ティーアイ君、AX2001へ行く〜その2〜
AX2001とは、The Internatilnal Animation & Comics Exposition 2001である。主催はSPJA(The Society for the Promotion of Japanese Animationってボランティアで運営されている団体らしい。今年で10周年である。要するに年1回のアメリカの聖なるお祭りである。夏と冬のアレを心待ちにしている人は推して知るべし。

海を越えたラブひな、の巻

ではまずパネルセッションに参加しましょうぞ。

  「会場はOcean Blvd.のむこう側のコンベンションセンターだヨ」

そうです。会場は3箇所に分かれている(それぞれ徒歩5分程度の距離ですが)ので、その行き来は「オタク御免章」を首からぶら提げ、天下の公道(しかも観光地)を通らなければならないのです。

  「でもみんな堂々としてるヨ」

そうです。ここはアメリカ。セーラーチームが歩いていようが(*1)、るりるりのTシャツを着た兄ちゃんがうろうろしていようが、誰も驚きませんっ! ..... いや、ちょっと驚きました。
  (*1)会場間の往復はコスプレでもOK!...ってまぁ西館と東館を往復するような感覚なのですが。木刀を持った袴姿のお兄さんがいても逮捕されたりしません。

  「いちばん多いのは、るりるりのTシャツを着た人だネ」

そうです。あちこちで背中にるりるりを背負ったアメリカンフレンズの姿をみかけます。
こんな感じっ!

☆るりるり兄ぃ


  「写真を撮らせてくれたお兄さん、ありがとうだヨ」

.....って、こっち向いたから顔出ししちゃいました。あらら。

  「親切でナイスな人だったよネ」

カメラマンの腕が悪いからしかめっ面になってしまってるけど、理知的でるりるりのTシャツが似合うアメリカンでした。アメリカ人が着るとなんかオタクっぽくなくていいよね。

  「当然そうでない人もたくさんいるヨ、パルパルゥっ」

ということで、るりるりをちょっとアップで。

☆背中にるりるり


じっくり見たらなかなか強烈ですね。

  「去年のオフィシャルTシャツだったみたいだヨ」

この兄ちゃんも「クールだろ。まだ売ってるよ」と教えてくれました。
が、俺はその感覚をもってくれている兄ちゃんのほうがクールだと感じました。オタクとしていいセンスしてます。

  「でも売りきれてたんだよネ」

ほっとしたような、がっかりしたような。

  「今年のTシャツは次回に紹介しちゃうヨ、パルゥっ」

というわけで、会場に到着っ! なんとなく人が並んでたのでなんとなくついていきます。

  「日本人的行動だヨっ」



Focus Panel:LOVE HINA
Yoshiaki Iwasaki & Makoto Uno


☆パンフから


万里の波涛を乗り越えてはるばる来てくださったゲスト様は、"ラブひな"のイワサキ-sanとウノ-sanですっ!

  「パルパルゥっ! なんだか前10列くらいが異様に盛り上がってるヨ」

等身大のタマちゃんを頭上に掲げている人もいます....それってドリキャスゲームの限定版の特典では....

  「好きなんだネ」

"みんな、ラブひなは見てくれてるのかな?"というウノ-sanの問いかけに"イェー!"の大合唱っ!

  「パルパルゥっ!」

なぜだっ!

  「パルゥっ?」

まだ翻訳版はでてないはずだぞっ!(*2)
  (*2)確かバンダイは「これから」発売すると言ってたはず...

  「すばらしき同人の世界じゃないノ?」

そうだね。自主翻訳かもね。あっ、コミックの翻訳はすでにでてます。

  「講談社もやる気かもネ」

で、パネルはQ&A方式で進められました。

  「質問する人、たくさんいるネ」

・絵がうまくなるにはどうすればいいですか?

・映画化はされないのですか?

・実写版はでないのですか?

  「質問の基本だネ」

実写版はちょっと見てみたいぞっ!

・26話目があるという噂があるのですが?

いきなりマニアックだぞ。でも気になる気持ちはわかる。アニメ誌とか友達からの情報でああでもないこうでもない、日本で密かに放送されたんじゃないかとか、いろいろ想像しちゃうんだよね。

  「イワサキ-sanの回答は"それはスペシャルで放映された話(2本)だと思うけど、26話目という呼び方はしてない"だったヨ」

・景太郎はスケベなのですか? それともあれは偶然なのですか?

いいなぁ、とても素朴で。

キミはアニメファンが大きなお友達へと変化していく過程で無くしてしまった大事なものをまだ持っているんだねっ!

  「でもみんなそんな感じだよヨ。オタクとして いちばんいい時期みたいだヨ」

俺も「うる星やつら」を素直に楽しんでいた時期を思い出してしまいました。

  「ウノ-sanの"僕のほうがスケベです"という回答でオチがついたヨ」

ナイスっ!

・Who is the real promised girl?

・Who should be the real promised girl?

嗚呼、キミもアニメファンが大きなお友達へと変化していく過程で以下同文だねっ!

  「目から鱗がおちてるネ」

そうなんです。うる星やつらのラムとしのぶのどちら派かを真剣に考えていた季節が俺にもありました。

  「いまは駄目なノ?」

なんかギャルゲーやるようになってから、この娘をどう攻略するかという視点でしかモノを見れなくなっていたような気がします。

  「エロゲーの間違いじゃないノ?……ぐはっ

さぁそんなところで気絶してないでつぎにいきましょうさぁどうぞ。

・TODAIに入るのは難しいのですか?

ナイスだっ! これでこそアメリカっ!

  「意外な文化の盲点だネ」

今日の最高殊勲質問でしたっ!

  「ねっ、隊長(*3)は質問の英語わかったノ?」
    (*3)アーバイン解放戦線の戦隊長である。ちなみに相手がセンチドールのときは先生になる。

8割くらいかな?

  「今日のために英語を勉強しててよかったネ?」

ん、まぁ日常会話と"ラブひな"を知ってたら楽しめるよ、怖がらなくても。

  「受験英語でいいノ?」

受験単語 プラ〜ス 日本アニメ&マンガ(のみで)必須の1単語でOKっ!

  「それはいったい何なノ?」

PERVERT(パーヴァート。プゥヴァートとも聞こえます)だっ!
この単語を知らないと今日のパネルの会話が通じませんっ!


  「どういう意味なノ?」

エッチ、スケベ(笑)

  「(どてっ)」

でも真面目な話、日本アニメでは頻出する単語です。日常ほかの場面では一切 聞いたことがありませんっ。(笑)

  「(どてっ)」

私のことはともかく、アメリカ人の質問者も一生懸命 日本語で質問しようとしてる人なんかがいて、 なんだか嬉しかったですよ。

  「簡単な日本語なら通訳されるまえに反応して笑ったりしてたしネ」

俺もまだまだ彼らに負けないように精進しようと感じちまった次第です。

  「最後に出口でトレカをくれたヨ。スポンサーからカナ?」

☆謎のお土産


  「袋入りじゃなくてバラで16枚くれたヨ」

なぜシャーマンキング???


つづくっ!






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