★PEI旅行記 2日目@★ 
 ★PEIは遠く★

Prince Edward Island
「走れ〜!飛行機が待っている!ε=ε=┏( ・_・)┛

さて、恐怖と不安とで憔悴しきった、トロントの夜が明けました。(くそ〜、ほとんど寝てないぞ)
結局、手元にある現金は、たった2$のみ。タクシー代13$には、ほど遠い金額でした。
TCなら2000$ぐらい持っているのに、タクシーひとつ乗れないなんて…。

 ★ 何と、あっけないほどに…。
   「こうなったら、ホテルのフロントに頼んで、TCを現金に両替してもらうしかないね」
    「してくれるかな? してくれなかったらどうなっちゃうの?」

    意を決して、荷物をまとめ、フロントに行きました。そして…。
    「スミマセン。トロントクウコウ マデ イキタイノデスガ、ゲンキンガ ナイノデ…
     コノTCヲ リョウガイシテ…」
    と言いかけたところ、フロントのおばちゃんが、
    「OK! アノ バスニ ノリナサイ! クウコウマデ オクルヨ!」
   
    何と、ホテルから、空港行きのシャトルバスが出ていたのだ。しかも無料!

    …あっけないほど、全てが解決してしまいました。
    夕べの努力は何だったんだろう…。(T_T)

 ★ 現金がなくっちゃだめだ!
  → 夕べの教訓…ある程度現金を持っていないと困ってしまう ということで、
    TCを両替しておくことにしました。ちょうど、朝食の時間です。
    空港のカフェテリアで、朝食をとることにしました。
    バイキング形式のカフェでした。二人分の朝食を選んで、100$のTCを出しました。
    すると、レジのおじさんが、怪しげな目で、そのTCを見ています。
    たかが朝食程度で、100$のTCを使う観光客はいないのでしょうか。(;¬_¬) ぁ ゃι ぃ
    ライトに透かして見たり、唾をつけて、印刷面をこすったりしています。
    本物のTCかどうかを調べているのですね。 ヤレヤレ ┐(´ー`)┌ マイッタネ
    なんとか、90$ぐらいの現金が、おつりで手に入りました。これでしばらく安心です。

    日本だと、朝食にケロッグなどのシリアルを食べるのは、子どもぐらいだと思っていたのですが、
    ひげ面のビジネスマンが、コーンフレークにミルクをかけて食べている姿を見ました。
    う〜ん、ある意味で感動しましたね。(~_~;)
    
    そして、7:30。トロントを後にして、ハリファックスに向かいました。


 ★ 「飛行機を止めたわ。走りなさい!」
  → 10:30、ハリファックスに到着しました。
    この後は、11:20発のPEI行きの飛行機に乗り換えです。
    少し時間があったので、スーツケースが出てくるベルトのあたりで休憩していました。
    
    「ねえ、飛行機の乗り換えだから、スーツケースはそのまま積み替えてくれるのよね」
    「うん、そのはずだよ」
    「…でも、あれって、わたしたちのスーツケースじゃない?」
    「ま〜さか。積み替えなんだから、ここに出てくるはずないよ…って、出てきてるぞ、おい!?」
    「これって、どういうこと?」
    「え〜? わかんない」

    でも、実際、スーツケースが出てきてしまっているのだ。(~_~;)
    つけられている宛先札は、確かにPEIのシャーロットタウンになっているよ。
    本来、ここハリファックスで出てくるはずがないのに…!
    でも出てきてしまったのだから、しょうがありません。とりあえず、スーツケースを持って、
    うろうろしていました。(~_~;)
    
    そこに、黒人のスチュワーデスさんがやってきました。
    おいらたちは、飛行機のチケットを見せ、事情を話しました。
    「トリアエズ、スーツケースヲ モッテ、チェックインノ カウンターニ イキナサイ!」
    
    おいらたちは、言われたとおりに、カウンターに行って、チケットを見せ、スーツケースが
    出てきてしまったことを告げました。
    カウンターの女性は、急にびっくりした顔になり、あわててどこかに電話をしていました。
    
    「イマ、ヒコウキヲ トメタワ! イソイデ! カッソウロマデ ハシルワヨ!」
    「何それ〜〜!\(◎o◎)/」 
 
    いやあ、走りましたね。何しろ、先導する女性がけっこう真剣に走るので、スーツケースを引きずり
    ながらも、滑走路めざして走りました。
    目指すカナディアン航空CP1407便は、すでにタラップも外され、まさに滑走路に移動し始めて
    いたところでした。
    「おいおい、プロペラ、回ってるよ〜〜!\(◎o◎)/」 
    
    「Have a nice trip!」
    手を振る女性に、「アリガトウ!」と叫び、飛行機目指して滑走路を走りました。
    ほぼ同時に、タラップの車が再びやってきて、タラップをつけてくれました。
    もう荷物室もしまっていますから、スーツケースも、そのまま機内に持ち込んでしまうことに
    なりました。
    「Welcome!」
    CP1407便のスチュワーデスさんが、にこやかに迎えてくれました。( ^_^)/□☆□\(^_^ )
 
   
  「夢に見た赤い土だ!」赤いPEIの土が、青い海にとけ込んでいる姿が印象的でした。
    12時頃、ついに、ついにPEIに第一歩を踏み出したのです。o(^-^)o