絶縁アーム


   66KVの様な154KVの様な中途半端な送電線を追っかけていると、
   実に変った鉄塔を発見してしまいました。
   4回線のうち上部2回線の部分が下部より光っていた為に、
   興味を持って近づくと懸垂碍子や耐張碍子が無いのです。
   もっと近づくとなんと腕金そのものが碍子になっていました。これはすごい。
   今まで見た事が無い鉄塔でした。


   

   鉄塔は田んぼの中に建っていました。



   

   絶縁アームはスモッグ碍子と高分子碍子?で構成されていました。
 

   

   この装備は別名、コンパクト154KVと呼ぶそうです。
   154KV鉄塔の場合、支持物に装着する碍子の数が増えてしまう為、
   大きな腕金が必要になってしまいます。
   この鉄塔は腕金そのものを碍子にして絶縁機能を持たせる事により、
   66KV級の鉄塔で154KV送電を対応する様にしています。
   10年20年後はもっと高圧でこの様な鉄塔が増えてくるかもしれません。

 
  参考にしたサイト  
   フジクラの技術報告  http://www.fujikura.co.jp/gihou/gihou97/97_09.html

      what's news  http://www.fujikura.co.jp/news/fjknews_new/dec/news05.htm

   電力中央研究所 主要研究成果  http://criepi.denken.or.jp/RD/nenpo/1996J/96seika27-j.html

        テクノ開拓者 http://criepi.denken.or.jp/RD/nenpo/1996J/96seika27-j.html

   



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