Page 2/2

 

近代美術館
ALBERTO GIACOMETTI

 去年、新日曜美術館でGIACOMETTIの特集がありましたが、あれの印象とは「違うぞ」というGIACOMETTI展でありました。あれはやはり日本人の目線で制作した特集なんだな、とつくづく痛感することとなりました。は〜、となると、ヨーロッパでどこかの国がまた自分の国の目線で番組を制作するとまた違ってくるってことよね。すべてを網羅することなど不可能ですが、この展覧会はよかったです。彼の生涯に渡る制作過程が言葉でなく文章でもなく、作品によって掴みとることができる展覧会でした。こーなったら、あーなっていくのね、ということです、はい。新日曜美術館でのGIACOMETTIの特集は、
・・という見方もあるのよ、ということとして受け止めようっと。

 

 チェルシーにある画廊ばかりのビルディングの中の一室。ここもまた、来年覗くと画廊になっているのであろう。

 

 5AVの57Stあたりにあったディスプレイ。8年前に滞在したときは、すごい数のウインドウディスプレイの写真を取った。あの頃より景気がよいせいかかなり見ごたえがある。ウインドウディスプレイに目を向けて数日過ごすことだってできるほどの量と質。

 

 ここ数年の仕事で看板のデザインを何度か手掛けたせいか、以前よりずっと看板が気になる。日本人の色彩感覚を再確認。

 

 今回、羨ましいことに国費で1年間留学中のHIROMIさんの紹介と案内でオフ・ブロードウエイを何本か見る。DE LA GUARDAは動きと音だけでセリフなどはない。上から横からすごいスピート感、確かに、ドラッグをやっているような。これって幻覚?うわー、なんだー。ってことで、一番のおすすめ。もちろん連日大ヒット。

 NAKED BOYSは本当に衣装なしで、魅力的な男性が踊って歌ってくれる。年のせいか性格のせいか、私は冷静に鑑賞。同行した独身女性ふたりはすごいはしゃぎようだった。帰りに「ね〜、良美さんはどの人がいいと思った?私はねー・・」ということで、ちょっと思いもよらない発想でびっくり。誰がいいかと品定めするのか〜。私は、あれじゃ、家に帰っても服着ていると違和感あるだろうな〜、とか。つまんない事を考えていたので、残念ながら誰がいいかなんて答えられず。

 

 

 アパートの近くに、移動式の「9/11の事件」の消防士の銅像があった。最後をしめくくってその前でのスナップ。1月に入ると、耳あてがないと歩いていられないほど寒い日が始まりました。 次回滞在先は、ブルックリンの予定なので、今話題のウイリアムズバーグの情報が提供できると思います。まだ画廊は少なく、制作活動の場として移り住んでいる人が増えているようですね。あと、マンハッタン以外の地区も回りたかったのですが、そこまで時間がなく。今度は、クイーンズ地区のアート関係に触れたいと思っています。マンハッタン内の大きな美術館は全部みました。メトロポリタンには5回いきましたが全部みることがはできず。あそこはすごいよ。最新の情報ですが、マンハッタンに観光にくる人種で一番多いのは、イギリス人で、次が日本人ということです。(ここ数年のデータです)ニューヨーク州の人口は800万人で、マンハッタンはなんとあの狭い島に、154万人!住んでいて(観光客は入っていない)1位はブルックリンで 246万人ということです。人種は100以上。ここ数年治安がよくなって、年間の殺人事件は2001年で184件。1993年は1日2人殺されていると聞いたから、随分減ったということになるよね。

BACK

[Stay in N.Y TOP]