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秋旅4:荒原での彷徨
〜アーチーズ国立公園〜

翌日は 7:30am に出発しました。だいたい国立公園や観光地は 朝8:00am からということがわかったので、少しゆっくりめの出発です。。。が、宿泊した街モアブと目的地のアーチーズ国立公園は意外と近かった!

11/30(Sat) 7:40am [合計走行マイル:937mile (1507km)][補充したガス代計:$51.52ドル]
すぐに着いちゃいました(笑)。 まだ料金所の人が来てません。寒いですー。
待ってても仕方ないし門は開いているので、中に入っちゃいます(観光バスが入っていったから大丈夫でしょう)。
なんだか山腹をぐるぐると車で登っていくタイプの国立公園みたいです。朝焼けの景色がとても素晴らしい。。。ちゅーか朝日で光ってフロントガラス(windshield)がテカって道がよく見えませーん。すぐ下は崖です。時速20マイルの徐行運転でも怖いですー!(←すごくマジで怖かったです[笑])
。。。バスの運転手ってすごいね。

☆バランスロック

バランスロックちゅーやつらしいです。すぐ下までいくことができます。朝焼けの光の中に立つ影は。。。って感じですね。写真で分かるでしょうか、すごくデカい岩ですよ。
この国立公園はこんな感じの巨大奇岩がたくさんあります。

☆迷った谷川

デリケート・アーチというものを拝見するためには、自動車を止めて、トレイル(trail:小道)を歩かなければなりません。1.5マイル(2.4kmくらい)あるそうです。歩くのは大好きです。行きましょー!

朝 早すぎて誰も回りに人がいません。
。。。と思っていたら、歩いていると向かいから帰ってくる人がちらほら。早起きね。学生っぽい日本人の男子2人もいました。「あと20分くらい、行く価値があるから頑張ってください」と励まされました。いいなぁ、やっぱり同胞は(←これがアベックなら別な感想をもったと思われ[笑])。

。。。道に迷いました(爆)。
途中で小道が途切れたので、それっぽい谷川の枯れた後を上ったのですが、いけばいくほどジャングルっぽくなって、しまいに崖壁が行方を遮って、まわりはブッシュで草ぼうぼうで……(泣)。
この写真(↑)はそのときの、普通の人は絶対にとることのできない貴重な映像です(泣)。
当然まわりに人はいません。振り返ると……帰り道を覚えているくらいなら道に迷いませーん!

☆迷い渓谷

なんとか道に復帰しました。親切な方に道を教えていただいて、全力でレッツゴーです(←今日の残りの行程が気になってます)。

。。。また迷いましたー(重爆)!
今度は丘の上にでてしまいましたー。
写真(↑)にみえているアーチの向こう側あたりに写真左側の裏手からぐるりと回りこんで突入するのが順路らしいのですが……写真ではわかりにくいのですが、その順路と今のワタクシめの間はとてつもない渓谷で遮られています(泣)。まるで織姫と彦星くらい離れてますー!
ど、ど、ど、どないせーっちゅーねん。当然のごとく周りに人はいません。
ちゅーか、向こうの丘の順路のあたりには人影がちらちら見えるんですけど。
。。。レンジャーに助けられる自分の姿が脳裏をちらつくワタクシ(泣)。
ま、おかげで普通の人は絶対に撮ることができない貴重な角度からの映像(↑)をゲットしましたけどね(泣)。

☆荒野の彷徨

ここはドーコ(↑)?! わたしはダーレ?!(激泣)

☆トレイルからの景色

なんとか戻ってきました。ふひー。死ぬかと思ったー。最初の谷川迷いは非常に恐かったですし、次の丘迷いもとてつもなく怖かったのですが、丘で見晴らしがいいのでなんとか渓谷をまわりこんで順路までたどり着きました。豆粒のような他の観光客の姿を目指して通常の3倍のスピードでひたすら歩いたですよ、ワタクシめは(泣)!

これが順路から撮った写真です。雄大なり。

☆道しるべ

写真のような石を積んだ道しるべを頼りに進むのが吉だったようです。
ちゅーてもそれを教えられた後に2度目の丘迷いをしたのは。。。なぜ?(←だって途中で道しるべを見失ったり、道しるべが指す方向を誤解したりしたしー[苦笑])
帰りはあまりにも自信がなくなったためにドイツ語を話していた親切なご家族と途中まで同行させていただきました。
ドイツ人かと思ってきいたらボスニアの方でした。あらま、これはすごい体験かも。
ユタに2年住んでいられるらしいです。故国にはいつか戻るようなことをおっしゃてました。
さすがアメリカ、あなどれません。とりあえず命の恩人に近いので、ボスニアは友好国であると心にインプットしました!
別れるときには Auf Widersehen(アウフ・ヴィーダーゼーエン:=see you again) よりもTschus(チュース![u はウムラウト] 南ドイツでよく使われる言葉だってNHKで言ってました)のほうが通じたです。

他にもいろんな国の人がきてましたよ。人数でいくと、純アメリカンと半々くらいじゃないかと思います。日本人、ドイツ人、中国人、インド人っていろいろ。

11/30(Sat) 10:26am [合計走行マイル:949mile (1526km)][補充したガス代計:$51.52ドル]
戻ってきました。常人の3倍のスピードで歩いて、常人の3倍の時間をかけて戻ってきました。なぜ(泣)?!
すれ違ったアメリカのご年配の方に「(骨折って)行く価値あったか?(Is it worth なんとか?)」 って聞かれたときにはへとへとで、無理やり笑って親指を立てることしかできませんでした(苦笑)。
時間の関係でこの先のデビルズ・ガーデンはパスです、ちゅーかもう十分です(笑)。
ここを訪れる方は、まる一日がかりのハイキングと思っておかれたほうがよいと思います。その価値はあります。
ではチュース!






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