…多分、それは愚かしい事なのだろう。 おそらく、気にする必要のない事なのだろう。 今更、相手の性格も立場も解っていて、それで望むのは大人気ないのも知っている。 自分では随分と大人であったつもりでいたのに。 ただ一つを望む自分は未だ子供なのだと知る。