まるで、あらかじめレールが轢かれている物語のように、遠いエンディングに 向かって、日々の生活が流れていた日。 いつもの風景。いつもの生活。いつもの会話。いつもの人々。 (もう夢をみることなんて、ないだろう…)と思っていたそんな時、あなたは、 新しい心に出逢った。新しい光が見えた。 そして、その出逢いを、まるで予定されていたものと勘違いしてしまったね。 いつの間にか、もっと大切にしなければいけないものまで、見えなくなって しまっていた。 やがて間違いに気がついても、もう後に戻れなくなって、無理に戻ろうと すればするほど、深い迷い道に入り込んでしまう。 その迷いを振り払おうとして、再び新しい迷宮に足を踏み込んでしまった…。 自分が誰かに必要とされていることを感じることって、確かにすてきなこと。 自分を必要としてくれる人のためなら、たとえおかしいなと感じたことでさえ、 つい無理をしてしまおうとする。それが自分の喜びだから。 でも、無理したことは、いつか自分に返ってくるんだよね。 夢が夢であるうちはいい。夢が現実に飲まれたら、とても悲しい。 |