー地区で行われていた個展の一部を、ずらずらーとコメントなしで並べます。
毎年9月にかなりの数の個展をマンハッタンの中で見ています。3年分のちょっとした資料と私の記憶はたくさんあります。HPは本当に一部ですので、興味のある方は声をかけてくださればお話します。
また、今年はクイーンズで話題になっているP・S・L等もまわりました。今までなかったことの一つですが、今回よく作家さんや画廊の方に声をかけられました。「あなたはアーティストね」に始まり「グループ展に作品を出さない?」と誘われました。以前より積極的に画廊側が見て回る人にオープンな態度を示している事を強く感じました。見て回るだけで、NYのアート業界に関れる状況になってきているのかなあ。

 今回はお気付きのように、文章を少なくして写真をどどーんと増やしました。ほとんどの方が文章を読んでくれていないようなので、ちょっと私もなえてきてしまい‥‥反応がないとエネルギーが落ちる。
時間をみてアート関係のHPに声をかけていかなくちゃなあ。


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