今回は危険予知のシミュレータとそのディスカッション。 そして普通の乗車教習を行いました。 教習2段階6回目私ともう一人の教習生とで危険予知のシミュレータをやりました。前回はおもむろに危険なポイントをいくらか体験する目的でシミュレータに乗ったことはありますが、 今回はより複雑かつ実際に起きやすい事故のポイントを体験します。 いろいろ危険なポイントがあったのですべては書きませんが、一番厄介だったのは 俗に言う「交差点でのサンキュー事故」でした。 交差点を右折しようとするときに自動車が道を譲ったりした場合、「譲ってくれたから右折しよう」と 安易に右折してしまうと、自動車の陰からバイクが飛び出して来るというものです。 こればかりは避けようがありませんでした。 そもそも見えない相手がいきなり目の前に現れるわけですし、譲ってくれた車に悪いなという気持ちから 自動車の陰に注意して右折するなんてなかなかできません。 シミュレータでは特に大型トラックが道を譲る場面になっていたため、全くトラックの陰は見えません。 こればかりはどうしようもない・・・と思うわけですが、飛び出してくるのもバイクです。 ということは、自分もサンキュー事故の飛び出しバイクになることがあるわけです。 交差点でトラックが目の前にいる場合、それが例え直進であれ右折であれ左側をぬって前に出ないことが大事です。 これを左側から追い越すと目の前をいきなり右折車が横切り、最悪衝突という事態を招くわけです。 今まで自動車や原付を運転していて交差点でのサンキュー事故に遭遇したことはありませんが、 類似する場面に遭遇したことはあります。 そこは渋滞した対面通行(片側一車線)の直線道路で、私は原付で渋滞の列の左側をそこそこのスピードで走っていました。 「渋滞に原付は強くていいなぁ」なんて思いながら走っていると、突如渋滞の列から対向右折車が現れました。 急ブレーキをかけて止まれたので良かったものの、後一歩発見が遅れたり、 速度を出しすぎていたら間違いなく衝突していました。 この場面、私の左側にはコンビニがあり、そこに入ろうとした対向車線を走る車に、 目の前を走る車が止まって道を空けてあげたようです。 私からはかろうじて車の屋根が見える程度で相手からは私は見えない位置でした。 自動車免許を取った私としてはまだまだ危険予知の修行が足りないなと感じた一瞬でした。 次に危険だと感じたのは、見通しの悪い交差点での出会い頭の衝突です。 シミュレータではこちらが優先道路で、左右に交差している道路には一時停止表示があります。 この交差点を通過しようとしたところ、いきなり自動車が飛び出してきました。 何の注意もなく走行していたら間違いなく衝突していました。 微妙に速度を落としていたのでギリギリで止まりましたが、本当にギリギリでした。 相手が一時停止を守らず、普通に通過することも時々あります。 いくら相手が悪いとはいえ、自動車と衝突して怪我をしないバイク乗りはいません。 優先道路であっても、見通しの悪い道路は気をつけて通行した方が良さそうです。 そこまで危険かどうかわかりませんが、やや危険だと感じたのは前方に停車した自動車の運転席側のドアが開く場面でした。 停車している車の横を通行するときは道路の中央線よりを通行しますが、自動車との距離が1mに満たない場合は 衝突する可能性が十分考えられます。 自動車や物陰から飛び出す子供にも要注意です。 シミュレータではトラックの陰から子供が飛び出して道路を渡る場面があるのですが、 私は気づきませんでしたが、この場面には危険予知のヒントが隠されていました。 というのも、対向車線側の歩道に子供が立っているのです。 おそらく、子供が「早くこっちに来いよ」と呼びかけていたでしょう。これに気づけば子供が飛び出すかもと予想がつきます。 実際に私がバイトで原付を運転していたときに、子供の飛び出しに遭遇したことがあります。 狭い道路で中央線もありません。右側は地形が高くなっており、人はいません。左側には外壁のある民家があります。 この道路を通行していると、民家の入り口からボールが飛び出してきました。 お手本通り、子供がそれにつられて飛び出してきました。 私は急ブレーキをかけて難なく止まることができましたが、やはり民家も外壁で見通しが悪い分、危険は潜んでいます。 時期がお正月だったということもあり、親戚が集まるこの時期は子供の飛び出しなどには要注意です。 あとは自動車に幅寄せされたり、自動車の急な左折、急発進等に巻き込まれる可能性などの場面が出てきましたが、 車間距離さえしっかり取っておけば難なく防げるものでした。 何気ない日常にもこれだけの危険が潜んでいるんだなと改めて実感させられる教習でした。 このあと、ディスカッションとしてシミュレータで体験した危険なポイントについての解説など指導を受け、 合計2時間(技能教習1時間、学科教習1時間)の教習でしたが、なかなか中身の濃い教習でした。 今回の教習内容を是非とも今日から実践的に取り入れて運転しようと思いました。 教習2段階7回目今度は普通にバイクに乗車しての教習です。予定では私ともう一人の教習生が来る予定でしたが、もう一人が来なくなったようで教官とのマンツーマン指導になりました。 今回の内容はなんと、実際に検定コースを本番さながらに走ってみるというものでした。 まずは教官についていって、練習走行です。 検定コースとは関係のないところもいろいろ走らされました・・・。_| ̄|○ まだまだ苦手なのは超低速での方向転換などでした。 「これができないとまだまだだな」みたいな事を言われましたが、正直、初心者には無理ですって・・・ 練習走行が終わると、検定コースの乗降車地点に行きバイクを止めます。 本番通りの手順で、バイクを支えスタンドを上げ、後方を確認してバイクにまたがり、ミラーを調整して、 エンジンをかけ、後方を確認して右足をつき、ギアを1速に入れて、発進の右合図を出し、 安全確認をしてから発進します。 ちなみに、スタート地点で最初からバイクを倒した場合はバイクに乗る前から検定中止になってしまいます。 こればっかりはやりたくないミスですね。^^; あとはコースに沿って走り、二輪の操作技術を見るための障害を回ります。 一本橋、クランク、S字、スラローム、急制動。 ここでも、最初から一本橋で落ちると検定中止になります。 スタートしてすぐの障害なので、ここで落ちるのも悲しいものがあります。 これらの障害をクリアすると、つぎは法規に従った運転ができるかを見るために、自動車と同じコースを走ります。 優先道路関係や、右折左折の仕方、安全確認、坂道発進、踏切などがあります。 よほどのヘマをしない限り即検定中止にはならないはずですが、じわりじわりと点数を引かれそうで緊張します。 何より緊張してコースを間違えないかどうかが一番気になるところです。 教官が言うには、コースを間違えても減点にはならないそうで、コースを間違った場合には その都度コースを指示されるらしいので、それに従って運転して通常のコースに戻ります。 その間も検定中なので、ヘマをやればその分減点されることになります。 運転に自信があるなら、わざとコースを間違えても大丈夫って事になります。^^; 検定コースは1コースと2コースの2種類あるのですが、2コースを回るときに一回コースを間違えましたが、 その場でやり直してコースを回りました。 乗降車地点にたどり着くと、今度はバイクから降ります。 後方を確認して右足をつき、ギアをニュートラルにしてエンジンを切り、後方をまた確認してバイクを降り、スタンドをかけて ハンドルを左に切って検定終了になります。 教官はその走りなら合格だと言ってくれました。 練習とはいえ、本番通りのコースを全部通して回ったので結構緊張していました。^^; 教官は「検定だからといって飾った運転をする必要はないよ」と言いました。 というのも、検定は減点方式で採点するので、いくら良い運転をしても点数は増えません。 リラックスして自然と普通の運転ができれば100点が取れるのです。 なので、緊張せずにリラックスしろということでした。 とにかく、検定通りの練習で合格だと言われたので少し安心しました。 本番もやはり緊張しそうなのでどうなるかわかりませんが、リラックスすればできることは確かです。 教習はあと1回残っていますが、その一回でリラックスしてコースを間違えることなく走ることができれば 私的にはほぼ大丈夫だという自信がつきそうです。 最後の練習に向けてイメージトレーニングでもしようかと思います。^^; |
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