衝撃的な言葉で始まる曲である。 「友情」という言葉は、「愛情」と対になって、よく使われる。 「あの娘、一緒に遊ぶには楽しいんだけど、愛情は持てないなあ」 「彼、友だちとしてはいいんだけど、恋人としては、ちょっちね…」 こんな会話を聴くと、友情の方が愛情よりも格が下のような印象を受けるが、どちらも同格だ。 「友情」から「愛情」に変わることがある。逆に、「愛情」が「友情」に変わることもある。 もともと「友情」=「愛情」…表裏一体のものなのではないだろうか? ひとつの恋が破局を迎えたとき、あなたはどんなことを考え、行動するか? 自分に非があるときは、まだあきらめがつく。 でも、もしも相手から一方的に別離を告げられたとしたら…。 その時、自分の中に、相手の不幸を願う感情がわいてくることはないだろうか? それとも、その感情を抑えきることができるだろうか? わたしには自信がない。 もう誰とも関わり合いたくないと思う気持ちとうらはらに、それでもどこかに、 自分を観ていてくれる人を捜す。人は、そんなことをくり返しながら、生きていくみたいだ。 |