MY設定弁明座談会―理想の母編―

註:『銀真珠』本編とは一切関係ありません(笑)。


参加者:カカシ・イルカ・7班・アンコ・網手・大蛇丸・ミズホ(オリキャラ)
注意:今回は、前作『鎮花』をご覧になってると、より一層解り易いかと思います。


アンコ …と、言う訳で。今回は各自の理想の母よ!
カカシ 何で?
アンコ 5月は母の日があるからでしょ。それと、イルカの誕生日。
カカシ …ふぅん。
アンコ お願いだからもちょっと協力して。
カカシ はいはい。
アンコ 取りあえず。理想のお母さんと言えば!
ナルト イルカ先生!!
サスケ
アンコ ん〜ん。良い返事vv
イルカ …はい?
サクラ あ。成程。
アンコ そういうアンタの理想のお母さんは?
サクラ …ん〜。ママ…よりはやっぱりイルカ先生かなぁ?こういうお母さんなら、なっても良い。
アンコ 人気あるね、イルカ。
イルカ …アカデミーの先生やってるからじゃないかな。
サクラ それはあるかも。でも、やっぱり「ナルトのおかーさん」だからよね。
アンコ 成程。
ナルト そーいう、アンコねーちゃんはどうなんだってばよ。
アンコ あたしぃ?聞きたい?
子供達 聞きたい!
(力を込めて肯く)
カカシ …止めといた方が良いと思うけど。
(しみじみと。そしてさり気なく耳を塞ぐイルカ)
アンコ んふふっ。お・ろ・ち・ま・る♪
子供達 はい?!
(衝撃が強過ぎるのか、三人揃って硬直)
サクラ (…あ、何か、すっごい嬉しそう)
サスケ (…大蛇丸って男だよな?)
ナルト (アンコねーちゃん、人と違うっぽいってばよ)
大蛇丸 聞こえてるわよ。
(子供達の真後ろに気配なく立っている)
ナルト ごごごごごごごめんってばよ。
大蛇丸 ふふ。気にしなくていーわよ。ほら、差し入れのお菓子。
子供達+アンコ わーい♪(←お菓子の誘惑には抗えない子供達)
カカシ …まぁ、俺もアンコも大蛇丸に育てられたようなモンだし。
サクラ そーなの?!
アンコ んー。カカシは大蛇丸限定って訳じゃないじゃない。こっちはマンツーに近いけど。
カカシ まぁね。俺は育ての親、多いよ。実の親が留守がちだったし。
イルカ …でも、カカシさんもほとんど任務で居なかったじゃないですか。
サスケ …いつから任務に出てたんだ?
カカシ 3歳。
子供達 …。(あっさり言うな、あっさり)
カカシ まぁ。気にする程困った事ないから。
サクラ …そーじゃなくってぇ…。
サスケ じゃ、カカシの理想の親って?
ナルト 聞きたい!聞きたい!
アンコ あるの?理想。
カカシ …改めて言われるとねぇ…。
大蛇丸 ないなら、立候補するわよ。
子供達 …。(おかーさんになりたいのか…)
網手 何言ってんだい。アタシだろ。(←自信満々)
子供達 …。(それもなぁ…)
(口にしたら命に関わるので、口を押さえている子供達)
カカシ 別にそれでも良いけど。…我が子の食事に毒盛るからねぇ…。
網手 お蔭で耐性ついたじゃないか。
カカシ 否定はしな〜いよ。でも、人としてどうかと。
網手 忍者として正しければ良いんだよ。ついでに言うと、アタシゃ医療忍だしね。
ナルト …カカシ先生、ばーちゃんに虐められてたの?
カカシ 虐められてた訳じゃないよ。小さい頃から修行させられてただけ。
ナルト へー。
大蛇丸 物は言いようねぇ。
アンコ 強ち嘘でもないから、騙してるとも言えないもんね。
サスケ …でも、理想とは違うだろ?
アンコ 深い事は気にしない。ところでさ。理想ダントツのイルカは?やっぱりイルカは自分のおかーさんが一番?
イルカ 理想って言うか、それは、自分がそうなっちゃいそうな感じかなぁ?
カカシ じゃ、なりたい方で。
イルカ それなら、ミズホ先生。
カカシ え。姉さん?
アンコ あ。それアリかも。あんなんなら、アタシもなりたい。
カカシ 何で?
ナルト 先生、先生、誰だってばよ?
(くいくい、とカカシの袖をひっぱる)
カカシ …俺の従姉。
イルカ 先生が通ってた頃の木の葉保育園の先生。
アンコ 四代目の奥さん。
網手 ナルト。お前のかーちゃんだ。
ナルト え?!
網手 なんだい。
ナルト 俺ってば、カカシ先生の親戚?!
サクラ ナルト、よく親戚って判ったわね。偉い偉い。
サスケ ウスラトンカチにしては上出来だ。
(二人でナルトの頭を撫でる。ちょっと嬉しそうなナルト)
ナルト それくらい、ちょっ…、いっぱい考えれば判るってばよ!
網手 待て。
大蛇丸
アンコ
網手 驚くところはそこなのかい?!
大蛇丸 …せめて、父親が誰かってトコで驚いてくれない?
アンコ 何でいっぱい考えなきゃ思いつかないのよ?(←ちょっとズれている)
ナルト えー。だって、知らない人だし。父ちゃんはカカシ先生で良いし、かーちゃんはイルカ先生がいいもん。な!サスケ。
サスケ …そうだな。
網手 …あ、あのなぁ。
イルカ ミズホ先生、凄く優しかったし、顔は…カカシ先生によく似てらっしゃったよ?
サクラ じゃ、すっごい美人じゃない!
カカシ …そう?それより先生…四代目がカッコ良かったよ。は。
子供達 (顔だけ強調しやがった!)
カカシ ナルトは本当、先生にそっくりだよねぇ。
ミズホ 本当。私の遺伝子、どこ行っちゃったのかしら。
子供達 出た!
ミズホ そんな、人を幽霊みたいに。
カカシ 否定出来ないでしょ。それよりお帰り。…先生は?
ミズホ (繋いで)置いて来た。ナルトに会いたかったのよ。
サクラ (この人がカカシ(先生)の従姉でナルトのおかーさん…)
サスケ
(四代目の奥さんと言う事はどうでも良いらしい)
ナルト …かーちゃん?
ミズホ そうよ。産んですぐ死んで悪かったわね。
ナルト …。(黙ってカカシを凝視し、肯かれて納得する)
イルカ ご無沙汰してます。
ミズホ ふふ。大きくなったねー。ナルトとバカカシをいつもありがとうね。あー可愛い。
カカシ …(先生の事はバカヤクって言ってたなぁ…)。ま、良いけどね。
網手 …相変わらず弱いね。
カカシ 逆らわない事にしてるんで。…ナルト。
ナルト 何?
カカシ 折角だから、話しといで。変わり者だけど、悪い人じゃないから。
サスケ …カカシに言われたらおしまいだな。
サクラ …それって、カカシ先生が変人って事?それとも同じ顔だからって事?
サスケ 両方。
ミズホ あのバカ程じゃないわよ。
ナルト …誰のこと?
ミズホ アンタのパパ。
ナルト 俺ってば、ヘンジンの息子なの?
(物凄く心配そう)
大人達 (否定できない…っ)
大蛇丸 …まぁ、ちょっと変わってたけど、忍者としての才能はあったわよ?
網手 そうそう。アレで火影だったしな。
ナルト カカシせんせぇ…(←フォローが耳に入るものの、涙目)
カカシ 俺は、好きだったけどね。
ミズホ 私もよ。だから結婚したんだし。
イルカ 優しかったし。
ナルト …?
カカシ 悪口言われる程、皆に好かれてたって事。
ナルト ふぅん…。
サクラ あ。なんとなく解る。(サスケくんがナルトバカにするのと同じようなモノね)
サスケ …ふん。(サクラといのみたいなモンか)
ナルト 俺、よく判らないってばよ?
イルカ 判らなくても大丈夫。
ミズホ ……ぃぃ…
カカシ 姉さん?
ミズホ …可愛い!やだもう、なんって可愛いの?!カヤクの所為でちょっとおバカだけど、十分じゃない!カカシ、よくここまで育てたわね。褒めてあげる。
カカシ ありがと。
イルカ …こんな方でしたっけ。
カカシ 先生と俺の前ではね。かなりの毒吐きだよ、このヒト。ナルトは性格も、どっちかって言うと先生似。我慢強いのは、姉さん似…かな?
網手 はたけ家の人間は、基本寛容な割に言う事は結構キツいからねぇ。
カカシ シビアと言って。
大蛇丸 …滅多に怒ったりしないけど、どこか冷めてるのよねぇ。忍者向きなんでしょうけど。
アンコ そういう点では、四代目の血の方が親しみ易いわよね
ナルト …褒められてる?
サクラ どっちかって言うとね。
ナルト なら良いってば。…って、えぇ?!
カカシ …姉さん。抱く時は一声かけてあげてよ。
イルカ …記憶ないんですし。
ミズホ あー、うん。でもほら。私、この子1回しか抱っこしてないし。
ナルト ぅえ?
ミズホ 産んだ時だけなのよね〜。あぁ。勿体無い。
網手 あぁ。そうだねぇ。その後すぐ、九尾封じたし。
大蛇丸 産むのもかなり無理矢理だったしねぇ。
サクラ …何か、複雑なのね。
サスケ ナルトには関係ないだろ。ウスラトンカチはウスラトンカチだ。
カカシ …まぁ、その辺はおいおい。
イルカ …四代目がいらっしゃる時にでも(お盆とか…かなぁ?)。
ナルト カカシせんせぇ…。助けて。(抱っこされて硬直したまま)
カカシ 諦めろ。このまま取り憑かれるよりマシと思え。
サクラ それ怖いわよ、先生!…あ、でも、抱っこなんて懐かしいね。
イルカ サスケ、サクラ。先生で良かったら抱っこする?
子供二人 あ、はいっ!
(イルカに飛びつく二人。ちょっと複雑な気分のナルト)
アンコ …アタシもいい加減、大人だけどなぁ…。ちょっと良いなぁ。…抱っこ。
大蛇丸 …おいで、アンコ。ちょっとで良いならしてあげるわよ。
アンコ ほんと?! …ありがと、大蛇丸!(嬉しそうにしがみつく。)
網手 アンタも抱っこして欲しいかい?(←実は自分がしたくなった)
カカシ …結構です。

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