日本でも報道されたと思いますが、こちらでは州の電力政策が見事にずっこけて大変なことになってます。

とはいっても暖かいこちらの方はまだ家庭停電は起きていません(計画停電されたのは寒い北のほうです。寒くて普段より電力消費が多いから足りなくなったみたい)。

でも工場は大変みたい。電気を止められるというのではなくて、契約がこうなっているようなのです.....ふだん安い電気料金で電力を提供する変わりに、夏の電力消費のピークとかで電力がピンチになったとき(通称「エジソン警報」発令時)には電力消費を何キロワットまでに押さえなさい。それを越えた警報中の電力使用は、通常のン十倍かン百倍かのペナルティ料金を課します....ってな契約をやってるらしいのです。

州が緊急事態宣言(フランス革命みたいでちょっとステキ)をだしたときは、その「エジソン警報」が毎日のようにでていたらしいです。対応は会社によってまちまちで、休業して土日に操業を振替えたり、泣く泣くペナルティ覚悟で操業したり。僕が工場長ならショック死するかライフル片手にエジソン社に乗り込みますね(笑)

壁の上のほうに掲示されているのはエジソン様からの請求書です。こちらでは基本的に電気とか水道とかケーブルＴＶとかの月々の支払いはチェック(壁の右下に掲示)を書いて、請求書に同封されている封筒(壁の左中に掲示)に入れて切手を貼って送り返さなければいけません。ちょ〜めんどくさいです。

ちなみに彼女が右手に持っているのは切手(34セント)です。シールなのだ。カラフル〜。