好きでよく聴く歌がある。その歌をうれしい・楽しい気分の時に聴くのと、 つらい・悲しい気分の時に聴くのでは、同じ歌でも、心が受け取る印象は違う。 それは、歌が直接心の深いところに作用するものだから。 基本的に、歌は、自分の心が素直に受け取るように、聴けばいいと思う。 でも、心が弱くなっている時に聴いた歌は、いつまでも頭の中を流れていることがある。 砂上の楼閣ということばがあるが、不安定な心が受け取った歌は、 やはり不安定なまま、心の中をぐるぐる回るのだ。 眠りに落ちた夢の中では、人の心は解放される。 眠りの世界では、うそをつくことができない。 夢は、楽しい夢を見ることが多いが、時にはつらい夢をみることがある。 誰だって、つらい夢をみるのはいやなものだ。 |