変形ドナウ鉄塔
この鉄塔を始めて見た時は本当に驚きました。
秦浜線を潜る西厚木線がこの様な形になったとは・・・・。
もともとは66KV4回線の送電線でしたが、
厚木地区の電力需要を補う為に154KVに増強した様です。
西厚木線7号鉄塔です。
最近、道路を含む周辺の整備事業を行なっている為、
立ち入り禁止になっています。
この形の鉄塔は他では見かけません。
平成6年の建替えです。 高さは4回線なのに33メートルしかありません。
伊勢原は神奈川県で鉄塔が多い所です。
大山阿夫利神社や善波トンネル付近から数多くの鉄塔を見る事が出来ます。
私にとって思い出深いのが、県道伊勢原平塚沿いに建っていた、
傾いた耐張碍子を装着した鉄塔(22KV)です。
危なさそうなので建替えするのかと思いましたら電線路ごと無くなってしまいました。
88年頃だったと思います。(善波線完成による経路変更によるものか? 酒匂川線も分断された)
想像ですが、戦前からの送電線で箱根登山鉄道三枚橋発電所から小田原、平塚を経由して
小田急線の伊勢原変電所まで繋がっていたと思います。(現在はまったく面影がありません)
支持物は鉄柱でピン碍子が多かったです。(鉄柱の箱根線に小さな並列碍子を付けた感じ)
伊勢原駅前の踏み切り横に有った小さな変電所とピン碍子付きの鉄柱が懐かしいです。