ArmA訓練所 2007/07/02 |
ArmAではスクリプトコマンドを使ってエディターでは出来ないような様々なことが実現可能です。
スクリプトコマンドを使うにはデータ型を意識する必要があります。
演算子とこのデータ型を理解しないとスクリプトコマンドを使いこなすのは難しいと思います。
ここではよく使われるデータ型を中心に説明したいと思います。
C/C++やJAVA言語等のプログラミングの経験がある人はデータ型というとおおよそのことが理解できると思います。
ただし、ArmAのデータ型はC++やJAVAほど厳しいものではなく、データの種類という程度です。
プログラミングの経験が無くても、データ型とはデータの種類だと思うと理解しやすいと思います。
スクリプトコマンドでは、このデータ型を意識して構文通りに書く必要があります。
Arrayはプログラミング用語では配列のことです。
一つの変数名の中に値を複数持つことが出来ます。
配列中に持つ要素のデータ型はどんなものでもかまいません。
配列から特定の要素を取り出すにはselectを使います。
配列の要素は先頭から0,1,2・・・という順番で数えます。
(英語のサイトを参考にする場合は、elementが配列の1要素、indexが要素番号であることを覚えておきましょう。)
_array = [200, 150, 22, 90]; _first = _array select 0; _first is 200.
Booleanとは真偽値のことです。
ArmAではtrue/falseの2種類のデータを表します。
論理演算子や比較演算子の結果が成り立つときはtrue、成り立たなければfalseを返します。
トリガーのConditionブロックやスクリプトのif文ではtrueを返すとそれらを実行します。
ArmAから採用されたスクリプトコードを表現するための形式です。
{スクリプトコード}という形で、{}で囲んで表現します。
初めのうちはあまり意識することはないでしょう。
forEachやonPlayerConnectedを使うときに必要になります。
リーダーとそのメンバーからなるグループです。
兵士一人だけの場合は一人だけのグループとなります。
ウェイポイントなどはグループに対して与えられることになります。
数値です。
正負の整数や小数などが使えます。
エディターで配置できる兵士や乗り物、Staticオブジェクト、地形に元から配置された建物などがオブジェクトです。
setDamageなどでダメージを与える対象はオブジェクトでなければなりません。
オブジェクトには複数の兵士をまとめたグループなどは含みません。常に個別のユニットや乗り物です。
スクリプトのハンドルです。
SQFスクリプトを実行するとハンドルが与えられ、外部から強制的にスクリプトを止めたりするのに使います。
どの勢力に属すかを示すサイドです。
West, East, Civilian, Resistance, Logic, Friendly, Enemy, Unknownのいずれかになります。
BLUFORがwest、OPFORがeast、Independent/RACSがresistanceとなります。
表示などに用いられる文字列です。
ラジオメッセージやhintメッセージなどで表示される文字が文字列です。
ArmAではダブルクオートとシングルクオートのいずれかで囲って表現します。
ダブルクオートで始めたString中にダブルクオートを含めたい場合は連続して2回記述します。
シングルクオートで始めたString中でダブルクオートはそのまま記述できます。
"Here is a ""USEFULL"" website." 'Here is a "USEFULL" website.'