信じられない頃に

出逢いというのは、不思議なもの。
最初は、ほんの小さな偶然だった。
しだいに、お互いに、その偶然を必然に換えていった。
毎日言葉を交わすようになっていくふたり。
出逢うべくした相手と出逢えたことって、うれしいものだ。

二人でいれば、多少の不幸は、乗り越えられる。
お互いの努力で、乗り越えられるものだ。
ふたりの気持ちにすれ違いがなければ…。

お互いを成長させる、かけがえのない相手と出逢える時が必ずある。
それは必ずわかるもの。その出逢いは、最後まで大切にして欲しい。



【『私の声が聞こえますか』ほかに収録】

(初稿 2000.05.07)



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